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その夜の侍

今日のレンタルDVDは
その夜の侍
2012年 1:59 7.21Mb/s 192bps(DD 2ch)

ブログ DE ロードショー」にお誘い頂いた作品。
どう考えても「ミロクローゼ」は合わなそうだったのでこちらをチョイス。
ひき逃げ事件の犯人役として山田孝之が出演。

内容はひき逃げで最愛の妻を失い復讐を誓う男(堺雅人)と、
非道な犯人(山田孝之)の生き様を描く。


この手の単館ミニシアター系の邦画。
昔は良く観ていましたけど、最近はもうダメ。
中には掘り出し物的な印象に残る作品もあるけど、
どうもこの手の映画サークル研究会から舞台演劇上がりのノリで作られた、
いかにも映画に拘り持ってます感ある、雰囲気だけの邦画。
正直、苦手です。
なんか監督自身のエゴや思想を一方的に押し付けてくる感じ。
観客側の事なんてまるで考えてなくて、
”分る人にだけ分かる”みたいなしょうも無いプライド感。
そんな玄人好み、通好みの独りよがりの映画ばかり作ってるから、
邦画はオワコンって言われちゃうんだよね。
今年の邦画の興行収入ランキングの1~12位まで、
アニメと、アニメ・漫画を原作とした実写映画ばかりで独占されちゃってまぁ。

そんな事は置いておいて、本作の感想。
ストーリー的には有り勝ちな被害者と加害者、
互いの人間性や生き方のすれ違い。
事故を起こしていなかったら、決して交わる事がなかった平凡な日常。
たとえ事故をキッカケに交差しても、そこに意味は無く別々の人生を歩むだけ。
みたいな感じだろうか。
行間を読まないと分かり難い描写のラストだけど、まぁこんなもんだろう。


不満はそれ以外の、内々向きな邦画特有の雰囲気()で撮りました的なヤツ。
下手に間をとりすぎて体感時間が倍以上に感じる。
脚本に無駄が多く、
編集で上映時間半分に減らしても云いたい事は伝わるんじゃないのか??
演技も演技していません演技くさいし、あざとい演出もやや鼻につく。
落ち着き無く揺れるカメラワークや、
ボソボソ喋ってたと思ったら急に早口で怒鳴り出す演者。
とにかく内容うんぬん以前に、映画として見易さが無い。

どうでもいい話だけど、
一箇所だけどうしても理解出来ないシーンがあった。
それはあのプリンの話だ。
奥さんは何故、
”プリンを返品しようとしていたのだろうか”
という素朴な疑問。
そして執拗なまでに、
「絶対っ食べちゃダメだかんね!?絶対っ食べちゃダメだかんね?!」
と二度も繰り返して言う。
食べたら死んじゃうからね!とまで言っている。
何故だろうか。
夫には糖尿っ気があるらしいから、本来なら甘いもの禁止~という意味なのだろうが、
じゃぁなぜ買ってきたし!
いや、夫が隠れて買って来たのなら、
道中に食ってしまえばバレずに済むだろうし、
わざわざ自宅に帰って食べる必要は無い。
(ゴミもそのまま捨ててるし)
そこで私はある一つの仮説を考えてみた。
まずは下記の画像をよくご覧下さい。
その夜の侍
手のひらにあるプリンの色にご注目。
大変気色悪い色をしているのではないか。
そう!このプリン、
実は賞味期限切れの腐ったプリンなのではなかろうか!
だから奥さんは返品してこようとしていたのだ。
夫が隠れて食べたら死んじゃう、それは糖尿以前に、プリンが腐っているから。
そう考えればラストでプリンを食べずに弄ぶシーンも、
あぁこのプリンは賞味期限が切れてスタッフすら美味しく頂けなかったんだろうなぁと。
きっと大量に箱買いしたプリンがあって、
暑い夏場に、とっくに賞味期限も切れたプリンを隠れて食べてしまう夫の身を案じて・・・
ラストのプリンは5年も前のプリン。
だけど妻との思い出のプリン。
さすがに食べることは憚れたものの、体全身を使って思い出のプリンを味わいたかったんだろう。
きっとそうなんだ・・・

画質は悪い。
古臭いフィルム画質。
解像度も低く、全体的に薄暗い映像。
暗部はベタ潰れ。
なにより発色が悪過ぎて人肌の血色が悪く見える。
 (プリンもねw)
いまどきスマホで撮っても綺麗に映ると言うのに。
昔ながらのフィルムの味わいある映像を否定するつもりはないけど、
もう少し光量不足を補えなかったものか。


音質も悪い。
ドルデジ2chステレオ。
邦画特有のボソボソしゃべりに加え、抜けの悪い音質。
音が団子状になって台詞が聞き取り難いったりゃありゃしない。

作品自体は言うほど悪くは無いと思う。
間延び感だけはどうしようもないけど、
一つの事故をキッカケに、
被害者と加害者の平凡だった他愛も無い日常を見直す話としては、
まぁそれなりに伝わってくることもなくもなくもない。
これよりクソな映画なんて、邦画だけでなく洋画・アニメでも腐るほどある。
別に本作を貶したい訳ではないのだが、
内向的な邦画業界を垣間見れてしまうというか。
第17回新藤兼人賞、第37回報知映画賞、第34回ヨコハマ映画祭、
第86回キネマ旬報ベスト・テン、第67回日本放送映画藝術大賞。
これら全て受賞しているものの、
たぶん興行収入的には赤字だったんではなかろうか。
(ソースは見当たらなかったけど、キャストの出演料を考えると・・・)

最近、「君の名は。」の大ヒットブームを巻き起こしている一方で、
映画業界関係者、映画評論家、放送業界関係者等々による、
負け犬の遠吠え否定的な意見がチラチラと目に付く。
皆一様に口を揃えて「良い映画ほど、観客が入らない」と嘆く。
いや、そうじゃないだろう。
少なくとも”良い映画を作ろう”とする努力義務を怠っていると思う。
それはアナタ、怠惰デスね~、あぁ、脳が震える!

感想なんて人それぞれ。
好みも千差万別。
だから何が良い映画で、何が悪い映画かなんて人によって違う。
けど、それを制作人側が決めてしまうのはどうなの?って。
それこそ観客が決めるべきものであって、
一方的な独りよがりの映画は、どうぞ仲間内で勝手にやっていて下さい。


      



テーマ:邦画 - ジャンル:映画

2016.12.18 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)ジャージー・ボーイズ

本日のレンタルBlu-rayは
ジャージー・ボーイズ
2014年 2:14 20~30Mb/s(AVC) 3.3~4.7Mbps(DTS-HD MasterAudio 5.1ch)

音楽祭の2本目。
音楽モノに外れなし。
クリント・イーストウッド監督に外れなし。
こりゃ勝ったな!ガハハ!

内容はニュージャージーで最も貧しい地区に生まれ、
歌声とハーモニーを武器にスターダムに駆け上がった4人の若者の栄光と挫折。
1960年代にザ・ビートルズと並ぶほどの人気を誇ったアメリカのポップスグループ、
ザ・フォー・シーズンズの光と影を数々の名曲と共に映し出す。
ブロードウェイの大ヒットミュージカルを映画化。


まずザ・フォー・シーズンズを全く知らなかったし、
元々がミュージカル作品で、その映画化という事も知らなかった。
いきなりカメラに向って話しはじめだして、
「うわぁ、こりゃ外れか!?」と思ったが、
ミュージカル舞台の演出をなぞったものならそれも納得。
かと言って脈絡もなく歌い始めるようなミュージカル映画ではなく、
イーストウッドらしい雰囲気を随所に感じた、
人間模様をややドライに、時にウェットに紡いだ伝記物。

殆ど洋楽を聴いて来なかったせいもあり、
ましてやオールドミュージックになんて興味も無い私でしたが、
いやぁ~、素晴らしかった。
ザ・フォー・シーズンズのメインボーカル、フランキー・ヴァリ。
天から与えられた奇跡の歌声だとか何とか言われていたけど(劇中で)
ナヨッとした腰高裏声で、
「えっ!?こんな変な裏声が!????」という印象だった。
しかし話が進むにつれ、次第に彼の歌声に魅了されてしまっていた。
そして最大の見せ場となるシーン。
CMや多くのアーティストによるカバーによって、誰でも一度は耳にした事があるであろう、
君の瞳に恋してる(can't take my eyes off you)
この楽曲の背景が描かれる物語的にも、
そして多くの人が聴き馴染みの音楽的にも最高潮で魅せる歌声。
いやぁ~参った、すごく感動しちゃった。


これまた後々になって知ったことだが、
ボーカルのフランキー・ヴァリの歌声。
本人はまだ生きていますが、とうぜん代役となるわけで、
この特徴的な歌声をどう演出したのか。
被せやアテレコは一切使わず、役者本人の歌声だそうで。
元々のミュージカルで演じていた本人をそのままキャスティングしたらしく、
もうこれ以上ないほどの説得力がそこにありました。

画質はまずまず。
色数を減らした落ち着いた色彩・画調。
解像度感はそこそそ感じられるが、精細感度は割りと甘め。
物足りなさというほどじゃないが、
もう少しキリッとした画質が欲しい気もする。


音質は良好。
先日のDTS-HD 96kHzアップサンプリングを聴いた後でも確実に言える。
こっちの方が音が良い!
聴き始めからしてF/Dレンジ幅が違うのが分る。
決して厚みのある音響では無いのだが、
細かい音まできちんと描きわけられたクリアな音響。
線はやや細身ながらも、空間が寂しく感じる事が無いのは、
左右前後に正確に音は定位するからだろう。
あえて言うなら、
マエストロではホールの残響音も含めた空間表現なのに対し、
こちらは音一つ一つの音像定位によって作り上げる音場表現だろうか。
またマエストロや邦画全般に比べ大きく違うのは、やはり低音だろう。
決して本作が低音豊かではないにも拘らず、
バスドラの倍音まで聞き分けられるくらい、歪みなくしっかりとした低音がある。

ミュージカル舞台の映画化であって、
音楽伝記物でもあって、
そしてなによりイーストウッド映画である。
役者本人たちによる歌声・ハーモニーは素晴らしく、
フォー・シーズンズやフランキー・ヴァリを知らずとも、
物語にぐっと惹き込まれてしまうだろうし、
イーストウッド監督らしい緊張感を持たせつつ淡々と紡ぎ上げてく物語は、
舞台と映画、音楽と人生観の距離感?バランス感?が程よくあり、
クライマックスにはそれなりの高揚感を与えてくれる。
イーストウッド監督ファンは勿論、
フォー・シーズンズのファンには間違いなくお勧め出来るであろうし、
ミュージカルが苦手、フォーシーズンズを知らなくても、
十分に楽しめる映画になっていると思う。


      



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2016.11.12 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN

今更ながら賛否両論、いや否ばかりだったような・・・の、
人気漫画原作の実写映画化「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」(前編)、
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」(後編)を、
通して観て見た。

うん、既に否論多数の通りでした。
少しはマシなのかと淡い期待もあったのだが、
予想以上に酷い出来w

まず原作改変についての議論はこの際どうでもいい。
「メディアの違いを理解しろ。」
どうせ原作が~とか言ってるヤツに限って、
アニメしか知らないパティーンだしw
そもそも実写化する時点で改変だろうし、向き不向きもある。
それはそれ、これはこれとして楽しめればそれで良いのである。

なので、原作どうこう言うつもりは全く無い。
むしろ映画としての終末パニックホラー的な世界観を楽しみにしていた。
が、これが最悪だったわ。

巨人たちにいつ出くわすか分らない状況の中、
べちゃくちゃ喋りまくったり、カップルがイチャイチャし始めたり、
ドヤ顔でNTR展開してみたり。
人類の命運を担った死と隣り合わせのミッションにも関わらず、
危機感なさ過ぎ!!
この時点で巨人に対する恐怖感は薄れ、
完全に倒され役のモンスターか何かにしか見えなくなってしまう。

また本作のうりである立体機動装置。
ショボいワイヤーアクション風のCGとかどうでもいいけど、
不発弾のくだりで近未来の時代設定が確定しちゃったもんだから、
立体機動装置だけが唯一の巨人に対抗できる手段(武器)と言われても説得力がない。
もっと中世ヨーロッパ的な時代設定のファンタジーだと思っていたのに。
技術統制されていると言われても、
行き付く先がソレ(立体機動装置)かよ・・・

なもんで、近未来で巨人化へ変身で大バトルとか、
もう子供だましの怪獣映画。
でも人体損壊とか血飛沫とかグロ映像多めで、
いったいどの客層に向けて作ってるんだか・・・。

他にもツッコミ所多過ぎて書ききれないけど、
とりあえずここまで酷い実写映画も珍しく無くはないけどw
それにしたって酷すぎるw

ぶっちゃけ、原作どうこう、実写映画化どうこう以前に、
映画としてどうしようもなくツマラン。

あと音響もショボかった・・
口パクと音声が合っていないとか最悪のレベル。


   



テーマ:邦画 - ジャンル:映画

2016.09.27 | Comments(4) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)セッション

本日のレンタルBlu-rayは
セッション(初見)
2014年 1:47 20~28Mb/s(AVC) 4.2~6.0Mbps(DTS-HD MasterAudio 5.1ch 96kHzアップサンプリング)

監督が自身の体験をもとに、
ジャズドラムを学ぶ青年と、彼にスパルタ指導を行なう教師の姿を描いた映画。
アカデミー賞5部門にノミネート、助演男優賞、録音賞、編集賞を受賞した。
それ以上に評論家や映画ファンの評価が高く、方々で絶賛されていた本作。
「ラスト10分間の衝撃」とか言われると期待しちゃいます。

内容は名門音楽大学に入学したニーマン(マイルズ・テラー)は、
フレッチャー(J・K・シモンズ)のバンドにスカウトされる。
ここで成功すれば偉大な音楽家になるという野心は叶ったも同然。
だが待ち受けていたのは、天才を生み出すことに取りつかれたフレッチャーの、
常人には理解できない“完璧”を求める狂気のレッスンだった…。


のっけから凄まじい緊張感と不穏さで幕を開ける。
熱血スポ魂音楽モノなんて生易しいものではなく、
狂気染みた師弟関係をスリリング
に展開していく。
シゴキに耐え、互いの絆が深まり、努力が実を結ぶ?
いやいや、その真逆だよ、
浴びせられる数々の罵声、仕掛けられる様々な罠。
理不尽な苦痛と気迫に満ちた対立。
そこに世間の常識や倫理観すら及ばぬ、妄執に囚われた音楽。
もはや恐怖感すら覚えるほどだ。
ジャズの事はさっぱり分らないけど、
ラストはただ呆然と見つめる事しか出来ませんでした。


この手のスパルタ教育に異論を唱える人も多いだろうし、
許せないと人にとってはまるで受け付けない内容かも。

そういえば先日、
某バイオリニストが、
「決まった時間にしか遊んではいけないという約束を守らなかった息子に腹を立て、
 ゲーム機をバキバキ真っ二つに折ってやった」という事件が話題に。
これに対して更に某世界的に有名なバイオリニストが、
「ゲーム機を壊す事の良否は結構、
 でもそれだけで彼女の人格をとやかく言う事は間違ってます、
 あんなに純粋で美しい音色を奏でられる人に悪い人はいるわけがないから」
と火に油を注いだ。
まさに”人格と音楽クオリティは関係ない”ことの証明となってしまったわけだ・・・

画質は良好。
デジタル撮影ながら物凄くフィルムライクな画調。
解像度は高めだが、柔らかめな質感をしており艶っぽさを感じる。
色温度はやや高めでコントラストを効かせた、
ホラー映画に良くありそうな色合いかも。


音質はすこぶる良好なのだが・・・
DTS-HD MA 96kHzアップサンプリング!
音量は-6db、シネマDSPはドラマを選択。
とにかくノイズ感の無い、透明度の高い音質。
どこまでも底無しにボリュームを上げられてしまう。
ジャズの心得は無いものの、
楽器の僅かなニュアンスまで克明に聴こえてきそう。
ただ情熱的な音楽とか躍動感より、
分析的なクールな音調なので、かなり環境に依存しそう。
かくいううちの環境でもそれなりに良く鳴ってくれるものの、
まだまだこんなもんじゃないだろと思ってしまう。

狂気のドラムレッスン。
ジャズドラムを通した音楽映画でありながら、
狂気染みた師弟関係をスリリングに描いた人間ドラマ。
スパルタ教育に対する異論や、
また「こんの全然ジャズじゃねーよ」というジャズ警察が騒ぎ立てそうですがw
良くも悪くも映画的な作品であり、
結末までもが映画的な幕切れに呆然とするであろう。
賛否ありの内容だが、
狂気の鬼教師を演じたJ・K・シモンズは必見かも。

      



テーマ:アカデミー賞 - ジャンル:映画

2016.03.03 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)ジュラシック・ワールド

本日のBlu-rayは
ジュラシック・ワールド(初見)
2015年 2:05 22~30Mb/s(AVC) 5.3~6.9Mbps(DTS-HD MasterAudio 7.1ch)

ようやく観る事が出来ました。
レンタルではなくセル(2D)で。
アニメ以外でBD買うの久しぶり。
3Dと迷ったけど、クロストークがどうしても嫌なので無難に2D版を。

感想は、
言いたい事が山ほどあるけど、
それは置いておいてもやっぱ最高だ!

内容はイスラ・ヌブラル島で起こった「ジュラシック・パーク」の惨劇から22年後、
ジョン・ハモンドが夢見たテーマパークジュラシック・ワールドを実現させ、
今や世界中から毎日二万人の旅行者が訪れる人気の観光施設として成功を収めていた。
その一方で遺伝子操作によって新種のハイブリッド恐竜を誕生させていた……。

シリーズ4作目でありながら、
どうやら2作目3作目を無かった事にして、1作目の続きからリブートした内容らしい。
そりゃ2作目であれほどの大惨事を起こし、3作目で政府の監視下に置かれちゃ、
パーク建設どころの話じゃないわなw
なんならゼロからリブートしても良いくらいだし。


それはさて置き、
1作目に引き続き”生命倫理や生命の進化”がテーマの本作ではなんと、
遺伝子操作によって新種のハイブリッド恐竜が出てくる。
これについては後述するとして、
もう一つ、ヴェロキラプトルの調教だ。
これが意外にも胸熱くさせてくれた。
ラプトルと言えば1作目で獰猛・狡猾さを描き、2作目でハンター、
3作目でコミュニケーション能力まで身につけた、
ある意味ジュラシックパークシリーズの裏主人公な恐竜だ。
今となっては物言わぬ化石動物だからこそ、
知能の発達していたであろうラプトルと人間の関係性が築けていたかもしれない。
ヘビやトカゲ、鳥なども調教出来るんだから、
恐竜を調教出来てもおかしくない、むしろ見て(して)みたかった!
ただのロマン(夢物語)で終わらない一歩先に踏み込んだ願望というか希望?
もう後半の展開は嬉し過ぎて鼻血が出そうになったw


でもって新種のハイブリッド恐竜ですが、
DNA操作しまくりで、
とにかくデッカく、どう猛さも加えて、
カッコいい角や爪を生やして、なんなら翼も付けちゃおうか?
もはやそんなものは恐竜でもなんでもない、ただの怪獣です!
3作目で既に史上最大級の肉食恐竜スピノサウルスを出しちゃってるから、
それ以上の恐竜は存在していないわけで、
シリーズの根幹を揺るがしかねない、
ギリギリのラインを攻めた結果がハイブリッド恐竜。
う~ん、賛否ありそうだが、
これやっちゃうと何でもアリになっちゃうよね。
一歩間違えば「シャークトパス」みたいなトンデモ生物になり兼ねない…
ここまでではないにしろ、
ジュラシックワールドでも最終的に、
恐竜王者決定戦!になっちゃってるw

恐竜の魅せ場は、
最新VFX技術だけあって文句ない迫力・リアルさだ。
ただ物語の方はツッコミ所も多く、物語の前半部(前振りパート)も冗長気味。
前作であれだけの惨事を起こしておきながら危機管理が東電並のザルさ。
まーた一つの人的ミスでパーク全滅の危機とか、
ホイホイと恐竜の檻を開けるわ、
ろくな装備も持たずに恐竜と対峙するわ…。
遺伝子研究やら軍事利用やら散々引っ張った割りに投げっ放し。
 (もしかして5作目をやる為の伏線なのか??)
人気の恐竜による恐竜合戦は良しとしても、
ハイブリッドの方は高性能・高知能設定すっかり忘れてガチンコ対決しちゃってるし。
なんだかいろいろ詰め込んだ割にとっ散らかったまま。


だがしかーし!
お粗末な脚本を差し引いても余りある恐竜の魅力!
これに尽きる。
たぶん1作目をリスペクトしている人は呆れ果てる内容。
むしろ2作目や3作目が好きならきっと楽しめるだろう。
ちなみに私の好みは、2作目>4作目>1作目3作目の順です。

画質はすこぶる良好。
ちょっと気になったのが2:1の特殊なアスペクト比。
 (通常のビスタサイズは1.85:1)
なので上下に僅かに黒帯が入るレターボックス仕様。
IMAX(1.9:1)に近い形で作られたんだとかなんとか。
せっかくなら画面いっぱいいっぱいで楽しみたかったんだけど。
画質の方は文句なしの目も眩むような解像度感。
35mmと65mmの混在フィルム撮影らしく、
バラつきはあるものの、グレインは丁寧に処理され細部までクッキリ。
とにかく発色が豊かで力強さと透明感を併せ持った鮮やかさ。
またコントラスト感も非常に高く、
暗いシーンでも一切の見難さは無く見通しの良い暗部の諧調。


音質も良好。
流行のドルビーアトモスではなくDTS-HD MA 7.1ch。
音量は-7dbでシネマDSPはサイファイを選択。
劇場型の音響ではなく、DTSらしいS/N比の効いたダイナミックな音響。
サラウンド感も良好で、
音場空間も広く辺りに散りばめられた効果音やスピーディな移動音など、
効果的なサラウンドメイクがなされている。
特に後方からの情報量が多いので、サラウンドバックは相当活躍しそうかも。

シリーズ4作目にして1作目からのリブート作品。
お目当ての最新VFXを使った恐竜の映像は文句なく絶品。
ただ脚本は粗も多く、人間ドラマも淡白な印象は拭えない。
何を求めるかによって賛否両論ありそうだが、
やはり太古のロマンである恐竜が大画面で活躍すれば、
それだけで胸熱く心躍るってもんよ。
序盤は色々詰め込み過ぎてモタついており、
シンプルに1時間半くらいに収めておくべきだったかも。
もしくはトランスフォーマーのように2時間ずっと恐竜出ずっぱり。
それならストーリーの文句も忘れて恐竜に魅入っていただろうし。
新種のハイブリッド恐竜だが、これ以上のやり過ぎ禁物。
今回はまぁ14年ぶりに恐竜が帰ってきたことですし、
許して差し上げても良いんじゃないでしょうかw
久しぶりに2回連続で観ちゃったよん♪


      



テーマ:特撮・SF・ファンタジー映画 - ジャンル:映画

2016.02.28 | Comments(4) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)ジャックと天空の巨人

本日のレンタルBlu-rayは
ジャックと天空の巨人(初見)
2013年 1:54 20~28Mb/s(AVC) 4.2~5.2Mbps(DTS-HD MasterAudio 5.1ch)

真冬のファンタジー企画3本目は「ジャックと豆の木」を基にした実写映画版。
こうしてみるとまんま進撃の巨人だったw
あとワンピースの空島編とかもここから着想を得てるんじゃないかな。

内容は「ジャックと豆の木」をモチーフに描くファンタジーアドベンチャー。
殆ど童話の内容を覚えていないけど、
かなりアレンジされているっぽいので知らなくても問題ないかも。
天空まで延びた豆の木を登った先には巨人達が居た、って感じ。


巨人の見た目はおぞましいものの、
アドベンチャー要素が強いので、どちらかと言えばファミリー向け。
また人間を捕食するシーンもあるが、
直接的な描写はカットされているので子供でもギリ大丈夫そう。
冒険あり、恋愛あり、迫力のバトルありと、
エンタメ作品に徹したテンポの良い出来。


ただそれだけに新鮮味は薄く、大の大人が観るには少々物足りない。
たぶん巨人と最初に出くわすシーンがピークだろう。
”100人の巨人 vs 300人の人間たち”
なんて宣伝謳い文句も、
蓋を開けてみれば巨人と綱引きで終了。
ややスケール感が足らない。

画質はすこぶる良好。
デジタルHD画質なので高精細・高解像度感は抜群。
明るく鮮明に描き出される巨人に「キモッ」と思うだろうw


音質もすこぶる良好。
アクション作品なので音量は-12db、シネマDSPはサイファイを選択。
かなり低音が効いた音響で、巨人の動きにずしりと重みを感じる。
また面白い事に人間界での効果音は音像が細かく小さいのに対し、
巨人界では一つ一つの音像が大きく感じる事。
極端に言えば、
人間なら一つスピーカーで幾つもの音を出すけど、
巨人は複数のスピーカーから一つの音を出すイメージだろうか。
デカい音の塊みたいなのが移動するような。
この対比が非常に面白く、
サラウンドでこういった描き分けされるとニンマリしてしまうw

「ジャックと豆の木」を基にしたファンタジーアドベンチャー。
オーソドックスな内容なので過度な期待は望めないものの、
テンポ良くエンタメ展開するので、それなりには楽しめる。
作風的にも冒険活劇なので、どちらかと言えばファミリー向け。
進撃の巨人を思わせるようなシーンもありつつ、
(3D)映像とサラウンド音響の目と耳の肥やしにでも。

ただラストの現代シーンはいらんかっただろう・・・
「今でも天空には巨人がいるかも~」的な終わり方なんだろうけど、
現代の航空技術を考えれば興醒め以外のなにものでもない。
そういった夢を与えるって意味でも子供向けなのかな。


     



テーマ:Blu-ray Disc - ジャンル:映画

2016.02.21 | Comments(4) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)シンデレラ

本日のレンタルBlu-rayは
シンデレラ」(初見)
2015年 1:45 26~32Mb/s(AVC) 4.2~6.5Mbps(DTS-HD MasterAudio 7.1ch)

真冬のファンタジー企画2本目は、”灰かぶり娘”ことシンデレラのの実写映画版。
もう見た目も中身もまさにディズニーお姫様映画

内容は古くから人々に親しまれている「シンデレラ」のラブストーリー。
昨今の独自の解釈やアレンジを加えたダークファンタジーではなく、
直球ど真ん中の王道ラブストーリー。
多少の肉付けもあるものの、
原作のシンデレラをほぼそのまま丁寧に実写化した感じ。


てっきり何か仕掛けてくるんじゃないかと思っていたが、
ホントに何も無く”まんまシンデレラ”でした。
う~ん、ここまで忠実に描いて意味あるの?
 ・王子様だかお姫様が森で偶然出くわす。
 ・なぜかその時は身分を明かさない。
 ・でも既に一目ぼれ。
 ・意地悪な魔女だか継母だかに邪魔される。
 ・それを乗り越え真実の愛のキッスでハッピーエンド。
~~ここまでがテンプレ~~
えぇ成功物語つーか、玉の輿。
しかもシンデレラは魔法使ってのチーターやんw
こんなんでトキメいちゃうん?胸キュンキュンさせちゃうん?


まぁ冗談はさて置き、
予定調和すぎる展開に少々飽きはくるものの、
原作を忠実に再現したという意味では上々の出来ではなかろうか。
シンデレラ役にはもう少し華があっても良い気もするが、
まぁ成功物語なので、これくらいが共感得やすいのかな。
継母役のケイト・ブランシェットはズルイですねw

画質はまずまず。
柔らかな粒子感のあるフィルムライクな映像。
その為か、やや精細感度に欠ける印象。
また往年の映画を意識したような中間色が強い画作りなので、
全体的にメリハリが無いように見えるかも。


音質は良好。
基本ドラマ仕立ての作品なので、
セリフを中心に劇伴で盛り上げる音響設計。
なのでサラウンドも割りと控えめで、
どちらかというとフロント方向への奥行きがメイン。
派手さは無いものの、
一つ一つの音や音楽はクリアで厚みもそこそこ感じられる。

誰もが知っている「シンデレラ」の話をそのまま忠実に再現。
そこに独自の解釈やアレンジを挟む隙は一切無く、
王道のラブロマンス、シンデレラ・ストーリー。
どうでも良いが、
12時を過ぎ魔法が解け、かぼちゃやネズミ達は元に戻ったけど、
”どうしてガラスの靴だけ魔法が解けなかったの?”
このシンデレラ最大の謎を、継母を主人公したダークファンタジーで!


     



テーマ:ディズニー映画 - ジャンル:映画

2016.02.18 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)ゼロ・ダーク・サーティ

本日のレンタルBlu-rayは
ゼロ・ダーク・サーティ」(初見)
2012年 2:38 20~38Mb/s(AVC) 2.4~3.4Mbps(DTS-HD MasterAudio 5.1ch)

CIA全面協力の下、
911全米同時多発テロの首謀者にしてテロ組織アルカイダの指導者、
ビンラディン暗殺の真実に迫る衝撃の実話。
監督は「ハート・ロッカー」でアカデミー賞を獲ったキャスリン・ビグロー。
本作では音響編集賞で受賞。

内容は若きCIA女性分析官マヤ(ジェシカ・チャスティン)
狂気にも似た執念でビンラディンを追跡し、
ついに彼が身を隠している場所を特定することに成功するが……。


ハート・ロッカー」同様に派手なドンパチは無く、
死の恐怖に晒される任務、上層部との軋轢、
上手くいかない追跡に憔悴しつつ孤高のヒロインの闘いを描く。
過剰な演出を控えて、淡々とストーリー展開する、
リアリティを重視した生々しいまでの、今時のノンフィクション戦争映画。
よって、ビンラディン暗殺の真偽も含め、
プロパガンダ作品
なのは言うまでも無いだろう。


全編を通して漂う重苦しいまでの緊張感は「ハート・ロッカー」同様。
特に後半のアジト襲撃シーンの張り詰めた緊迫感。
たとえ結末が分っていても息を呑んで見入ってしまう。

画質は良好。
非常に透明感の高いクリアな画質。
発色もナチュラルで隅々まで見通しの良い映像。
ただ後半の夜間シーンが難関ポイント。
暗部に強いD-ILAプロジェクターですら黒潰れ・黒浮きしてしまう。
下手な環境だと画面真っ暗で何やってるか分からない・・・なんて事も?


音質も良好。
こちらも非常にノイズ感の少ないクリアな音質。
派手さや重厚さはあまり感じさせないものの、
細かな音が摘み上がって出来る音場空間はリアルそのもので、
現場に居合わせているような感覚に陥ることしばしば。

ビンラディン暗殺の真実に迫る衝撃の実話。
暗殺の是非・真偽も含めプロパガンダ真っ黒。
テロの脅威や組織の政治的圧力。
全編を通したひりつく様な緊張感は、
リアル志向の今時のノンフィクション戦争映画。
ただドラマ性やエンタメ性は低いので、何を期待してみるか・・・。

しっかしまぁ、日本と違ってアメリカ映画は、
この手の実際に起きた事件や事故等、
まだ記憶に新しい時事ネタを瞬く間に映画化するなぁ。
フットワークが軽いというか、恐れ知らずというか。

ちなみにタイトルの「ゼロ・ダーク・サーティ」(Zero Dark Thirty)とは、
軍事用語で午前0時30分を指し、暗殺作戦決行の時刻である。
作戦名は「Operation Neptune Spear(海神の槍作戦)」


      



テーマ:洋画 - ジャンル:映画

2015.12.19 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)猿の惑星:新世紀(ライジング)

本日のレンタルBlu-rayは
猿の惑星:新世紀(ライジング)」(初見)
2014年 2:11 14~32Mb/s(AVC) 5.1~6.8Mbps(DTS-HD MasterAudio 7.1ch)

リブート版、新シリーズ。
猿の惑星:創世記(ジェネシス)」の続編にあたる。
前作のラストから10年、
猿インフルエンザウイルスによって滅亡状態に陥った人類。
一方、猿たちを率いるシーザーは独自の文明を構築していた。
ある日猿たちと人類が森で遭遇し、一触即発の事態が勃発する・・・。


前作ジェネシスでも”猿の惑星”おこがましく、アニマルムービーだったのだが、
本作ライジングも猿軍団ムービー。
よくて”猿の王国”が限界だろう。
いくら人類滅亡状態だからと言っても、猿側の繁栄も一山どまりだし、
それを”猿の惑星”だなんて、どんだけ地球小さいんだよっ!
猿山州が関の山w

そもそも10年やそこらで人類に対抗しうる知識や文明を持てるハズも無く。
多少コミュニケーションが豊かになり、統率がとれて、人間の道具を使いこなす程度。
数こそ多いが、やはり野生動物。
畏怖や脅威というレベルではないかも。


が、前作同様、
これ単品として観ると良くまとめられており、
人類と猿、二つの種族の共存と対立の筋道が巧妙で説得力抜群。
単純な種族間の争い・善悪の戦いではなく、
なぜそう至ってしまったのか、他に道は無かったのか。
現代における戦争や紛争の原理を上手く描いている。

要は、
「ちょっとそこの石油が欲しいからお邪魔するよ~」
「あいつらすげー武器沢山持ってるよ、やべー、いつか占領されちゃうんじゃね?」
「やられる前にやっちゃう?どうする?とりあえず俺たちも武器確保な!」
「ちょっ!?お前らなんで武器持ち出してるんだよ、危険だよっ!」
「あっ!武器構えだしたぞ!やっぱり武力で奪うつもりだったんだ!撃てーっ!」
「撃ってきたぞ!反撃じゃ~反撃じゃ~」
みたいな?


画質はすこぶる良好。
もう昨今のハリウッド大作のBD画質はどれも高画質で文句の付け所が無い。
本作も非常に高精細・高解像度感。
全体を通してやや彩度を落としたダーク色を強く出した画調だが、
コントラスト感が高く、より立体的で奥行き感のある重厚な映像。


音質もすこぶる良好。
猿たちが縦横無尽に空間を移動しまくるシームレスな立体音響。
AVアンプを替えた事で、
耳元や頭上を横切った?と思える程のリアルな移動感が味わえた。
特に今までは前方・視聴位置近く・後方と何となく奥行きを感じていた程度だったのだが、
今の環境では、スクリーンずっと奥・正面・視聴位置・背後・更に後方と、
明確に音の出所が視認出来そうな奥行き・立体感が伴っている。
ちなみにシネマDSPはSci-Fiを選択。
やはりDTS-HD 7.1ch MAだと後方からの情報量も多く、
空間の広さ・高さ奥行き、ともに濃密な音に囲まれるサラウンド。

前作のラストから10年、
「アイ・アム・レジェンド」よろしく、
猿インフルエンザウイルスによって滅亡状態に陥った人類。
一方、シーザー率いる知的な猿たちも猿王国を築いていたものの、
人類と遭遇・一触即発の危機。
二つの種族の共存と対立。
そこは猿でも人間でも同じ、絶え間なく争いごとが繰り返される訳でして・・・。
理性があるからそこ、なぜ話し合いで解決出来ないのか。
前作とは打って変わって重苦しく、緊迫感のある内容になっており、
既存の「猿の惑星」のSF要素や、前作の心繋がるアニマルムービーは存在しない。

ラストは続くような終わり方だったが、
果たしてここから猿と人間、どう描いていくのだろうか。
そしていつになったら猿の惑星になるのだろうか。
たぶん次回作で猿たちは居心地悪い地球を捨てて、
宇宙船作って火星にでも移住してるんじゃないかな。
で、猿軍団in火星 vs. 人類in地球。みたいな感じでさ!
タイトルは「猿の惑星:変革紀(レボリューション)」かな?

      



テーマ:SF映画 - ジャンル:映画

2015.12.16 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

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