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(BD)ヒミズ

本日のレンタルBlu-rayは震災食中り
ヒミズ」(初見)
2010年 2:09 20~35Mb/s(AVC) 3.7~5.1Mbps(DTS-HD Master Audio 5.1ch)

古谷実の人気漫画を実写映画化。
漫画やアニメの実写化はあまり良いイメージがないと思いがちだが、
実は違う。
実写化に向き・不向きがあって、それを無視した実写化が多いだけ。
人気漫画・アニメだからといって安易に実写化してしまう。
誰が好き好んでドラゴンボールの実写映画を観たいだろうかw
企画の段階でそれを判断できない無能な製作陣が問題なのだ。
この原作「ヒミズ」はシリアスなストーリーと人間性を描いた内容になっており、
実写化としては向いている原作だと思われる。
ただし、テーマがテーマだけに扱いは難しそうにも思える。

ちなみに私は古谷実のファンだったりする。
初期のギャグ漫画の頃から人生の的を得たような表現が多くあり、
20代の頃には彼の漫画がバイブル的な存在として良く友人と語り合っていたものでしたw

さて内容の方だが、
ごく平凡な人生を夢見る15歳の少年が、
父親のDVと母親の失踪により天涯孤独になってしまい、
そしてある事件をきっかけに大きく人生が変わってしまう物語。
実写化に伴う人物設定の大幅な変更はあるものの、
そのキャスティングも含め、原作ファンとしては概ね好印象。
原作は原作と割り切って、しかし核となる部分はしっかり残されており、
ファンが観ても違和感は少ないかも。
なるほど、こういう実写化なら今後も観てみたいと思えるのだな。
ヒミズ

ただ問題なのは原作にはない
東日本大震災を取り入れてしまった点。
何でも震災発生をうけ急遽、結末を含めて設定を大幅変更したんだとか。
それがまずかった。いや早過ぎたのかもしれない。
そもそも原作のテーマ自体も非常に重い物になっており、
平凡な日常を失った少年がもがき生きようとする物語に、
わざわざ震災を持ち出す必要があったのかはなはだ疑問だ。
ぶっちゃけ、テーマが合致していない。
日常を失うという点では一見同じに見えても、
規模や重さも違えば、解決方法も全然違う。
もう現実感、意味合いがまるで異なるのだ。
それをあたかも同じ辛い思いをしたけど一緒に頑張ろう!て、それちゃうやん。
被災地のシーンが頻繁に挟まれているが、取って付けた感がハンパ無く、
明らかに食い合わせが悪い。
ヒミズ

それと震災は置いておいても、
この作品を見ると日本が異常な国に思えて仕方ない。
無差別通り魔が幾人も出て来たり、
親が子に、子が親に平気で死ねと暴力を振るったり、
ヤクザ・チーマー、露出変態など、
とにかく異常行動をとる人が多々登場する。
どれも昨今よく目にするニュースばかりかもしれないが、
さすがにこれは行き過ぎ、やり過ぎ。

画質はそこそこ。
グレインのないデジタルHV撮影。
つか、シャッキリ系のTVドラマ画調まんま。
相変わらず明るいシーンで解像度感が高いものの、
屋内のやや暗いシーンになると途端に黒浮きして甘くなる。
以前の邦画は、撮影に関係なく編集でカラコレしまくった不自然な映像が多かったけど、
最近はデジタルHV撮影そのままで綺麗に撮れてしまうので、
色味が自然でかなり観易くなってきた気がする。
それと画質とは関係ないが、
ある雨の降っているシーンで日中晴れの日に撮影だったのだろう、
順光撮影の為に雨(シャワー)に虹が出来てしまっていたw
ヒミズ

音質はほどほど。
やや中音域を持ち上げたピーキーなバランス。
それでもLFEをふんだんに使った効果音も多く入っており、
ドン・ピキ型でかなり疲れる音響。
とにかく無意味な効果音をケレンミたっぷりに使うもんだから、
煩くてしょうがない。
しかもただでさえ滑舌悪い主人公の声が、効果音と被り聴き取り難い。
これは字幕表示推奨かもしれない。
低音も地鳴りのような低周波が長く流れたりするので、
ボリュームにも注意が必要かも。
サラウンド感はあんまり。
ドラマ作品なのでフロント重視、補助サラウンド。
ちょくちょく雨のシーンがあったりするが、あまり包囲感は感じられない。

古谷実の人気漫画「ヒミズ」の実写映画。
暗く閉鎖的な雰囲気・物語を、
やや過激な作風に描いた癖のある作品。
平凡を切望する少年のもがき苦しむ内容に、
みぞおち辺りにパンチを食らったような気分にさせられるだろう。
ただ如何せん東日本大震災を絡めてしまったがゆえに、
原作本来のテーマが食中りを起こしてしまっている。
ただ作品からヒシヒシと本気度が伝わってくるので、
それなりに熱烈なファンが付きそうなのも納得か。
とにかく人を選ぶ作品なのは間違いないだろう。

   



テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

2012.07.17 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 は

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