パイレーツ・オブ・カリビアン旧作BD、リニアPCMの音

サスケさんにそそのかされ勧められて、
連日を通しパイレーツ・オブ・カリビアンを1~3まで再見してみた。
何でもリニアPCMのアップサンプリング・ビットされた音は激変だとか。
基本的にスペック厨な私なので、
196kHz/32bitとか言われるとそれだけで音が良い気がしてくるw
ちなみにウチの環境では、
プレイヤー側(LX71)でアップサンプリング/ビットは行えず、
アンプ側(LX83)での内部処理になる。
ステレオ/マルチ問わず、デジタル入力で196kHz/32bitに変換されますが、
MCACCがオンの場合、マルチは96kHz/24bitに制限されてしまうらしい。
(内部処理の為、表示で確認出来ず、良く分かっていない)

とりあえず結論から申しますと、
アップなんちゃら~うんぬん以前に、
スピーカーが変わっているので
(IMAGE44+IMAGE12→FB1+CM8)
そりゃ別もんですわナw


で、久しぶりにパイレーツシリーズを視聴したワケですが、
まずちょっとだけ画質について。
以前はHC3100のハーフHD(1280×720)でした。
そして今はHC3800のフルHD(1920×1080)の本来の解像度で視聴となったワケです。
やっぱり綺麗ですねぇ~。
BD本来が持っている情報を余す事無く描写している分、
細部の細かさは以前よりも遙かに精細感度を増しているのが分かります。
ただ最新作のような圧倒的な情報量に見慣れてしまうと、
ややソフトな印象も受ける。
何と言うか、情報の潰れや取りこぼしって感じではなく、
元々の情報量の限界に合わせているような印象。
特に1作目はその傾向が強いかな。
2作目以降は時折驚くような高画質を見せることもあったりするけど。
(デイヴィ・ジョーンズのタコ面とか)


さて、本題の音質についてだが、
正直な所、以前の音質と比べられそうにない。
あまりにスピーカーの違いがあり過ぎるので、そりゃ良くなって当たり前。
つか、むちゃくちゃ良い音してますw
ただこれはアップサンプリングうんぬんよりも、
アンプのMCACCによる効果が非常に大きい。

特にEQとFull Band PHASE Controlを使用するかしないかでエライ違いようだ。
個人的にMCACCは音を弄り過ぎてスピーカーの個性が変わってしまうので、
こと音楽ソースに関しては嫌ってオフにしているが、
映画ソースに対しては音が変わろうが、スピーカーのキャラが変わろうが、
見通しよく広がる空間や音の繋がり、一体感などプラス要素が多く、
MCACCに頼った方が簡単に音が良く感じられる。

でもって、
リニアPCMの印象だが、何といっても音離れ・セパレート感の良さだろう。
これは以前からも感じていた事なのだが、
とにかく決して団子にならず、クッキリとした音像定位がなされる。
ただ以前はこれが過ぎて音がキツく感じられたり、
広がりや迫力に欠ける印象を受けていた。
しかし前回のシームレスなサラウンド構築が出来たお陰で、
底抜けに広がる空間に浮かび上がるように音像定位に、
ゾクリとするようなシーンもしばしば。
なるほど、リニアPCMって鳴らし難かったんや。
今では幾らでもボリュームが上げられそうだ。
つか、もしかしてかなり音圧低く作られてる?
ボリュームレベルを0dbくらいまで普通に上げられちゃうんだけど・・・

肝心のアップサンプリング/アップビットについては、
正直、それほど大きな効果は感じられなかった。
視聴中に何度かオン/オフを繰り返してみたけど、
全体的には緻密で滑らかな耳障りの良い音に感じられ、
高音域は明瞭感が若干上がり、音の出が近くなったような感じ。
上手く言葉では表し難いのだが、
例えば効果音。
もとの生音を録音する際に、マイクをより近付けて録ったかのような。
良く言われる音の色艶や空気感と呼ばれるものだ。
もちろん注意深く聴き入ってようやく分かる程度ながら、
大音量(0db再生)で聴くと、音の気配や表情となって現れる。
しかもごく自然にと。
これはTrueHDに似た物を感じるが、もっと細微なもの。
なので小音量で聴くとやっぱり線が細く感じられたり、
迫力も希薄になってしまう。

もひとつ興味があったので、ロッシー音源でもちょっと聴いてみた。
うん、さすがロッシーですねw
全体的に音の頭打ち感・閉鎖感があり、
良くも悪くも周りの間接音と溶け合ったまとまった音。
一体感と言う意味では聴き易さがあり、
小音量で聴くならこちらの方が良く聴こえる場合もあるかもしれない。
ただリニアPCMを聴いた後だと、
音像定位もボヤケ気味だし、音が団子状に潰れあってしまい、
聞くに堪えがたいかもw


えー、何だか取り留めもない文章になってしまいましたが、
確かに以前と比べリニアPCMの印象は変わってきた。
スピーカーが変わり機器も変わり、または聴く耳も変わったりもすれば、
アンプDSPによるアドバンスドMCACCでの音の作り込み。
確かにアップサンプリング/アップビットによる効果もあると思うのだが、
それ以上に音を激変させる要素が多過ぎて、
果たしてどれが一番効果があるのか良く分からない。
全体的には間違いなく音は良くなっているし、
 (悪くなっていたら逆に困るけどw)
リニアPCMならではの魅力も再発見出来た。
とにかく鳴らし難いのだ、リニアPCMは。
その素性から言っても、非圧縮ならではのどこまでもクリアな音質。
 (ロスレスも何だかんだ言って可逆圧縮音源ですし)
分解能の高さや音像定位の良さなど、
リニアPCMでしか味わえない良さを改めて気付かされた。
歪み感無く耳障りの良い音の為にどれだけ音量を上げても、
音が前に出てくる事は無く、一聴、迫力が薄く感じられてしまう。
特に大音量で鳴らせないと尚更。
ただ大音量で聴くリニアPCMは他のロスレス音源には無い、
気配や空気感と言った音の実在感があり、
ゾクリとするような臨場感
がそこにはあった。

かわりにロスレス音源はその情報量や密度感といった、
迫力や空間表現場の一体感などに直結する要素で勝っており、

こちらは小音量でも十二分にその良さを感じられる点もある。
もちろん大音量で鳴らせば、それに比例して迫力も増すのだがw
どちらが良いか?なんて問題は既に過去の話になりつつあるが、
 (今はロスレスでの収録が主流なので)
ソースによってはリニアPCMも使い分けて良い気がする。
特に音楽ライブソースなんて相性抜群だろうと思う。
でもやっぱりアクション映画はロスレスに限るな~w


最後に。
セルBDソフトを買うは良いが、大抵1度きりの視聴が殆どで、
あとは部屋のインテリアとして陳列棚に並んでしまう。
たまに取り出し視聴するリファレンス的なソフトもあるが、
せいぜい4~5本程度のチラ見くらいだ。
だから今回こうして改めて視聴する機会を与えてくれたサスケさんに感謝したい。
やっぱりパイレーツ1作目は名作と呼ぶに相応しい面白さでした。
2作目→3作目と大風呂敷になってしまっているのは残念。
エリザベス・スワンの尻軽さはどうしたものか。
またディズニーのくせに、
子供の絞首刑やカラスが目ん玉くり貫いちゃうとか、
意外とエグイシーンが多くてビックリ。
本当は4作目まで観るつもりだったけど、
メインキャスト変更が頭を過ぎり、モチベーションが下がってしまった。
また気が向いたら観て見ようか。



テーマ:Blu-ray - ジャンル:映画

2012.05.17 | Comments(2) | Trackback(0) | AV機器関連 検証

コメント

リニアの調教は難しい

数年前のソフトを最新作に近い感覚で
見れただけでも収穫です 良かった
私の環境はスピーカーはほとんど同じなんです
フロントは全く同じです

これはアンプの力が全てかもw
パイのアンプは以前使っていたマランツと比べると
力強さや線の太さが違います 当たり前ですけどw
アップサンプリングで良くなったとも思いません

音の使い方もnorさんとほとんど同じですね
自分の好みと、パイのアンプに依存している部分は
使い分けしています

ただ、家の場合はブラシボとか言われる
除電フルチューンとか、記事に書けないごにょごにょ
何かして 凄い事になっているので
ノーマルのDMP-BDT900とは全然違います

北米発売のモノはノーマルであの価格で
家のプレーヤーと同じ音がしそうな予感
一緒にいっちゃいますかw モリヤンさんも速攻行ってるし

総括としては
リニアの音の設定は難しい
特にSWのパンチが強すぎる
ここを上手く調整出来れば圧縮ロスレスに引けは取らない

音楽はリニアPCM
映画はDTS-HD MA 食い合わせはこれが最高かも
norさんの以前の記事で
BDの感想ながら音響はロッシーやリニアを思い出しました

音の規格が変わってもブレが無い
耳がいいのかな? 
又、そそのかしに来ますね 長文失礼しました

2012-05-19 土 00:56:39 | URL | 『サスケ』 #- [ 編集]

>サスケさん

サスケさんの所と大きく違う(だろう)と思うのがSWだと思います。
ウチのは口径も小さいバスレフ型ですので、
大きく膨らむ事もなければ、それほど空気を揺らす力も持ち合せていません。
PMCにしろB&Wにしろ低域再生能力はそこそこあるので、
これ以上の低音は部屋を壊しかねないと思いつつも、
心のどこかでやっぱり大口径密閉に憧れを抱いていたり。
ただ今のSWはかなり秀逸(だと思う)なので、買い換えるならそれなりのクラスを選ぶ事になりそう。

あと除電やコンセントベースを施していない点も違うだろうと思います。
前者は正直・・・ですがw
コンセントベースはまだ使い用途を模索中。
プレイヤーとアンプ、SWを別ける事が出来ないですけど、
サスケさんの裏技のようにタップをかますとか、何か良い手立てが無いものか・・・

>記事に書けないごにょごにょ
これ気になりますw
ブラシボかどうかはまさに本人次第かと。
私の場合、効果を疑っているのではなく、
優先順位と言うか、それよりも重要な要素に手を回す方が効率が良いと考えています。
(吸音・反射などのルームチューニングとか、スピーカーセッティングとか、MCACCの設定追い込みとか)
それらをおざなりにして小手先のアクセ類に手を出すのは危険。
例え大きな効果があったとしても、上記の要素ひとつ変えるだけで帳消し・またはマイナスになってしまう恐れも。
ま、どんな場合もトライ&エラーですけどね。

>BDT500
ちまたではOPPOが良いらしいですがw
HDMIセパレート出しするなら大差ないような気がしています。
むしろ映像系はパナの方が強い?
サスケさんがいくなら私もいきますよ!

ピュア音楽に関しては変な拘りを持っちゃってますけどw
こと映画シアターに関しては、
もうサスケさんと同じもの選べば間違いなさそうですw
感性も似ていますし、同じ機器なら情報の共有も出来ますし。


>音の規格が変わってもブレが無い
ん~、自分ではあまり意識した事無いですけど、
妙に頑固(良く言えばこだわり)な所があるので、
その辺りが記事にも表れているのかと。
耳は徐々に高音域が聴き取り難くなってきたような・・・(苦笑)

2012-05-20 日 17:44:33 | URL | nor #- [ 編集]

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