インプレ:AIRBOW CD6002/Applause
等々ありまして、
この過渡期にあえて熟成されたCD再生機を買ってみようかと。
何を言い訳がましくダラダラ言ってるのかと。
さっさとレビューしろや!と。
いやね、言い訳(理由)は必要ですよ。
だって、ここ4ヶ月でアンプ、プロジェクターと高額商品を買ってしまっているワケです。
そこにきて10万もするCD専用機?
そりゃぁそれ相応の言い訳をさせて下さいよw
とりあえずファーストインプレとしては、
もう音楽再生(ピュアオーディオ)は
”上がり”で良いよね?
もうね、これですわ、これ。
この音がああだ~、ここがこうだ~と言うのがバカらしくなってくる。
「音楽とはこういうものだ」と目の前に示されて、
もうぐぅの音も出ない状態。
やっぱAIRBOWモデルを信じて正解だったわ。
まさに私の好み・望みにドンピシャ。
今はとっかえひっかえ手持ちのCDを聴きまくってますもんw
「え?こんな音が入ってたの?」とか、
「あぁ~、この曲はこんな表情してたのか~」とか、
「うわっ、何これ、こんなんだったっけ?」とか、
もう聴く曲、聴く曲、新しい発見ばかりで興奮が収まらないw
ぶっちゃけ、ニヤニヤが止まらないw
オーディオ的な話をすれば、
まず驚いたのがCM8がこんな表情を見せるのかと素直に驚いた。
今まで無理かな~?と諦めていた部分があっさりと出てきてしまって、
改めて、いや、多分初めてB&W CM8を買って良かったと思えているかも。
以前、某ショップで視聴したCM9の感動を優に上回ってますし、
IMAGE44+PS7400/SPのコンプレックスも乗り越えちゃってますし、
FB1+CLT-3をも凌駕しちゃってるかも?!
今現時点で(舞い上がっている状態ですが)
ほぼ不満なく、これで良い、これ以上いらないと思えてます。
特にLX83でMCACCを全く必要としない点。
今までは音が作られた感を多少感じつつも、
MCACCはオンにして使っていました。
(音楽再生にはDIRECT、映画視聴はAUTO)
DSP回路を経由しないPURE DIRECTモードは確かに自然な音になるけど、
(PS7400/SPの時はこれが一番音が良かった)
どうも物足りなく感じて使っていなかった。
しかしCD6002/Applauseとアナログ接続して聴くと、
圧倒的にPURE DIRECTモードの方が良い。
試しに同軸接続もして、いつものDIRECTモード(MCACCオン)と聴き比べてみましたが、
(この場合LX83側でD/A変換)
もうあらゆる面でアナログPURE DIRECTの方が良い。
音の鮮度や滑らかさがね、全然ちゃうの。
凄く大袈裟に言うと生演奏と打ち込みくらいの違い。
もはや音質がどうのじゃなくて、
歌い手や演奏者の情景が思い浮かぶ。
「あ、なんだ、LX83、(音楽も)全然やるじゃないか!」と思ったねw
今までPS7400/SPが良過ぎだったので、ネックはLX83かと思っていたけど、
いやいや問題はプレイヤーだったのだ!
つか、プレイヤーでここまで音が変わるのを体験したのはある意味衝撃かも。
過去にプレイヤー聴き比べとか散々やりましたけど、
あくまでソースを忠実に送り出す事がプレイヤーの役目なので、
好みで割り切れる程度の差はあれど、そこまで大きく色が付くとは思っていなかった。
それこそアンプを替えた方がよっぽど音が変わると。
でも今回の変化量は今まで感じていたどの変化よりも大きく、そして衝撃的なものを感じる。
ソース自体が全く別の物に変わったのか、
もしくはスピーカーのグレードを上げたのか。
そう思えるほどの違いだった。
まずなんといっても鮮度。
こう表現するのが一番シックリくる。
瑞々しくも鮮やかで艶やか。
もうね、音が出た瞬間の色が違うの。
色彩が豊かで、音の色んな色が見える感じ。
解像度感やきめ細やかさも感じつつ、
非常に透明感の高い、滑らかな音。
だいぶ音調は明るくなって、かなり好みの音になった。
やや高音に硬さ、かさ付きを感じるが、
この辺はケーブルを含めたエージングで変わってくると思う。
他にも、音の粒立ちが今まで感じたことのない物に。
押し出し感とかじゃなくて、一音一音が浮かび上がってくるような感覚。
音のキメも細かく、繊細の中にもほんのり色気があって、
声や楽器の実態感を想像させる表現力がヤヴァイw
質感はシルキー。
B&Wの美音にかなりマッチしていると思う。
バランスは中~高音より。
とにかく高域に対しての伸びやかさは清々しい物があり、
見通しの良い空間が広がる。
かと言って低音が出ない訳ではなく、
むしろLX71よりも2段階くらい低いところまで沈み、
また低音自体にも太い芯が感じられる。
何と言ってもベースがキレ良く弾む。
中音域もバランス良く、
これだけ高音や低音が出ているのに線の細さを感じさせない。
どの帯域もストレートによく伸びる印象があり、
これだけメリハリがあるのにどの音も引っ込んだり、埋れたりすることがない。
この絶妙なバランス感覚はMCACCのEQ補正では決して真似できない、
リアルさと説得力を持っている気がする。
傾向としては端正な佇まい。
パイオニアのような力強さはないものの、
躍動感があるので意外とRockもイケる。
もちろん特出すべきは女性ボーカルもの。
静寂な空間に繊細でデリケートに音像が浮かび上がる様子は鳥肌ものだ。
柴淳やLiaといった透明感の高いボーカルになればなるほど、
その魅力がより際立ち、得も言われぬ美声にただただ溜め息が出るばかり。
っとまぁ、大絶賛し過ぎてステマ乙とか言われそうだけどw
買ったばかりの喜びと興奮状態の中、
好みの音で、しかも今まで聴いたことの無いような音が出れば、
そりゃ何の不満なんて出ませんわ。
上記の感想も”言い換えれば~”ってネガティブにも捉えられると思うから、
多分、それが欠点なんだろって話。
(美音が嫌い・高域よりの音が嫌いとか)
これで暫く聴き続けて、何か不満点でも出てくれば追々レポしたいと思う。
つか、今がそんな状態だからコンセントベースは後回しかも。
このバランスを崩したくないってのもあるし、
今のうちにこの音を徹底的に覚えておこう(指標となる音として)
それとは別に試してみたい事が幾つかあるのだが、
やっぱりそれらも後回しだな~。
あ、音楽ばっかり聴きまくってるから映画視聴もまた後回しか。
(8分使命とか、異星人と牧童とか)

2012.03.31 | Comments(0) | Trackback(0) | AV機器関連 検証
