SC-LX83導入記:その7 Acoustic Cal EQ
久しぶりにLX83ネタ。
その名もグダグダシリーズw
この1ヶ月半、色々弄って鳴らし続けた。
2日に1回は何かしらの設定を変えてみたり、
週1のペースでMCACCを測定したり。
最初は音の不自然さに違和感を感じていたものの、
耳が慣れるより先に気持ちが折れ(心境の変化とも言う)
積極的に音作りを考えるようになった。
それで暫く試行錯誤していたが、
ここ最近、また振り出しに戻ったかのように、
なるべく素の音を変えない方が良いかもと思い始めてきた。
というのも、何をするにもとにかく音がコロコロ変わるこのアンプ。
S-WAVE(定在波制御)やFull Band Phase Controlなどもあるが、
何といってもAcoustic Cal EQ(残響特性の補正)
これが音作りの決め手と言って良いだろう。
それこそケーブル変えました、プレイヤー変えましたの音の変化よりも大きく、
もっと言ってしまうとスピーカーの差異すら平坦にしてしまえる程の補正力。
ぶっちゃけ、
フルオートでMCACCを設定した状態で目を瞑るとCM8で鳴っていると認識できない。
それくらいスピーカーの個性すら食ってしまっている。
こんな状態でケーブル変えた、プレイヤー変えたをやっても、
補正1秒でその違いは帳消し、いやそれを上回る効果が期待できてしまう。
「中低音に厚みが~」
→「ハイ、125Hz~500Hzの帯域を調整」
「高域よりのすっきりした音に~」
→「ハイ、250Hz中心を落ち着かせ、2kHz~8kHzでバランス調整」
もとよりEQ補正とはそういった用途のためにあり、
電線病や電源病、オカルトアクセグッツに走るよりよっぽど健全だろう。
逆にせっかくEQでフラット特性にしたのにアクセ類の追加でバランスを崩す、
または追加による効果もMCACCで再びフラットに。
そんな事にもなりかねない。
でだ、冒頭でいった”音の不自然さに違和感”
そしてファーストインプレ時に言った”吐き気がするほど酷い音”
Acoustic Cal EQが殆どの原因でした。
じゃぁ何がそんなに悪いのか?
やっぱり音を変え過ぎ(弄りすぎ)なのだ。
例えば、
今までグランドピアノの音だと思っていた(聴こえていた)音色が、
EQ補正により、エレピのように聴こえる。
とか、
バイオリンがビオラの音色に聴こえる。
とか、
拍手の音が天ぷらを揚げている音に聴こえる。
なんて事が平気で起こってしまう。
今まで聴きなれた楽器や声の聴こえ方が全く別の音に聴こえてしまうのだ。
音が良くなった・悪くなった以前に音色を変えてしまってるんだからどうしようもない。
この違和感が最初どうしても馴染めなかった。
でも周波数特性(数値上)はフラットになっているのだから、
これが本来の音なのだろうと自分に言い聞かせてみたりもした。
そもそも本来の音を知らない。
CD音源に収録されている音を実際に聴いた訳でもないし、
何が本当の音なのか知らない。
それこそ今まで聴いていた音は、自分の想像上の音でしかないのかもしれない。
だからジレンマを抱えてしまう。
自分の耳(イメージ)を信じれば良いのか、機械の数値を信じれば良いのか。
ちなみにこれは音楽、主に生演奏だけの話。
映画音響は元々人工的に作られた後付けの音が殆どなので、
例え聴こえ方に違いがあっても違和感は感じない。
また声(ボーカルやダイアログ)も同様で、
若干の雰囲気の違いは感じられても、違和感とまではいかない。
どちらの場合も脳が補正して処理してしまうからだと思われ。
(カラスの鳴き声やサイレンの音は例えラジオから聴こえようとそれとして認識出来る)
よって映画を観る分には多少印象が変わる程度ながら、
違和感は殆ど感じない。
しかし音楽ソースに関してはそうはいかない。
何というか落ち着かないし、何よりすごく聴き疲れする。
これが俗に言う”音質は良くとも、音楽は心地良く聴けない”状態なのだろう。
今までピュアピュアずっと求めてきたからだろうか、
この作られた音にどうも慣れない。
やっぱりDSPはDSPだった、と。
より良い音を作ってナンボのDSP。
確かに映画などを観る分には凄く効果的だ。
今まで感じなかったシームレスな音の繋がりや、音場・音像の一体感を凄く感じる。
ただそれを音楽ソースでもやってしまうと、不自然さを感じてしまう。
今まで散々やってきたルームアコースティック。
スダレや吸音材などでも周波数特性は変わっていただろう。
良くなった・悪くなった等はあっても、
DSPのような不自然さを感じた事はない。
たぶんこれは自然素材の物理的な反射・吸音と、
機械的・電気的な変化の差なのだろうかと思う。
自然素材と化学調味料の差みたいな?(ちょと違うかw)
天然物と養殖物の差みたいな?(ぜんぜん違うかw)
まだいつものように結論は出ていませんが、
とどのつまり、
ピュア(音楽)とシアター(映画)の両立。
これで散々悩まされてきたワケです。
今までピュアサイドからシアターも欲張ろうとして失敗し、
今後はシアターサイドからピュアを欲張ろうとしていた。
しかし今のところそれも失敗に終わりそうな予感が・・・。
ふぅ~、つづく・・・。
2012.01.31 | Comments(4) | Trackback(0) | AV機器関連 検証




