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(BD)アンノウン

本日のレンタルBlu-rayは
アンノウン」(初見)
2011年 1:53 12~18Mb/s(AVC) 3.8~4.9Mbps(DTS-HD Master Audio 5.1ch)

96時間」のリーアム・ニーソンが孤軍奮闘するサスペンスアクション。
記憶喪失系サスペンスとして同タイトルの「unknown アンノウン」が個人的に好みだった。
こちらは基本サスペンスを含むアクション映画。

内容は交通事故から目覚めると妻が自分のことを忘れ、別の男が自分に成り済ましていた。
異国の地で身元を証明する手だて無く、訳も分からぬまま何者かに命を狙われる羽目に。
この手のジャンルにありがちな“記憶”ではなく、
自身の証明”アイデンティティ”を失う怖さを描いたもの。
例えるなら、
”自分が「白」だと思っていた物が、皆は「黒」だと言う。
 記憶の中でそれは間違いなく「白」のハズ。
 だけど皆が「黒」と言うならば、自分もそれを「黒」だと思えてきてしまう。
 しかしひょんな事からそれが「白」だと書かれた物証を得て「白」だと確信する。
 間違っているのは周りの方だ!と。”

でも実はその「白」と書いたのは自分自身でした・・・という2段オチ)←超ネタバレ要注意
アンノウン

リーアム・ニーソンの人柄?もあり、
孤軍奮闘する主人公を自然と応援したくなってしまう。
アイデンティティを失う事の怖さと、命を狙われる怖さを同時に突きつけられ、
疑心暗鬼になりつつもスリリングに展開する。
やや強引に感じられた部分も、終盤に明かされる真実により、
無理なく見せてしまえる仕掛けはなかなか唸らせる物があり、
論理的な伏線回収で観終えた後に疑問を残させない。
また近頃のド派手なアクションばかりで食傷気味ながら、
リーアム自身によるノースタントアクションや、
街中を暴走しまくるカーアクションなど、
体を張った堅実なアクションをテンポ良く魅せて飽きさせない。
アンノウン

画質は良好。
柔らかい質感のフィルムライクな映像。
とりわけ高解像度感ってワケでもないが、精細感度はそれなり。
色合いは色温度の高い青緑系が強く出た画調。
ベルリンの冷たい空気感が良く感じられる。
新作BDとしては標準レベルの画質だろうか。
アンノウン

音質も良好。
やや硬質な質感、中音域のスッキリ感があり、
ピンと張り詰めた空気感が良く表現出来ている。
レンジ幅、低音の量感などは不満なく、
アクションシーンで一気にダイナミックレンジが広がるので、
序盤からボリュームには気をつけておいた方が良いかも。
サラウンド感も上々。
やはりこちらも僅かに含む空気感により、
緊張感のあるサラウンド空間が広がる。
もちろん派手なシーンでは素早い移動音など、
十分サラウンドも楽しめる作り。

自分だと証明する手立ては・・・?
自身の記憶すら疑心暗鬼になりつつも、
孤軍奮闘するミステリー仕立てのサスペンス・アクション。
終盤に明かされる真実も「あぁ、そういうことか」程度かもしれないが、
それがストーリーと巧く結びついており悪い気はしない。
やや一辺倒な作り(二転三転するようなものではない)ではあるものの、
堅実さ(手堅いアクション)と誠実さ(丁寧な脚本)で、
そこそこ(レンタル分くらい)楽しめるかも。
ただ突出して面白いワケでもなく、
96時間」バリのアクションを期待すると肩透かしを食うかもしれない。

   



テーマ:Blu-ray - ジャンル:映画

2012.01.17 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 か

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