(BD)ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
本日のBlu-rayは
「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」
1997年 2:09 24~36Mb/s(VC-1) 5.5~6.8Mbps(DTS-HD Master Audio 7.1ch)
続いてロスト・ワールドのBlu-ray。
前作では初めて見る恐竜の映像にただ圧倒されていけど、
今作は続編という事もあり、恐竜の魅せ方に拘った作りに。
主にT-レックスの子育てに焦点を合わせ、
また孤島だけでなく、T-レックスが街中で暴れる様は何ともユニーク。
一歩間違えば単なる怪獣映画なだけに(GODZILLAも好きだな~w)
この辺で前作とどっちが好きか意見が別れそう。
さて、画質だが正直厳しいと言わざるを得ない。
フィルムグレインの粗さは前作よりもスッキリとさせているが、
その反動なのか知らんが、とにかく全体的に甘くボケボケの映像。
完全にディティールが損失しており、
表面がヌルヌメといった感じに見えてしまう。
その為、解像度感・精細度感といった物も前作より感じられない。
続けて見てしまうと、自分の目が悪くなったのか?と思いたくなるくらい酷い。
発色も諧調が自然になったのは良いが、彩度は地味に。
暗部に関しては完全に情報が欠落しており泣きたくなってくる。
あまりの酷い有様だったので、試しにSUPER BIT版と見比べてみたが、
解像度の違いを考慮しても、DVDの方が立体的で綺麗に思えてしまう。
ただDVD版はスクラッチノイズ等が結構目立っていたが、
その辺りBDではすっかり無くなっていた。
う~ん、これは残念な画質と言うしか無い。
確かにノイズの少なさや滲み、発色の自然さなど、
Blu-rayならではの恩恵はあるものの、
とにかく甘くボケたヌルヌメ画質なので、これをどう判断するか。
音質は前作以上に良好。
良くも悪くも前作よりDレンジ・Fレンジが大きく、メリハリのある音響。
高域も鋭さが増し、切迫感や緊迫感の含む音になり、
低音も力強く地に足の付いた切れ込みがある。
音の傾向としては前作をそのまま上下・大小を広げたような印象だろうか。
サラウンド感もより積極的に、効果的にサウンドメイクされている。
T-レックスの唸り声や鎌首を振り回したりと、
部屋中に重低音がうごめきたつ。
完全に映像を凌駕してしまっている音響だ。
1作目は間違いなくBDとしてこれ以上無い出来だろう。
しかしロスト・ワールドの方は画質に不満が残る。
ヌルヌメっとした質感やフォーカスの甘い映像は、
かなり厳しいと言わざるを得ない。
対して音響は文句の付け様も無い素晴らしい出来栄え。
T-レックスが出るたびに血が沸き起こる感覚が味わえ、
また当時の劇場音響すら凌駕している事だろう。
画質を我慢して、音響に期待するなら十分アリ。
個人的には音響重視の環境なので、割りと満足度は高いかも。
ちなみにこちらも豊富な映像特典が魅力(まだ見てませんけどw)
さて、次はシリーズとして無かった事にされているⅢですが・・・
テーマ:Blu-ray Disc - ジャンル:映画