(HV)ATOM

今日のWOWOWは起承転結・喜怒哀楽
ATOM」(初見)
2009年 1:35 HV・AAC 5.1ch(WOWOW)

手塚治虫原作の「鉄腕アトム」をハリウッドでCGアニメ化。
原作を知らない私にとって、これほど気軽なものは無いw
あーだ、こーだと原作と比較しながら観るよりも、
目の前の作品だけで楽しめるのだから、よっぽど気が楽だw

あらすじはテンマ博士が事故で失った息子をロボットとして蘇らせるも、
やはり息子ではないと言う理由で捨てられてしまうが・・・。
舞台はロボットが人間の生活の全てを支える近未来。
破棄された旧ロボットや廃墟の中で暮らす下層の人々など、
「A.I.」や「WALL・E」を髣髴とさせる。
人間の愚かなエゴを目の当たりに、
自分の居場所を探して新たな出会いや別れのがありつつ、
人間とロボットの愛と友情の物語?
今時にしては珍しい程に分かり易くストレートな内容だが、
むしろそれが新鮮であり、懐かしくもある心温まる作品かもしれない。
ATOM

原作の裾野がどれだけの広さなのか分からないが、
この映画を見る限り、非常に箱庭的で登場人物も絞られた印象を受ける。
人類の平和だとか、ロボットとの共存だとか、
壮大なテーマはひとまず置いておいて、
限られた範囲内での繋がりを描いており、
広げ過ぎて収拾がつかなくなってしまう事は無い(最後の最後はアレだったがw)
かと言ってこじんまりする事無く、
この手のSF作品では定番の展開が目白押しで、
ハラハラ・ドキドキ、時にシットリ、最後はスッキリと、
喜怒哀楽がテンポ良くキッチリ収められており、
子供ならば十分に楽しめる内容になっている。

逆に大人が観るにはやや説明不足・描写不足が重なり、感情移入し辛い。
誰かに愛されたい想いを胸に、
居場所を探すアトムの切ない物語のハズなのだが、
都合の良い展開ばかりがどうしても先に来てしまい、
肝心の感情が後回し。
深く考えずに目の前の展開だけを追えれば楽しめるだろうが、
ある人物達の性格・言動の豹変ぶりに、
ややモヤっとしたものが残ってしまうかも。
95分と短く観易いけど、
2時間くらいの尺になれば、もしかするとも結構面白くなったかもしれない。
無い物ねだりかもしれないがw
ATOM

その他。
3DCGアニメーションとしては、ピクサーと比べると物足りないかも。
思ったほど描き込みが細かい訳でもなく、
動きも今の時代を考えると普通だろう。
一部だが、キャラの構図やデザインが崩れている様にも見えるシーンも。
もちろん標準以上のクオリティは保っているので、
3DCGアニメーション目的でなければ、十分良く出来たアニメだと思う。
また日本語吹替えでの視聴だったが、
主役の二人(アトムとテンマ博士)の違和感はそれほど感じなかったが、
それ以上に脇を固めるベテラン声優さん達が良い仕事してましたw
つか、久しぶりに林原めぐみを見た気がするwww

画質は良好。
流石に3DCGとHVの相性は抜群に良く、
シャープな輪郭で、クッキリ・ハッキリとした映像が楽しめる。
発色はどちらかと言うとサッパリ気味かも。
コントラストは高いが、透明感はあまり感じられず、
もう少し立体感が欲しい気もする。
鮮烈さや精細さが凄くある訳ではないが、
シンプルな映像と合った見易い画調。
ただしWOWOW放送でもビットレート不足が目に付き、
激しく動くシーンや、細かい映像が動くシーンでブロックノイズが散見出来てしまう。
この辺りはBlu-rayなら相当期待できるのではなかろうか。
ATOM

音質はもうひと踏ん張り欲しいかも。
低音はかなり控えめなので、
随所に用意されたバトルシーンなど、迫力ある~とは決して言えない。
高音も篭り感こそないものの、伸びや広がりは今一歩。
中音域もクリアさは十分感じられるが、線が細く妙にスッキリとした印象。
全体的に聴き易さはあるが、映像に比べ迫力や臨場感不足を感じる。
サラウンド感ももう少し欲しい。
アトムが縦横無尽に飛び回るシーンなど、
移動音や効果音などリアスピーカーを鳴らす場面は多いが、
全体的にサラウンドは大人しめ。
もう少し強調した派手なサラウンドの方が作風に合っている気がするのだが。
どちらにせよ、完全に映像負けしてしまった感は否めないだろう。

手塚治虫不朽の名作「鉄腕アトム」をハリウッドCGアニメ化。
原作との比較は先輩方にお任せするとしてw
原作を知らない人にとっては、
SF映画定番のストーリーながらも、
起承転結・喜怒哀楽の流れをテンポ良く魅せ飽きさせない。
広げた風呂敷分にしっかり収まり、
分かり易くシンプルなテーマも好印象だろう。
それ故に大人が観るには少々深みが無いのも事実だが、
アニメにどこまで求めるのか?を考えれば、十分楽しませてもらえると思う。
例えるなら、
”ジブリやピクサー色ではなく、
 どちらかと言えば往年のディズニー作品やスピルバーグ色の強い作風”

そんな印象かもしれないw

    



テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

2010.10.21 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 他

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