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(BD)エスター

本日のBlu-rayは古典的サイコスリラー
エスター」(初見)
2009年 2:03 18~23Mb/s(VC-1) 2.2~2.4Mbps(TrueHD)

70年代~80年代にかけて、子供が恐怖の対象になるホラー作品が数多く作られた。
このエスターもそれをリバイバルさせたつもりだろう。
なので随所に古典的なホラー演出があり、何だか懐かしさを感じるw

ロシアから養子としてやってきた美少女エスター。
首と手首にリボンを巻き、ドレスを好んで着たり、芸術も得意で何より利発な9歳。
そんな不思議で謎めいた女の子が徐々に本性を現し始める・・・。
ありがちな展開ながらも不気味さや心理的な恐怖が漂い、
昔ながらの煽り演出も分っていてもビクついてしまう。
また誰もが気付いている事に気付けず擁護してしまうアホな人にイライラするといった、
もはやお決まりのパターンといっても良いだろう。
とにかく王道的で古典的な演出・展開を丁寧になぞらえている。
結末のどんでん返しは予想の斜め上を行く感じなので、
驚きというより、言われてみれば納得するようなもの。
それでも振り返って観れば伏線は至る所に配置されていたりするのだが、
これは誰も予測不可能だと思う。
ただネタとしては良くあるものなので、過度の期待は禁物。
それにしてもラストの変貌振りには”色んな意味で”度肝を抜くw

ホラー作品だが、恐怖描写やグロシーンは少なく、オカルト的なものでもない。
どちらかというと心理描写からくる緊張感や不穏さを感じるもので、
やっぱり怖いのは”人間(子供)”なのかもしれないと思わせるサスペンススリラー的。
ただ、どこもかしこも古典的なものばかりなので、
インパクトに欠けるのも事実。

画質は微妙。
画作りも70~80年代風で、色温度が低めでコントラストや発色が鈍い。
良く言えば柔らかく温かみのある映像。
黒潰れ・黒浮きは激しいが、これも画作りの一つのような気がする。
悪しきVC-1だがw、やはりレートは10台を中心に激しく推移。
フィルムグレインは柔らかく処理されており、見易さ・質感も良い。
ただやはり全体的に画がモッサリとした印象。
ノッペリではなく、モッサリ。
ディティールを潰してしまっている訳ではないけど、
何となく抜けの悪い映像とでも表現すれば良いだろうか。
同様に新作BDと比べると情報量・精細感も足らず、DVDでも十分では?と思えてしまう。
元々の画作りを考えれば不満は全く無いのだが、
新作タイトルとしては物足りなさをどうしても感じてしまうだろう。
エスター

音質はそこそこ。
あまり派手さがなく、音数も少ないシンプルな音響。
それでも少ないながらも低音はずっしりと沈み込むし、
高音域にもやや線が細い印象はあるも、伸びやかさやキレがある。
中音も透明感があり、メリハリも良くクリア。
一つ一つの音が凄く丁寧で繊細と言った印象。
またBGMもとても奥行きや広がりが感じられ、空間表現に優れた音場。
サラウンド感は薄いも、不満は感じない。
もしかしたら1度も後方からの音を意識した事は無いと思うので、
これといったサラウンドがなされているわけではないだろう。
しかし視聴時には常に空間の広さを感じることが出来ていたので、
多分フロントの補助に徹した、音場感アップのサウンドメイクだろう。

まるで美しく研ぎ澄まされた刃物のような美少女エスター。
もう危険な香りプンプンさせて、
周りの人々がどんどん傷付いてゆく。
とにかくエスターの存在感が際立つ、この子無しには成立しないほど。
展開や演出は古典的でお決まり事ばかりだが、
それを楽しむように作られた映画かもしれない。
また昨今のどんでん返し的な物も用意されているが、
あくまでそれがメインではなく、期待は禁物。
伏線の張り方や、演出の丁寧さなど、細かい所まで作りこまれた良作。
ただし最近のホラー映画と比べると、
インパクトや恐怖感は薄い。
70~80年代のサスペンスホラー好き向け。

    
>>ホラー映画のすゝめ



テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

2010.03.11 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 あ

コメント

こんにちは!
ちょっと前に「エスター」観ました。
古典的ながら押さえるところはしっかり押さえて、ハラハラ見ごたえある作品でしたね。

とくにエスター役の子の演技が素晴らしくて、中盤オチに気付いてしまったくらいで…(笑)
ホント、この子なしには成り立たない作品です。

ただ、彼女があえて妻子ある男を狙う理由が描かれてなかったのが気になりました。えり好みしなければ恋人くらいできたでしょうし。
まあ、精神病だからと言われればそれまでですが、”父親”にこだわる理由がわかるような本当の少女時代(笑)のエピソードがちらっとあれば、もっと説得力あったかも。

2014-02-25 火 09:25:45 | URL | 宵乃 #K4YeSyNc [ 編集]

>宵乃さん

ども、こんばんわです。

> ちょっと前に「エスター」観ました。
> 古典的ながら押さえるところはしっかり押さえて、ハラハラ見ごたえある作品でしたね。

良く出来たサスペンスホラーですね。
私はガチンコホラー好きなので少し物足りなさを感じましたけど、
ホラー初心者にもお勧め出来るホラー作品だと思います。

> とくにエスター役の子の演技が素晴らしくて、中盤オチに気付いてしまったくらいで…(笑)
> ホント、この子なしには成り立たない作品です。

エスターはただの少女ではない何かあるなと薄々は気付いてましたが、
年増のオバさんだとは想像だにしませんでした。
色んな意味でビックリでした(笑)


> ただ、彼女があえて妻子ある男を狙う理由が描かれてなかったのが気になりました。えり好みしなければ恋人くらいできたでしょうし。
> まあ、精神病だからと言われればそれまでですが、”父親”にこだわる理由がわかるような本当の少女時代(笑)のエピソードがちらっとあれば、もっと説得力あったかも。

たしかに客観的に見ればそういった理由もあったほうが収まりが良く感じますが、
私は蛇足だと思います。

そういったエピソードがある事で、同情や共感を得る事は視聴者側として納得出来るかもしれませんが、
それではホラーとして弱くなってしまう気がします。
エスターがどういった少女なのか、過去にどんなエピソードがあったのか、
いったい何を考えているのか。
「それが分らない」からこそ怖いんです!

人間、見えているモノ、知っているモノに対してはそれほど恐怖を感じない(慣れ)があると思いますが、
逆に見えない・知らないモノに対しては、漠然とした恐怖、畏怖を感じます。
幽霊が最たる例ですが、根源的に暗闇を怖がるのもそういった理由でしょう。
このエスターという少女(?)も精神病だけど、
どうしてそこまで父親に拘るのか分らない、
だからこそ色々想像して恐怖を膨らませてしまうんだと思います。

すいません、なんか熱く語ってしまって(笑)

2014-02-25 火 22:58:55 | URL | nor #- [ 編集]

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