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アバター 3D

遅ればせながら話題のアバター3Dを観てきましたw
正直、あまり作品的に惹かれるものは無かったのですが、
(気持ち悪い造形キャラクターのSFファンタジー)
金字塔と呼ばれた「タイタニック」を抜き、
興行収益歴代1位に躍り出たとニュースになり、
”世界で一番観られた映画”ならば映画好きとしては1度観ておくべきだろうと。
あとは3D映像がどんなものかと言う単純な興味本位で。
アバター 3D

まず内容の感想は正直、微妙。
ぶっちゃけて言えばハリウッド実写版(殆どCGだけど)ナウシカ
多分間違いなくナウシカからインスパイア(笑)されたものだろう。
物語は単純かつシンプルな構図ながら、
いくらでも裏読み・深読み出来そうなテーマも分り易い。
2時間42分と言う長時間でも全く飽きる事は無い。
が、面白味は薄い。
惑星パンドラの世界観は魅力溢れるし、もっと知りたいと思うだろう。
原住民とのやり取りも、最初はクリーチャー染みたキャラ造形に戸惑ったが、
時間が経てば自然と受け入れられるようになり、
不思議と感情移入も出来てしまう。
クライマックスの原住民と軍の戦いも見応えある物に仕上がっているし、
これと言った不満は全くと言って良いほど無いだろう。
でも面白かった~と思える要素もこれまた無い。
簡単な話、3Dの為に作られたような映画であって、
ストーリー的な面白さは二の次三の次。
まずは映像あっての内容。
まぁ未体験の3D映像と、それを体感し易い美しい映像世界があれば十分なのかもしれない。
子供がはしゃいで喜びそうな映画。

では最も肝心な3D映像について。
世間では今年が3D元年と位置づけて、各メーカーから3Dに対応する機器が発売予定だ。
現時点でPJの3D対応機器の話は全く聞かないが、
DLPなどは原理上、液晶TVよりも容易に3D化出来そうである。
Blu-rayでもチラホラ3D対応のソフトが発売されるなど、
ホームシアターをやっている身としては興味があった。
流石に一般家庭での普及は難しいだろうし、一時の話題性だけだろうとは思っていても、
まずどんなものか、自分の目で確かめて判断すべきかなぁと。
立体的に見える、映像が飛び出て見える、奥行きが深く引きずり込まれるようだ、
などなど昔の赤青メガネの3Dを想像していると腰を抜かすらしい。
どんな風に見えるのか想像しつつ。

ちなみに3Dには幾つかの方式があるらしく、
地元の映画館ではRealDと言う方式が採用されていました。
(詳しい違いはコチラコチラを参考に)
まず見え方だが、確かに立体的には見えるのだが、
想像していたものとはまるで違った。
分り易く言えば、平面映像を幾重かに重ねたように見えるだけ。
目の前の空間に重なって張り付いている感じだ。
そう、飛び出す絵本の豪華版みたいな物と言えば想像付くだろうか。
確かに目の前に飛び出したり、奥へ広がっているようにも見える。
しかし例えば球体が真ん丸に見えたりする事は無い。
また当たり前だが、スクリーンから飛び出す(はみ出す)事は無い
前後には立体に見えるかもしれないが、上下左右には立体的にならない。
あと視界的な見え方にも違和感を感じる。
専用メガネをかけているせいもあるだろうが、
スクリーンから飛び出る・・・と言うより、
メガネの前に浮き出ると言ったイメージに近い。
例えるならファインダー越しに覗いた映像が立体的に見える
そう言った感覚に近いので、スクリーンで観ているという気分にはなれなかった。
なので、ぶっちゃけてしまえば、
別にスクリーンである必要なくね?
ヘッドマウントディスプレイとかそんなんで十分なんじゃないのか?
もしかしたら3D方式の違いや映画館によって見え方が違うのかもしれませんが、
少なくとも専用メガネのフレーム=視野角になるので、
スクリーンの大きさを感じるような事は少ない気がする。
たしかに最初は未体験の映像で面白く感じていたが、
それにも慣れてくればどうでも良くなってくるw
またワザワザ3Dを体感し易いショットが多く挿入されているが、
途中からそれが鼻に付くというか、ウザくなってくるかも。
3Dの為に作られた映画なので、しょうがないかもしれないが。
いや、もしかするとそういったカメラワークやアングルに慣れていないだけで、
慣れてしまえば問題ないのかもしれないがw

画質について。
これもまた3D方式によって異なってくるらしいのだが、
RealD方式に限って言えば幾つか不満のある映像でした。
まず円偏光なので光量が極端に減り、大変薄暗い映像になってしまう。
また色調も悪く、CG映画にも関わらず発色が暗く沈みがち。
あとこれは観た映画館のせいなのかもしれないが、
解像度があまり良くない、とてもじゃないがフルHD以下の解像度感。
とにかく映像的にあまり褒められるようなものではなかった。
試しに帰ってきてからWOWOW放送で録りおきしてあったアバターの
メイキング映像を見たのですが、あまりの綺麗さに驚いたwww
3D映像とはまるで別物過ぎるだろwww
最初、映画を観終えた後はBDが出ても買わないだろうな~とか思っていたが、
こちらの映像を観てしまうと、ちょっと欲しくなってきたかもw

その他、3Dでちょっと気になった点。
最初映像が早めに動いたり、画面がパンしたりすると映像がチラついて見えた。
ただこれは暫らくすると慣れたのか、気にならなくはなった。
(これも方式によって違っていそうだけど)
あと視点のピントがあわせ難い。
被写界深度の浅いショットなど、元々フィルム撮影で立体的に見せる技法なのだが、
例えば手前にある物をボカして、奥に写る人物にフォーカスが合っていたとすると、
3D化すると手前のボケた映像が飛び出して見えて、奥の人物がその後ろ側に見える。
ただどうしても奥にある映像より飛び出ている場所に先に視点が行ってしまう。
そうするとボケた映像にピントを合わせようとするのだが、いくら見てもピントは合わない。
何だか見ていて凄く違和感を感じてしまうし、下手すると画面酔いしそう。
他に字幕について。
基本的に私個人的には字幕至上主義wと言うか、オリジナル音声を支持している。
なので吹き替えなんてものはディズニーピクサーアニメくらいしか見ないw
しかし今回のアバター3Dは字幕があると視点移動が大変で、
画面酔いする可能性があるとチラッと耳に挟んでいた。
あと字幕ばかりを追っていたらせっかくの3D映像美も堪能出来ないかもしれないし、
本編の殆どがフルCGで作られた作品だし、
先住民ナヴィやアバターのキャラは考えてみれば英語吹き替え。
俳優の生声と言うより、声優と言っても良いかもしれない。
ならば日本語吹き替えでもなんら問題ないんじゃなかろうかという結論に至った訳です。
そして実際に観てみて正解だった。
途中幾度か先住民の言語シーンがあり、吹き替え用の字幕が表示されたのだが、
普通に観辛かった。
というか、字幕に視点移動すると3D映像が崩れ易くなるし、
映像から文字が完全に浮き出て見えるので違和感を感じる。
そして一番3Dらしく見えるのが字幕だと言う事w
実際の映像はまだまだ3Dとしては不自然さを感じるが、
文字は常に浮いて見えるので、3Dを体感し易い。
似たような所では、
よくSF映画でありそうな司令室や実験施設のような場所に、
立体的に表示される近未来的なディスプレイパネル。
あれがこのアバターで唯一しっくりくる3D映像でしたw
何と言うか一番理想的な3Dと言うか、3Dらしい映像。
あとはCGで作られた浮遊物などは3D栄えしそうですね。
雪とか桜吹雪とか、新海誠あたりの映像美を3D化したら凄く良さそうに思うw
どうしても生身の人間の3Dは質感が不自然に感じられるし、
立体的な凹凸に見えず、平面映像が重なっているだけにしか見えない。
逆にアニメ、特にCGアニメにとっては相性良さそうに思える。
飛び出す映像と相成って、子供向けには最高だろう。

結論。
えー、随分3Dに対し批判的な意見ばかりを述べてしまったがw
決して悪いものではないと思う。
まだまだ発展途上の技術であるから、今後の進歩に期待したい。
個人的に劇場で観る3Dの理想はやはりホログラムのようにならなきゃダメかな。
(良くあるSF映画で描かれているような感じで)
レーザー光を使ったリアルに映像が立体になる物。
今は点と線しか表現出来ないが、これで実写映像を映し出す事が出来れば凄い事だと思う。
もしかすると正面ばかりではなく背後からも見えるようになったら面白いだろうね。
とりあえず今現状の3Dは目新しい物としては大変面白いと思うし、
未体験の映像を味わえる事は間違いない。
が、少なくとも今のところ、また観て見たいとは思わないw
(忘れた頃に見たくなるかもしれないがw)

ま、何はともあれ、
自分の目で確かめてみるのが一番だ。
興味があれば一度、劇場に足を運んでみては如何かな。

アバター公式HP http://movies.foxjapan.com/avatar/



テーマ:洋画 - ジャンル:映画

2010.02.23 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 あ

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