FC2ブログ

(HV)イキガミ

今日のエアチェックは国家によるランダム予告デスノート
イキガミ」(初見)
2008年 2:13 HV・AAC(WOWOW)
サラウンド感:★★ 音質:★★

このSF映画的な非現実感を受け入れられるか否かで大きく評価が分かれるだろう。
バトル・ロワイアルフリージアリアル鬼ごっこデスノートにしろ、
設定ありきの世界観をどう捉えるか。
ただ、このイキガミは思った以上に親しみ、感情移入が出来るので、
単純に感動ドラマとして楽しめる作りになっている。

SF的な設定の細部はやはり穴と言うか、ツッコミ所は隠せないものの、
それを忘れさてくれる人間ドラマが3つも詰め込まれている、大変お買い得商品w
しかも一つ一つが単品で映画を作れてしまうようなもの。
もちろんこれは1つの映画に3つを濃縮してあるからこそ良いのであるがw
そのお陰で無駄が非常に少なく、テンポ良く展開してくれる。
また各パートの俳優陣の丁寧で緊迫感を纏った演技も素晴らしく、
こんな荒唐無稽な設定をも現実味を持たせてしまってしまった。
死に様や生き様的なテーマ性もしっかり含ませつつ、
無理に解釈しようとしなくとも、単純に感動ドラマだけで十分に伝わってくるだろう。
ただし後味はあまりスッキリしない。
とても良く出来た人間ドラマで感動受け合いだけど、
観終えた後にモヤモヤとしたモノが必ず残る。
そう言った作りになっており、それが何なのかを考える事、
それが多分この監督の意図した事なのだろう。

画質はそこそこ。
邦画にしては珍しい、ゴリゴリしたフィルムグレイン。
粒子感はやや硬く、時折ノイジーに感じる事もあるものの、
このグレインの処理如何によって画質の印象が変わってくるが、
総じて観ればフィルムライクと呼べるだろう。
ただその分、精細感はあまり感じ難い。
もちろんゴリゴリしたグレインでも高精細なBDはいくらでもある訳で、
やはりエンコードによる処理次第なのだろう。
白ボケは無いものの、黒浮き気味で暗部もペッタリとしている。
この辺りは元々のソース、邦画特有の癖なのだろうか。
ペグノイズはあまり動きの無い作品なので気にならず。
ただ群集がワラワラするあたりでちょっと怪しいくらいだが、
特に目に付く事は無く、この辺りはレートに余裕がある分、DVDよりマシなのだろう。
先日のダイブはどちらかと言うとBD寄りの印象だったが、
このイキガミはノイズの少ない綺麗なDVDに近いかも。
イキガミ


音質はそこそこ。
高音は結構シャリシャリして耳に付くし、
LFEは若干あるものの、低音自体の量感・沈み込みは無く物足りない。
中音域もやや薄く、引っ込み気味。
音質的には決して褒められるようなものではないのだが、
全体を通したバランスが非常に良い。
誇張された音やメリハリを付け過ぎた音は聞き疲れする事が多いが、
癖の無い自然な音響と好意的にも取れる。
サラウンド感は薄い。
これと言った移動音や効果音がサラウンドされている訳ではなく、
あくまでフロントの補助に徹したサウンドメイクといった印象。
決して寂しく感じることは無いものの、
もう少し広がりや包囲感などを出してくれても良かった気がする。
ちなみに音楽が秀逸な映画でして、
泣かせ所(聞かせ所)の盛り上がり方はさすがでした。

この荒唐無稽な設定をどう捉えるか。
それさえ受け入れてしまえば、
俳優陣の丁寧な演技や展開のスムーズさなど、
決してお涙の押し売りではない、
上質な感動ドラマを3本分も楽しめます。
後味はややモヤモヤが残るものの、
下手な邦画を観るより、
よっぽど充実した時間を楽しめるかも。

    



テーマ:WOWOW/スカパーで観た映画の感想 - ジャンル:映画

2009.10.16 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 あ

コメント

コメントの投稿


秘密にする

«  | HOME |  »

FC2カウンター

ブログ内検索

カテゴリー

rank

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ 人気ブログランキングへ
ブログランキング

プロフィール

nor

Author:nor
-試聴環境-
LVP-HC3800
DLA-X70R
OS ピュアマット 80inch
CD6002/Applause
PM8004/Studio
BDP-LX71
DMR-BWT660
RX-A2040
-5.1.4ch構成-
B&W CM8 + B&W CMC
+FOSTEX CW250A
IMAGE11/KAI + IMAGE12

月別アーカイブ

DMM

DMM.com DVD通販