おくりびと

今日のDVDは今最も話題のアカデミー賞受賞邦画
おくりびと」(初見)
2008年 2:11 6.17Mb/s 754kbps(DTS)
サラウンド感:★     音質:★★★

話題作ともなれば、いつものぼったくり邦画価格も無かった事のように激安の2846円。
発売前から売れると分っているのだから何とも太っ腹ですw
”人は誰しもおくり、おくられびと”なんてセンスの良いキャッチコピーにも惹かれつつ、
そんな世間に洩れず購入に踏み切る私も人の事はいえませんがw
さて、皮肉はさておき、とにかく何かと話題になった「おくりびと」
日本が、そして世界が絶賛した映画はどんなもんや?と。
正直、それほどでもなかった。。。。

まず死生観や納棺師などを題材に取り合えげられているが、
それほど暗いお話ではない。
所々にユーモアがちりばめられており、笑い所が意外とある。
もちろん葬儀のシーンでは至って真剣そのものだったりと、
そのバランスが絶妙。
この辺は邦画ならでは。
冒頭こそ全く別の世界を見せられているような納棺の儀だったりするものの、
基本的にドラマ調と言うか順を追ったストーリー構成になっており、
意外とすんなり入り込める。
登場人物も最小限に抑えた感じで、目移りせずに特殊な職業に集中して観ていられる。
また邦画独特の間延びは一切なく、テンポ良く進む。
が、いらない”間”は無くとも、いらない”シーン”が多い気がした。
無駄、、、って程ではないけど、ハリウッドだったら間違いなくバッサリカットするだろうなと、
そう思えるシーンが結構多かった。
扱う題材もそうなのだが、その為に流れが非常にスロー。
一つ一つは無駄なく進むのだが、全てを合わせると結構な量になってしまうというか。
2時間10分も見せられると最後の頃には少し飽きがきてしまう。
もっとスッキリとしてくれれば最後までインパクトが残せたと思うのだが。
果たして外国人が2時間以上もこれを見続けられていたのか少々疑問だwww

まぁ何はともあれ、この映画の最も評価すべき点、他よりも秀でた点は他ならぬ、
納棺師と言う特殊な職業にスポットライトを当てている点だろう。
外国人はもとより、日本人ですらそんな特殊な職業があったのかと驚くだろう。
聞こえは悪いかもしれないが、ネタありき。
とにかくこの特殊な職業が全てと言っても過言ではない。
もちろんそれを確実に演じるキャスト陣や演出なども間違いなく優れているのだろうが、
それすら感じさせない、気付かせない程のインパクトがある。
この発想の勝利でしょうかw
ただ、裏を返せばそれ以外の何者でもない。
もしこの話が納棺師じゃ無かったら、これほど評価される映画ではなかったと思う。

さて邦画画質ですが、白ボケはありません。
ソフトフォーカス、とまではいかないですが、邦画ならではのゆるいフォーカス感。
と言うよりハリウッドのようなビシッとフォーカスを合わせなければ映画じゃない、
みたいなクッキリしゃっきり系ではなく、あくまで雰囲気重視。
細かいディティールよりも場の空気感や雰囲気が映ればそれでよし。
そう言ったニュアンスがヒシヒシと伝わってきます。
俗に言う、情報量不足、暗部の潰れすぎ。
またややノイジーに感じるフィルムグレインや所々に垣間見れるペグノイズ。
暖色系だが全体的に暗い、全体を通して抜けの悪い発色等々。
ハリウッド映画慣れ、Blu-ray慣れしてしまうと、正直”汚い”の一言。
白ボケソフトフォーカスではなくとも、決して褒められるような画質ではない。
ただし内容が内容だけに、これはこれで問題ない気もしないでもない。
(遺体やら仏壇やらをクッキリハッキリ色鮮やかに見せられても困ると言う意味で)

音質は良好。
作風柄、これと言った目立つ音響は無いのだが、
それでも些細な音に対したディティールやら分離感やらをハッキリ感じ取る事が出来る。
邦画にしてはセリフも明瞭で聞き取り易い。
また主人公が元チェロ奏者と言うこともあり、
チェロを弾くシーンやBGMにもふんだんにチェロを使っており、かなり印象に残る。
(作曲は久石譲)
厚みはあまり感じられずとも、上に下にしっかり伸びている。
LFEはほぼ皆無と言って良いくらい静かだ。
終盤近くにやや大きめのLFEが入るが、それでも洋画と比べると微々たるものだ。
サラウンド感は必要最低限以下。
環境音や移動音など皆無。
これと言った包囲感もあまり感じられず、
フロントの補助的な役割に申し訳ない程度、リアスピーカーを使うくらい。
本編中、リアからの音を感じる事はなかった。

日本が、世界が絶賛した話題の「おくりびと」
納棺師と言う特殊な職業にスポットライトを当てた、
外国人はもとより、日本人でも普段見る事の無い世界がそこにあります。
また葬式や納棺から連想されるような暗いイメージはあまりなく、
随所にちりばめられたユーモアと、納棺の際の独特の緊張感とのバランスが非常に良い。
泣かせ所もじ~んと来る系で、あざとらしさは決して無い。
とにかく納棺師と言うインパクトが全てであり、それ以上でもそれ以下でも無い。
何かを期待するものでもないが、日本人として一度は観ても損は無いのかな。

    




おくりびと

テーマ:邦画 - ジャンル:映画

2009.03.29 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 あ

コメント

う~ん

自分はアカデミー賞とか
話題になる前に
見るもんないから
見よって
カンジでみたんで
すげぇおもしろかった

どこも悪い点はないように思えたし
かなり笑えた

納棺師というのは
たしかにインパクトが
強かったけど

けして、
それだけではなく
最後はちゃんと
人間いつかは巡り合う
旅立ちも描いていますし

それが評価されてたり
すると思う

2009-03-29 日 04:58:50 | URL | akira #- [ 編集]

Re: う~ん

観る前から既にアカデミー賞とか分っていた上でみてしまっているので、
私の場合は固定概念みたいなものがあったのかもしれませんね。
変に期待し過ぎたりとかも。
まぁこれだけ話題になった作品なので、何も知らずに・・・は今更でしょうし。

内容的な話をすれば、
個人的に父親のシークエンスは全て要らないように感じました。
後半近くの擦り切れた手が印象的な場面(ネタバレになりそうなので)
あのシーンだけで十分伝わってきたし、納得も出来ました。
邦画にしては珍しい長尺で、やや野暮ったい?かな、と。

まぁアカデミー賞を獲ったから~、とか話題になったから~、とか
そう言ったものを抜きに考えればとても良い作品だとは感じました。
でも個人的にはぐっとくるようなものが少なかったかなぁ。

2009-03-30 月 21:57:34 | URL | nor #- [ 編集]

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