フィクサー
今日のレンタルDVDは
「フィクサー」(初見)
2007年 1:59 7.18Mb/s 448kbps(DD)
サラウンド感:★★ 音質:★★★
社会派サスペンスらしいですが、正直退屈な映画でした。
”フィクサー(もみ消し屋)”とかカッコ良さそうなタイトルが付いてますが、
大企業の隠ぺい工作~~~とか、そういった類を期待すると間違いなく肩透かしを食らう。
もっと範囲の狭い、ヒューマンドラマ系に近いかな。
ただ葛藤とか感情とかそういった部分が表面には一切無く、
なんだか淡々と話が進んでゆくので、煮え切らない気持ちにさせられる。
どこを見ればよいのか、誰に肩入れ(共感)すればいいのか、イマイチぱっとしない。
また扱うテーマがやや小難しい事に加え、
それをなお更分かりにくい構想になっており、イライラしてくる部分もあった。
全体的に観ても薄いと言うか掘り下げ不足を感じる。
前半の退屈さに見合うラストも用意されておらず、結構どこにでもありがちな結末だった。
思わせぶりな冒頭にも関わらず、ハラハラ・ドキドキ感は全くないのでスリルに欠ける。
サスペンス作品としても微妙。
これだったら「インサイダー」の方が数倍面白いと思う。
画質は良くも悪くも。
色温度がやや高めでキリリっと引き締まった映像なんだが、
頻繁にフォーカスが甘くなる印象を受けた。
特に目立つノイズ等もなく、視聴の妨げになるような事はない。
音質も特に目立つことも無く、至って普通。
不満を感じることも無ければ印象深くも無い。
音楽もあまり流れないので、結構寂しい映画だった。
サラウンドも必要最低限のみ。
特にでしゃばるようなサウンドメイクはされていない。
アカデミー賞で話題になったからといって、
=面白いと言うワケではない。
大半の人は退屈に感じると思う。
また社会派映画やサスペンス映画として期待しても物足りなさを感じるハズ。
構成が複雑(唐突とも言えるかも)な割には、引き込まれるような魅力も無く。
良く言えば”渋い”映画。
悪く言えば”薄い”映画。
そんなカンジです。
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