(BD)サイレントヒル
本日のBlu-rayは
「サイレントヒル」
2006年 2:06 26~32Mb/s(MPEG-2) 4.6Mbps(リニアPCM 5.1ch)
Blu-ray草創期にアルティメット・ボックスでBD化されていたものの、
価格はクソ高く手が出なかった。
それがようやく単品リリースされるとあって即予約買いした。
ゲーム原作の実写映画としてすこぶる出来が良く、またホラー映画として観ても結構怖い。
そして映像・サラウンドのリファレンスとしても重宝した、
個人的にイチオシの作品でした。
ホラー映画ってなかなかBD化されないんですよね。。。
ディセント、ハイテンション、ホステル2あたりは即買いしまっせ?
超絶リマスターなんて期待してないから、
とりあえずHD・ロスレス収録されてれば文句無いからさぁ~~?
さて、内容の方はDVD視聴時に書いていますので割愛します。
今回はいつものようにDVDとBDの画質・音質比較で。
暗い映像が多い作品なのでデジカメ(iPhone5)の限界。
実際の映像はもう少しハッキリとした違いが感じ取れます。
(オンマウス:DVD アウトマウス:Blu-ray) 大きい画像→DVD // Blu-ray
DVDはとにかく黒浮き・黒潰れが激しく、かなり見難い映像が続くのですが、
Blu-rayでは暗部の潰れも最小限で黒もキチンと沈みます。
もちろん今時の画質と比べると細部の甘さやザワつきを感じますが、
元々のソースから起因する部分もあるでしょうし、これが限界。
それでも今まで感じる事の出来なかった暗部の質感は十分伝わってきます。
(オンマウス:DVD アウトマウス:Blu-ray) 大きい画像→DVD // Blu-ray
単純に解像度の違いによる恩恵は当然ありますし、
暗部のザワツキがかなり軽減されている点が大きく、見通しがかなり良くなって見えます。
(オンマウス:DVD アウトマウス:Blu-ray) 大きい画像→DVD // Blu-ray
またDVDではフィルムグレインが粗くザラつきノイズともグレインとも言えない状態ですが、
Blu-rayでは粒子感も細かくしっかり描かれるので、
写真のような静止画以上に差は大きく感じます。
(オンマウス:DVD アウトマウス:Blu-ray) 大きい画像→DVD // Blu-ray
でもまぁDVDも十分健闘していますね。
これくらいの差なら、よっぽどこだわりが無ければ不満はないかも。
(オンマウス:DVD アウトマウス:Blu-ray) 大きい画像→DVD // Blu-ray
っとまぁザックリ比較画像を並べてみましたが、
全体を通して言えるのは暗部の違い。
DVDではかなり(今でこそ)見るに耐えない映像なので、
解像度の差と高ビットレートの恩恵は十分感じられる。
画像はデジカメの限界で分かり難いですが、実際はもっとハッキリ違います。
それでもやはり旧作なりに元ソースに起因する部分が多く、
全体画質評価するならHERO以下かも。
またフォーマットは最近はめっきり姿を消したMPEG-2。
アルティメット・ボックスと同一のディスクなのでしょうか。
常に30Mbps前後で推移しビットレートこそ高いものの、
画面近くで見るとブロックノイズっぽいものがチラホラ見受けられます。
決して高画質とは言い難いですが、
個人的に何度も見た映像なので満足度は割りと高いかも。
音質はリニアPCM 5.1ch。
こちらもアルティメット・ボックスと同じ仕様。
BD草創期の殆どがMPEG-2とリニアPCM 5.1chの組み合わせだったけど、
いま考えると容量食いの非効率仕様ですねw
さて音質の方ですがさすが無圧縮。
歪み感の少ないクリアな音響です。
低音から高音までストレスなく伸び、レンジ幅をそこそこ感じさせる。
また低音もかなり低いトコロから地鳴りのように鳴り量感は多め。
音圧はかなり低めなのでボリュームレベルをセリフに合わせてしまうと、
冒頭でいきなり強烈な低音にビビりますw
同様に高音もキツめの音が多く入っているので、
耳を覆いたくなるようなシーンも健在。
全体的にDVDよりもかなりクリアになっているので、
ついボリュームを上げがちになりますが、低音・高音ともに強烈さは健在なので要注意。
またクリアになった事により、一つ一つの音がより緊迫感・恐怖感を助長してくれる。
今までなら映像ありきの効果音として恐怖を煽っていた感があったが、
リニアPCMだと音自体が恐怖の対象w
ただ一部、音割れしたシーンがDVDの頃からあったのですが、
Blu-rayでもそのままだったのが残念。
個人的に待ちに待った単品リリース。
ディスク自体はアルティメットボックスと同一のものと見られ、
画質・音質ともにBD草創期の頃のまま。
目と耳の肥えてしまった今では不満もありそうだが、
DVDに見慣れた私的には十分満足できたw
ま、この作品で画質や音質を気になって買うかどうか迷っている人は殆ど居ないでしょう。
根っからのファンならボックス買い済みだろうし、
私のように単品リリースが決まった時点で予約買いしている人も多そう。
とりあえず新作「サイレントヒル:リベレーション3D」が楽しみです。

2013.07.04 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ
