(HV)ホッタラケの島 遥と魔法の鏡

今日のWOWOWはホッタラケにしてる物はね゛ぇ~がぁ~?
ホッタラケの島 遥と魔法の鏡」(初見)
2009年 1:38 HV・AAC 5.1ch(WOWOW)

民話をベースにした物語を、プロダクションI.Gが3DCGアニメーションで描く。
日本もCG映像技術を自慢したいのは分かるが、
そんなものはピクサーにでもまかせて、日本は2Dアニメを極めましょうよ!

あらすじは母親からもらった手鏡をホッタラケにしてしまい、
それを探しに異世界へ飛び込んでしまう冒険活劇。
ベースは「不思議の国のアリス」や「千と千尋の神隠し」を髣髴とさせ、
「忘れがちな物を大事にしよう」というありきたりなテーマ。
プロダクションI.Gなだけあって、
細部まで描き込まれた色彩豊かな映像が目を奪う。
アクションシーンも多く、アトラクション風のスピード感で目移りする。
カラフルで色彩美溢れる、まさにファンタジーの世界そのもの。
ホッタラケの島 遥と魔法の鏡

基本的には王道をいく冒険活劇ファンタジーアニメなのだが、
要所の詰めが甘く、全体的にザツ。
まずヒロインの心理描写(動機)が足らず、感情移入し辛い。
それでいてテンポが早く、なんだかなし崩し的な展開に思えてしまう。
そもそもヒロインが女子高生である理由が分からない。
ジェットコースターのようなアクションも何故かハラハラドキドキと言ったものが無く、
アクションに必然性を感じない。
(どうも義務的な何かを考えてしまう・・・)
カラフルで不思議な世界も、世界観が出来上がっていない印象。
色々な”物”やキャラで溢れているも、その世界で息づく生活感が感じられず、
その世界でのルールも不明瞭。
ぶっちゃけ、ごちゃごちゃしているだけで、魅力的に感じないのだ。
また、テーマである「忘れがちな物を大事にしよう」というものも、
どうも表面的なメッセージばかりで深みや考えさせられない。
そして結局は感動をノスタルジーや家族愛に頼ってしまい
主人公の何をどう成長させたかったのか分からず終いで、
非常にボヤけたメッセージしか見えてこない。
ホッタラケの島 遥と魔法の鏡

不満に思う事は多々あるのだが、
中途半端に凄い映像美だったり、豊富なアクションシーンだったり、
テンポの早い展開のお陰で、そこそこ集中して観られてしまうのだw
なんというか、決して面白くは無いのだけど、
逆にツマラナくもない、微妙~な位置なのだw
それと3DCDアニメーションについて。
水彩画やイラストのような手書き背景に、
違和感のあるモロCGのキャラ、そして異様に質感のリアルな小物類。
日本のCGクオリティーも十分高く、ピクサー作品が嫌いじゃなければ、
かなり見応えのあるものに仕上がっている。
ただしCGで描くリアルな人間は、部分的に妙にいやらしい感じがしてしまい、
(制服姿のミニスカートがチラチラ揺れる・・・・)
動きもぎこちなさを感じてしまう。

画質は綺麗。
とにかく色使いが豊富でカラフルな画。
フルCGだけあって、HVらしいクリアで繊細な映像は、
目がチカチカしそうなくらいだ。
鮮やかで書き込みも細かいが、
早いアクションシーンでブロックノイズがやや目立つ。
この辺りはBlu-rayでなら十分堪能出来るんではなかろうか。
ホッタラケの島 遥と魔法の鏡

音質も割と良好。
やや控えめな低音や、こじんまりとした高音など、
決して派手さは無いものの、
音の粒が割と際立ち、アニメらしい分かり易い、聞き易い音像。
サラウンド感はそれなり。
派手なアクションシーンなどで移動音や効果音など、
しっかりサラウンドしてくれるが、
全体的にみると包囲感は薄めで、立体的な音響という訳でもない。
映像に合わせて、もう少し派手めな音響にしてもよい気がする。

カラフルで色彩美溢れる映像に目を奪われるも、
ホッタラケの島の魅力は薄く、その世界観も不鮮明。
「忘れがちな物を大事にしよう」という分かり易いテーマも、
表面的なメッセージにしか過ぎず、重みや深みと言ったものに欠ける。
色んな物ばかりがごちゃごちゃ置いてあるだけで、
どうもその先にある物が見えてこない。
子供向けのファミリーアニメとしても、
ジブリ作品やピクサー作品に比べるとずっと見劣りしてしまうだろう。
文字通り、表面だけを楽しむアニメ。

    



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2010.07.31 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 他

(BD)イヴの時間 劇場版

本日のBlu-rayは
イヴの時間 劇場版」(初見?)
2009年 1:46 22~24Mb/s(AVC)1.58Mbps(リニアPCM 2ch)

WEBで配信され独特の雰囲気が人気で、初期のDVDが入手困難で価格高騰し話題に。
配信された15分の6話を、新規シーンを追加し、再構成した劇場版。

ちなみにニコニコ動画にて、
『イヴの時間』アニメ全6話一挙生放送があります。
気になる方は、そちらをまずチェックしてみては。


内容はアンドロイド(人型ロボット)が実用化されて間もない近未来。
家電として扱われている世の中で、
「人間とロボットの区別をしない」と言うルールを掲げる喫茶店。
そこで巻き起こる人間とアンドロイドの複雑な関係を描いた物語。
ロボット(A.I.)にも感情が宿るのか?という古典SF的なテーマですが、
派手なアクションがあるわけでも、ドキドキのサスペンスでもありません。
人間とアンドロイドとの微妙な距離感を、
アニメらしからぬカメラワークや3DCGを全面に押し出し、
切なくも温かく、時にユーモアに描いた、独特のゆったりとした雰囲気が魅力。
イヴの時間 劇場版

元々が15分、6話で構成されるショートストーリーなので、
新規シーンを追加し、劇場用に再構成されたと言っても、
やはり他の劇場作品と比べると盛り上がりに欠ける。
どうしても一つ一つの展開の流れが切れてしまい勝ちで、
一部のシーンではどうしようもなく繋がりに違和感を感じてしまう。
(時間軸の流れからしょうがないのかもしれないが)
ならば思い切って全てのエピソードをバラバラにしてしまい、
複数同時展開させるなどした方が、1つの作品として観れば面白かったかもしれない。
(その分、時間軸の整合性を合わせるのは大変そうだけど・・・)
また1stシーズンと銘打っているだけあって、
幾つかの謎や伏線も回収されず、
この映画だけでは完結していない点も、イマイチ盛り上がりに欠ける理由のひとつかも。

逆にこの作品がもともと好きな人には、
6つのショートストーリーを一気に観られるという利点も。
基本的にはオリジナルの流れそのままで、
そこへ新規シーンを付け足したものなので、真新しさはあまり感じない。
どちらかと言うと総集編といったイメージに近いが、
内容を知っている人から見ると、上手くまとめられていると感じるだろう。
イヴの時間 劇場版

画質は良好。
大半の人が(私も含めて)Web配信による低画質、小サイズモニターでの視聴だったので、
Blu-rayの高画質、大画面で観られるという恩恵は非常に大きい。
元々デジタルHD製作なので、やはりBDならではのクリアな画質を味わえる。
とは言ってもデジタル丸出しのカリカリの映像ではなく、
適度にフィルターをかけてある印象で、僅かにソフトな画質。
全体的に発色が良く、色がしっかりとのっている印象。
また一部のシーンでカラーバンディングが多く見受けられるも、
比較的明るいシーンばかりで、コントラスト感も十分感じられる。
イヴの時間 劇場版

音質も良好。
劇場作品でありながらリニアPCMの2chなのは非常に不満ですが、
音質自体はかなり良好で、
低音から高音までクリアでレンジの広さを実感できる。
多分これもWeb配信による高圧縮音源の低音質で聴いていたので、
無圧縮のリニアPCMになった事で、
今まで聞こえていなかった小さな音までハッキリと聞き取れる事が出来る。
ただ若干音圧が低く、かなりボリュームを上げないと、
一部のセリフが聞き取り難いかも。

WEB配信された15分、6話のショートストーリーを、
新規シーンを追加し、劇場用に再構成。
それなりに劇場作品として観る事が出来るが、
やはりキチンと劇場向けに作られた作品と比べると盛り上がりに欠ける。
1話15分の短編だから面白いのであって、
そのエピソードの詰め合わせた感は拭えない。
それでも独特の雰囲気や、少し考えさせられるテーマなど、
話の素材としての魅力は十分持っており、
未見の方にも勧めたくなる作品だと思う。
もちろんオリジナルファンの方も、
6つのショートストーリーを一気に観られるお得な内容。
今後の2ndシーズンも非常に楽しみ。

    



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2010.07.28 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 他

柴田淳 CONCERT TOUR 2010 月夜PARTY vol.2 ~だってピーナッツだもん~

今日のDVDは
柴田淳 CONCERT TOUR 2010 月夜PARTY vol.2 ~だってピーナッツだもん~
2010年 2:27 7.70Mb/s リニアPCM

私大好き柴田淳こと、しばじゅん。
ウチのオーディオのリファレンスとしていつも活躍しています。
そして本タイトルでライブDVD、5枚目。
一応アルバムCDも買ってはいますが、やはり嬉しいのはライブDVD。
なんたってCDよりも音質が良いんですから!
そんなに好きならライブコンサートで生歌聴いてきたら?と思っているも、
なかなかそうもいかない事情も(ゴニョゴニョ
ま、いつか行って見たいですけど。

さて、今回は月夜PARTY vol.2。会場はNHKホール。
チケットがライブ日直前まで売れ残っていた事を考えると、
やはりしばじゅんはマイナーなんだなぁ~とつくづく実感。
楽曲セットリストは、先にリリースした「ゴーストライター」をメインに、
定番曲、懐かしい曲、ライブで初披露の曲、
Jazzy、アコースティック、ロックバラード、アカペラと、バラエティ豊か。
そして今回のウリは、
有名なプロのミュージシャンをバック演奏に迎えた事による、
大人なアレンジ、演奏が聴き所。
正直、Jazzとか聴いた事無いから良く分からないんだけど、
確かに素人目(耳)からも分かる、巧い演奏。
何と言うか聞き入ると言うより、聴かされる(圧倒される)感じだ。
ただね、ぶっちゃけ、しばじゅんを聴きたいんであって、
別にJazzとかの巧い演奏を聴きたいワケじゃないんだよねw
ちょっとバック演奏が際立ち過ぎかも。
でもまぁたまにはこう言うステージもありかナ。
柴田淳 CONCERT TOUR 2010 月夜PARTY vol.2 ~だってピーナッツだもん~

画質は程々。
とにかく暗部の潰れが早く、画面の殆どが真っ暗。
余計な情報が無く、暗闇にしばじゅんがボンヤリと浮かび上がるように見える。
解像度感はあまり感じないものの、
周りが暗い為か、情報の潰れやペグノイズ等は感じ難い。
全体的にややソフトフォーカス気味で、時折かなり甘くなる。
余計な物(ノイズ)が目に付かないので、画面への集中はし易いかも。
ただ薄暗く、甘い映像なので目が悪くなったように感じる。
出来ればシャープネスを少し強めにしたいかも。
柴田淳 CONCERT TOUR 2010 月夜PARTY vol.2 ~だってピーナッツだもん~

音質は正直微妙かも・・・。
バランスは「月夜 Party vol.1」と近い。
低音も量感はあまり感じないが、
しっかりと入っているので、低音域をSWへ通して上げるとかなりSWが鳴ってくれる。
中音域も強調感がなく自然だけど、まんべんなく広がる印象。
問題は高音域。
決して丸くなっているワケではないけど、
減衰が激しく、音の輪郭が少しボケ気味。
バランスが低域~中音域~高域となだらかに落ちてゆくような印象なので、
高音が出ていなくてもあまり気にならない。
ただじっくり聴くと、しばじゅんの声の透明度が悪く、
やや白く濁ったように聞こえてしまう。
何と言うか、しばじゅん独特の声の緊張感?が伝わり難く、
妙に安心して聴いていられてしまう。
普通なら良い事なのだろうけど、しばじゅんに限って言えばマイナス要素。
儚く消え入りそうな雰囲気の中にもしっかりと芯を持った、
どこまでも伸びてゆく声が魅力のしばじゅんにとっては、
本来の魅力が薄れてしまい、これでは残念と言わざるを得ない。
全体的には「月夜 Party vol.1」同様にホール感が強い。
ただこちらも高音域がイマイチ伸びきっていないせいか、
ホール感の響きが甘く、残響音の割りに音が広がらず、
ホールの大きさと音場が一致しない。
また時折プチプチとノイズが乗っているのも気になる。
これが目立って聞こえる訳ではなく、意識外で何となくそう感じたりする事がある程度で、
試しにヘッドフォンで良く聴いてみると聞こえるといったものだ。
もしかするとあまり良い録音環境じゃなかったのかもしれない。
普通にライブ映像と一緒に楽しむ分には問題ないし、
言ってるほど音質も悪くは無い。
ただ個人的にしばじゅんに合わせてオーディオを組んでる身としては、
正直、これではリファレンスとしては使えない。
単純にライブそのものを楽しむのが吉だろう。

相変わらずの歌唱力・魅力的な歌声と、
人気にならないのが不思議なしばじゅん。
今回のコンサートは体調不良・精神的な不安定を乗り切った上でのツアーであり、
まだまだ本調子ではないように感じる部分も。
ただそれを補って余る素晴らしいステージなのは言うまでも無い。
またバック演奏に一流のプロミュージシャンを従えるなど、
歌だけでなく、演奏にも力の入ったもので、
聴き応えは十分感じさせる。
ただ本音を言えば、少し物足りなさを感じるのも事実。
それは音質的に不満があったりもするけど、
何と言うか、これからしばじゅんは何処へ向かうのか分からない、
これぞ!しばじゅん!と言うものを感じなかったせいもあるのかもしれない。

    



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2010.07.23 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 他

(HV)セブンティーン・アゲイン

今日のWOWOWは人生やり直せたら~・・・
セブンティーン・アゲイン」(初見)
2009年 1:42 HV・AAC(WOWOW)

誰しも1度や2度は「過去に戻れたら~~」なんて妄想をした事があるだろう。
まさに老若男女問わない永遠のテーマだw

内容はさえない中年おっさん(37歳)が、イケメンの高校生(17歳)になってしまう物語。
かなり出し尽くされたネタだけど、
それをちょっとだけ捻ってあり、過去に戻る話ではなく、
時代はあくまで現在で、外見(肉体的に)が戻ってしまうと言うもの。
ただし中身は主人公に人生をやり直すチャンスが与えられるという王道パターンの物語。
セブンティーン・アゲイン

基本的にはザック・エフロンを魅せるラブコメだけど、
ストーリーの骨格は意外としっかりとしており、
家族愛を取り入れたハートフルホームコメディードラマとして楽しめる。
ザック目当ても良いが、
どちらかと言うと30代、40代の男性・女性にこそ観て欲しい映画かも。
LORネタやSWネタも知っているとニンマリさせられる。
セブンティーン・アゲイン

画質は良好。
HVらしい解像度感があり、
発色も鮮やかでコッテリ気味のフィルムライクな映像。
コントラストも十分感じられる、
コテコテのハリウッド画質。
セブンティーン・アゲイン

音質も良好。
LFEも割としっかり入っているけど、やや低音の量感は物足りない。
フロントの低音成分をSWへ割り振ってあげると格段に良くなる。
元々のソースの音質が良さそうな音響だろうか。
高音もクリアで、空間的な広がりも感じられる。
中音域もハッキリとしており、厚みも十分。
こちらも全体的に分かり易いハリウッド音質。
サラウンド感も上々。
ぐるぐると音が回るようなサラウンドではないが、
要所で効果音などをキッチリこなし、
BGMなどにもサラウンド効果を持たせたりと、
常に包囲感を感じさせる。

見た目は子供(17歳)でも、中身は大人(37歳)!
そんなうらやま、もとい、ワンアイディアで惹きつけ、
笑いあり、涙あり、
そして最後はハッピーエンドにキチンと収まる、
ハリウッド王道的なハートフルコメディドラマ。
世間ではザック・エフロン一色で話題になっていたが、
それに毛嫌いすると勿体無いかも。
ザックに興味ないオッサンでも意外に楽しめる。

    



テーマ:洋画 - ジャンル:映画

2010.07.21 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

(HV)重力ピエロ

今日のWOWOWは
重力ピエロ」(初見)
2009年 1:59 HV・AAC(WOWOW)

何だか久しぶりに”まとも”な映画を観た気がする・・・。
映画の楽しみは色々あるけど、最近は映像や音響の迫力だったり、
ストーリーの面白さや好みだったり、
もっと単純に、楽しい・泣ける・笑える・驚き・凄み・カッコいい・カワイイ。
何となくパーツ、パーツだけを捉えて、表面的な感情で楽しんでた。
でもこの「重力ピエロ」をそういった表面的な感情を上手く表す事が難しい。
もっと深い、心の奥底にズシンと響くような、
感情自身を揺さぶられる作品。
例えるなら、ハンバーグやカレー、餃子や肉じゃがと言った、
旨いメニューを食べた記憶はあっても、
本当に美味しいと思った”ご飯”を食べた記憶は意外にも憶えていない。
そんな”ご飯”的な位置づけなのが、この「重力ピエロ」のような気がする。
重力ピエロ

あらすじは仲の良い兄弟が落書きと連続放火事件のある法則に気付き、追い始める。
徐々に真相に迫るうちに、数年前に起こったある悲劇を知ることに。
そして物語が辿り着くのは家族の絆だった。
謎解きミステリーを軸に、過去の回想などを織り交ぜ、
二人の兄弟、そして父親と家族の絆を描いた物語。
しかし犯人探しはキッカケにしか過ぎず、謎を紐解いてどうこうって物ではない。
あくまで家族と言う人間模様を描いたドラマであって、本筋は見失わない。

内容についてはあまり詳しくは言えない。
ネタバレとかもあるけど、むしろ上手く言葉で表現出来ないというのが本音だ。
(文章表現力が乏しいだけですけど・・・w)
作中に起こる出来事は、放火やレイプ、事故や病気と言った重いものばかりだし、
観終えた後も何とも言えない感情だけが残る。
それでもどこか温かく、心地良い雰囲気につつまれ、
心揺さぶられる内容になっているのは間違いないだろう。
あえて詳しくは触れないが、どういった内容なのか伝えるために、
作中にあるセリフを一部抜粋して紹介しておこう。
「俺たちは最強の家族だ」
「神様に聞いてみた」
「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだ」
「楽しそうに生きていれば、地球の重力だって消してしまえる」

これらのセリフを深く噛み締めれば、
考えさせられるテーマが何とな~く、見えてくるのではないでしょうか。多分w
重力ピエロ

画質はそれなり。
若干白ボケした淡い色彩のいつもの邦画画質で、
全体的にやや薄暗く、コントラスト感に乏しいも、
それ程悪い印象は受けない。
解像度感や精細度感は最低限ある程度。
映像的に画質がどうこう言うような作品でもないので、
大きな不満もなく。
重力ピエロ

音質もそれなり。
低音は殆どなく、高音も目立たず普通。
中音域は割とハッキリクリアに聞こえ、邦画特有のセリフの聞き取り難さは感じず。
音響が目立つような事はないので、
気に留めるような音はなかった。
サラウンド感も同様。
一部のシーンで環境音などの効果音でリアスピーカーを活用する程度で、
分かり易い移動音や包囲感がある訳ではない。
空間も基本的に前面に広がる音場なので、
サラウンドを意識するようなシーンはごく一部だけ。

謎解きミステリーをアクセントに、
家族という人間模様を描いた良質ドラマ。
重く暗い内容だけど、悲観的・感傷的になっておらず、
切なくも心揺さぶる物語。
家族とは何なのか、繋がり・絆の本当の意味を考えさせられる、
深いテーマが心に響く。
そして何より絶妙なキャスティングのお陰で、
映画としても満足出来る仕上がりになっている。
ちなみにどうでも良い小話ひとつ。
終盤近くで加瀬亮がサラッと語るセリフが、
以前観た「それでもボクはやってない」を皮肉っているように思えて仕方なかったw

    



テーマ:邦画 - ジャンル:映画

2010.07.19 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

(HV)ニュームーン/トワイライト・サーガ

今日のWOWOWは恥ずかしいセリフ禁止っ(///)
ニュームーン/トワイライト・サーガ」(初見)
2009年 2:11 HV・AAC(WOWOW)

前作「トワイライト~初恋~」のヴァンパイアと人間の禁断の恋、第2弾。
どうやら次もあるようで・・・
前作に増してスイーツ(笑)が濃厚に、より乙女心をくすぐる?

あらすじは、前作でようやく種族を超えた恋が実ったかに思えたが、
またも新たな障害に悩まされる事に。
傷心しきったヒロイン、ベラ(クリステン・スチュワート)を支える幼馴染も、
実は狼一族でした・・・・
なんて人外にばかり好かれるヒロインなのだろうかw
そして吸血鬼と狼男との三角関係にもつれ、
「私のために争わないで」っと究極のキメゼリフ!!
男の私が言うのもなんですが、言ってみてぇ~~www
まさに少女漫画の世界そのもの。
ニュームーン/トワイライト・サーガ

相変わらず白粉を塗ったイケメンヴァンパイアも、
2作目となれば見慣れたもので、そういうものだと思えるも、
やはり、好きだから離れると言うマゾヒストっぷりには呆れる。
もどかしい言動には毎度の事ながら煮え切らない気持ちに。
そんなんだからマッチョな狼男に割り込まれるんだよw
まさに草食男子vs肉食男子。
ま、どちらも化け物ですけどね☆

トワイライトのキモであるロマンチック・ラブストーリー。
「君なしで生きられない」など、より一層ロマンチック度がアップ。
ただし、吸血鬼と狼男のバトルや吸血鬼の王家の出現など、
前作よりもファンタジー色も強くなり、
もはや二人だけのロマンスだけでは収まらなくなってしまった。
雨や霧につつまれた幻想的な雰囲気も、
CGを多用するみてくればかり。
ちょっと危険な香りのする世界を覗き込んでいただけの前作から、
足を踏み入れ過ぎて、完全に不思議の世界に迷い込んでしまったかのよう。
それでいて恥ずかしいセリフのオンパレードなものだから困ったものだ。
ニュームーン/トワイライト・サーガ

ちなみにいつの時代も吸血鬼vs狼男は永遠のライバルですね。
果たしてヴァンパイアとライカン、どちらが強いのか?
ラブストーリーよりもそっちの方が気になってしょうがないw
また吸血鬼の王家(ダコタ・ファニング)とか、
好きものにはたまらないw

画質はそれなり。
青緑調の色彩が強く、全体的に薄暗く寒々しい画調は前作同様。
ただ前作よりもコントラスト感が弱まり、
やんわりとした感じになっているのはCGとのバランスを考えてか?
解像度感はそこそこだが、やはり細部がザワ付く印象も。
また暗部も前作と比べるとイマイチ物足りないかも。
ニュームーン/トワイライト・サーガ

音質もそこそこ。
冒頭より低音の沈み込みの良い締まりある低音。
高音もクリアで伸びも十分。
中音域も聞かせ所でしっかり鳴ってくれる印象で、
特に狼男の鳴き声はアンダーワールドほどじゃないにしろ、
重厚で十分迫力を感じさせる。
やはり動きが俊敏なだけのヴァンパイアよりも、
見た目からしてガッツリくるライカンが登場すると、
音響的には面白さが増すのは必然か。
サラウンド感も同様。
狼男が登場するシーンは移動音など分かり易いサラウンドを活用し、
いっきに音場空間が広がる。
ただそれ以外のシーンになると逆に物足りなさを感じてしまうかも。
前作同様自然な広がりを重視したサラウンド。

種族を超えたピュアな恋も、
行き過ぎるとまた別の種族と鉢合わせ。
吸血鬼と狼男の三角関係に挟まれ、
悩めるヒロインの身勝手っぷりは相変わらず。
また更に広げた風呂敷はファンタジー色に染まり、
もはやこの恋は何処へ向かうのやら・・・。
続く3作目の為にと、
此れ見よがしの尻切れトンボのラストは驚嘆致し候。
そんなどうしようもなくロマンチックでファンタジーなラブストーリー。
ちなみに前作は必見。
あまり多くは無いが、前作の登場人物がポンポン飛び出るので、
出来れば再度復習してから観る事をお勧めします。

    
                    ↑かなり美味しい所をバラしちゃってますので要注意



テーマ:洋画 - ジャンル:映画

2010.07.18 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 た

(BD)風の谷のナウシカ

本日のレンタルBlu-rayは
風の谷のナウシカ」(初見)
1984年 1:56 35~40Mb/s(AVC)2.8Mbps(リニアPCM 2ch)

ダメダメ画質だと分かっていても、
気になって気になってしょうがなく、レンタルしてきました~w
内容についての感想は、日本人なら誰でも知っている作品だと思うので割愛します。
今回は画質・音質についてです。

まず画質。
オリジナルに忠実に再現・・・・
揺れる、ボケる、バラつく。
当時のどうしようもなく古臭いフィルムそのまんま再現されている・・・。
分かっていても、
PHLならば・・・と淡い期待もすぐさま消え去った。
ともすれば覚悟は決まった。
レンタル代240円分、キッチリその画質を堪能してやろうではないか!www

まずビックリするのが、驚くほど鮮明なカットもあれば、
目を擦りたくなるほど甘いカットになったりと、安定しない。
普段のBDならば”ごく一部の数カット”程度なんだけど、
ナウシカの場合、本編の約1割くらいはボケカットなんじゃなかろうか。
とにかく序盤はかなりの頻度で甘い映像が入り乱れる。
しかも同一カット(1画面内)に置いて、ボケとクッキリが混合しているから性質が悪い。
多分これは当時のセル画撮影の問題なのだろう。
それだけハッキリ見えて凄い!と素直に喜べないのが残念だ。
この安定しない画質に視力が悪くなりそうな気分。
ただし中盤以降、若干安定するのか、
それとも単に目が慣れただけなのかw
あまり気にならなくなった。

フィルムグレインは割りと多目ながら、ノイジーさは感じず。
もっとザラザラした質感を想像していたけど、
何と言うかグレインの角が立っていなくて、
適度に丸みを帯びた自然な粒子感とでも言えば良いだろうか。
シーンによっては結構ゴリゴリしてるけど、決して嫌味じゃない。
もちろんグレインにノイズが乗ることも無く、
個人的にはかなり好印象。

次にセル影。
恥ずかしながらナウシカ視聴後に気になり、調べるまで知りませんでしたが、
人物の顔や体の輪郭に一回り、二回り疑似輪郭のようなものがしょっちゅう見える。
リンギングのようなもの。
どうやらこれがセル影と言うらしく、
セル画を重ねると、その厚みで影が出来てしまうらしい。
その影が輪郭の回りに黒く見えてしまっている。
今までLD、DVD、TVと、散々ナウシカを見尽くしてきたが、
そんなものが映っていたなんて、正直知らなかった(気付かなかった)
でもカットによっては目の周りにそれが映るとパンダ目になってたりするんだけど・・・w
フィルムに忠実・・・ってのも良いけど、さすがに気になるよ、これ。
ひとつ間違うとリンギングそのものだし・・・。
巧く処理して欲しかった気もする。

色。
赤い。
明らかに赤みがかってる。

今までのソースでは逆に赤みが足らなかった部分もあったから、
余計にそう感じてしまうのかもしれないが、
それでもカラコレ失敗感は否めない。
しかもシーンによってまちまちだから余計に困る。
全体的に赤みがかっているならモニタ側でどうとでも調整出来るが、
そうでないシーンも割りとあるから困るんだな、これが。
これじゃぁ千と千尋の赤病の二の舞じゃないか。。。。

その他。
フィルムの揺れは結構あるし、ゴミや傷もチラホラ散見出来る。
引っ掻き傷のような擦り傷や、影のようなものまで見える。
今まで気付き難かった部分までハッキリ見えてしまっている。
同じようにセル画の色むらなども確認できてしまい、
より”汚さ”が目立つように。

では良い点は。
まず解像度の恩恵からくるスカッとしたような映像。
シーンによってはセル画が浮き上がって見えてしまう程クッキリ鮮明に。
それに伴いディティールやセル画ならではのタッチの質感等、
BDならではの情報量が格段に良くなっている。
また暗部の情報量も豊富で、今まで良く見えなかった部分もキチンと見える。
黒浮きと言うより、明暗度差がしっかり表現出来ていると言った方が良いだろう。
もちろん黒はしっかり黒のままだ。
コントラスト感も高く、全体を通して非常に明るい。
色合いも赤みがかったりもしていたりするけど、
全体的に彩度が高く、色濃い。
今までのソースはどうしても薄く、暗い印象ばかりしかなかったが、
何と言うか、画に生気があると言うか、ある種、瑞々しさのようなものを感じる。

(望む)期待が大きかった分、不満点が先に出てしまったが、
今までセリフを暗記するほど、VHS、LD、DVD、TVで観てきたが、
お世辞抜きに、
今まで見た事も無いナウシカを見る事が出来た。
確かに画質の悪さは観るに耐え兼ねない。
しかしそれを補って余りある良さ、
感動すらし兼ねない映像がここにあった。
だからこそ、もう少しどうにか出来たんじゃないかと切に思う。
”汚いけど綺麗”
いや、
”小汚ねぇ~、けど、すっごい綺麗”
そんな相反する要素が混在した画質なのだ。
レンタルで十分な画質なんだけど、買っちゃおうかなぁと、
そんな心揺れ動かされてしまった画質なのだ。


音質ついで。
こちらは手短に。
リニアPCM2chだが、音声はモノラル。
元々の音響から良くなる事も無く。
特に音声は明瞭さを通り越してピーキーで煩い。
しかも声がデカイ。
オリジナルの低音は殆ど無く、高音も頭打ち。
とにかく音声が前面に押し出された音響バランスで、
臨場感や迫力といったものとは無縁・無関係。
音質だけを見れば(聴けば)クリアそのものなのだが、
元あるビープノイズなど、今まで気になり難かった音まで聞こえてしまう。
逆にサーノイズなどはかなり抑えられている。
が、とてもじゃないが、褒められる様な音響・音質ではない。
ただしDVDに収録されていた、
あのこんもり篭ったドルデジではなくなったので、
その点だけは良しとすべきか。

↓以下続きにて、
Blu-ray、DVD、地デジ、久石譲in武道館の画質比較。
 ※画像が多いのです


【“(BD)風の谷のナウシカ”の続きを読む】



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2010.07.15 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 他

藍色夏恋

今日のレンタルDVDは純朴で清々しく甘酸っぱくてくすぐったい
藍色夏恋」(初見)
2002年 1:24 8.78Mb/s 384kbps(ST)

どうしてこの映画を借りたのだろう・・・。
良く憶えていないw
とてもじゃないが自分には似つかわしくない、っと自分でも思うw
何とも純朴で、甘酸っぱく未熟で、清々しく、くすぐったくて、瑞々しい。
そんな淡い青春の1ページ。

あらずじは至ってシンプル。
友達のキューピット役を頼まれるも、誤解で相手から好意を持たれてしまう。
しかし彼女はそれに応えられない理由が・・・。
っと3人の高校生の青春の1ページを切り抜いたかのような、
恋という形にも成りきれていない、まだ未熟な関係を描いた青春物語。
昨今のベタベタなラブストーリーとは全く違い、
互いをフルネームで呼び合う照れ隠しや、
ただ自転車で追いかけ並走するだけで満足するような、
どこにでもありそうな日常風景が、まるで世界の全てのような感覚に囚われる。
そんな何とももどかしいバカみたいな拙い想いに、
自分の古い(?)記憶をダブらせて、くすぐったくもノスタルジックな気持ちにさせてくれる。
藍色夏恋

ストーリーはシンプルで分かり易いけど、
展開は起伏もなく淡々としているので、
恋愛ストーリーを楽しむには向いていない。
どちらかと言えば雰囲気や空気感を楽しむ映画。
また純朴で初々しい、精神的にもまだまだ未熟な青春なので、
煮え切らない(何も進展しない)展開を理解できるかどうか。
この手の映画が苦手な人は多そうだけど、
決して観て悪い印象は受けないだろうと思う。

画質は古臭い。
ハイライトが飛び、黄色く変色してしまっていたり、
フィルム焼けを起こしてしまっていたり。
時折フィルムのゴミや傷も散見出来るなど、
割りと最近の映画なのにフィルムの状態がよろしくない。
発色もレトロな雰囲気だったり、
暗部の諧調もバッサリ潰れていたりとやたらと古臭さを感じてしまう画調。
これを作風の味としてとらえるか。
ペグノイズこそ目立たないのが唯一の救い。
藍色夏恋

音質はよろしくない。
典型的なかまぼこ型バランス。
低音・高音が殆ど出ず、中音域ばかり主張してくる音響。
若干ナローレンジだが、あまり閉鎖感は感じられない。
また広がりもモノラル的で、殆ど音場が広がらない。
まるで韓国ドラマのような音響とでも呼べばよいだろうかw
疑似サラウンドによる効果もあまり効果なし。
そもそも音のセパレートが悪いので、疑似サラウンドさせても、
音像が散漫に広がるだけなので、かえって逆効果。
素直にステレオで視聴すべし。

純朴で甘酸っぱい、淡い青春の1ページ。
何でもない日常風景がそこにある。
自分の記憶をダブらせ、ノスタルジックな気持ちにさせる。
この何とも言いようの無い懐かしい空気感。
ただしラブストーリーと言えるほど恋愛はせず、
煮え切らない展開が終始続くので、苦手な人も多そう。
例えるなら純和食、京料理の香りを楽しむような映画か。
今時の偏食スイーツ(笑)に飽き飽きしたら是非。

    



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2010.07.14 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 あ

カプリコン・1

今日のレンタルDVDはジャンル不定のごっちゃ煮
カプリコン・1」(初見)
1977年 2:09 3.25Mb/s 384kbps(DD)

今月も「ブログ DE ロードショー」で紹介頂きました。
TSUTAYAでレンタルしようと検索したら”洋画ドラマ>ミステリー”の区分に。
でも幾ら探しても見つからない。
そう言えば紹介してもらったコメントに、
火星探査がどうたら~のSFだったような・・・(予備知識を得ずに見ようと思ってたので)
もしや?と思い、SFの棚へ行くとすんなり見つかるw おぃ!>TSUTAYA
でもって、これがかえって良くなかったんですが・・・・
もうすっかりSF物なのだと(ジャケットからして)思い込んでしまっていたので、
てっきりアポロ13とかそんなんか?それともレッドプラネット系か?とか想像しまくり。
でも実は・・・ジャンル不定。
なるほど。
そういう事か!
ちょっと言い方は悪いけど、
SF・サスペンス・アクション・アドベンチャーの”ごっちゃ煮”

内容はNASAの予算削減により、偽装火星有人探査(セット撮影)を決行。
でもバレそうになり宇宙飛行士の逃亡。
また陰謀に気付いた新聞記者が探り始める。
さぁ、NASA(政府)はどう対処しようか。
そんな今の時代でやるとアホ臭い内容だろうけど、
当時(77年)だからこそ皮肉が効いてるサスペンスドラマだw
そう言えば月面着陸も疑惑があったね。
真空状態で星条旗がなびいているだとか、影の方向がおかしいだとかw
カプリコン・1

う~む、作品が古いだけに感想に困る・・・
時代を差し引いて考えるべきなんだろうけど、
そんな器用な事、私には出来ません(><)
なのでいつもの(?)辛口評価と言うか、”あたりまえ”なツッコミを少々。
どうも古い作品は会話劇臭くて集中出来ない。
展開も疎らで落ち着かないし、テンポも遅い。
やはり最近の洗礼された脚本編集のハイテンポな映画に慣れすぎたせいか、
この尺にルーズな流れにイライラしてしまう。
倍速再生で見たくなってしまった。
(試しに倍速再生して、キチンと観れてしまったw 会話(字幕)も理解出来るし)
またCGを使わない(使えない)特撮シーンも、
今となっては古めかしさは否めない。
物語では火星着陸を特撮で騙しているようだけど、
観ているこっち側は本編の特撮には騙されないw
これがSF作品だと言われて(勘違いだけど)
サソリやガラガラヘビと真剣に戦ってるシーンを見て本気で泣きそうになったw
時代を考えれば当たり前なんだろうけど、
正直、観ていて悲しくなってしまったのは、
映画好きとして失格でしょうか・・・?(T_T)

画質はどうしようもなく悪い。
非スクイーズのレターボックス収録。
そして私の知る限り、
セル・レンタルDVDの中で最もビットレートが低い、3.25Mb/s
さらに追い討ちをかけるように、
古い作品からくるフィルムの傷や影、ゴミ。
もはやペグノイズなのか、フィルムのスクラッチなのか判断出来ない。
何より一番辛かったのは、どうしようもなく映像が暗い。
暗いシーンではもはや何が映っているのか判別出来ない。
ここまで画質が悪いと、プロジェクターで観る事に苦痛を感じる。
(このディスクをシャカシャカすると、どうなりますかね?>サンダーロン)
カプリコン・1

音質はこれまた何とも・・・。
まず冒頭のテーマ曲らしい音楽は驚くほど良い。
しっかりLFEが入っており、しかも繋がりの良い低音でしっかり鳴らしてくれる。
古い作品なので高音の伸びこそ無いものの、篭り感は無くスッキリしている。
リマスタリングされた5.1chなので、もしかしたら期待出来るのか?
っと思ったのも束の間。
旧作品特有のモノラルを無理やりステレオにした音響が耳に付く。
この定位が散漫で、位相のズレたような音場は気分が悪くなってしまう。
またシーンによっては録音加工された音を、
再度ミキシングしたような音場になったりもするので、
何だか風呂場で聞いているようなサラウンドで酔ってしまう。
音質自体は決して悪くないのだが、音響としては気持ち悪い。
サラウンド感は意外にも・・・。
っと言うか、まるっきしドルビープロロジックⅡのようなサラウンドだwww
効果音や移動音など、しっかり後方から聞こえてくるのだが、
何と言うか音が近いと言うか、背後に壁を感じる。
また爆破シーンなどの派手めな音に対しては、
フロントとリアが同時に(同じ音が)鳴るような、違和感のあるサラウンド。
サラウンドが無いよりはずっとマシかもしれないが、
出来ればリアスピーカーのレベルを少し抑え気味した方が良いかもしれない。

疑惑の月面着陸から着想を得た、
77年度としては、とてつもなく風刺の効いた映画だろう。
序盤は偽装火星探査から始まり、
宇宙飛行士の逃亡劇、
政府の陰謀(NASA)を新聞記者が探るサスペンスと、
SF・サスペンス・アクション・アドベンチャーと何でもありの、
ジャンル不定の”宝石箱や~”(彦摩呂風に)
冒頭から流れるテーマ曲だけがやけに耳に残った・・・。
ちなみに私個人はカプリコーン(山羊座)ですw←オチ

    



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2010.07.12 | Comments(7) | Trackback(0) | 映画 か

(BD)ラブリーボーン

本日のレンタルBlu-rayはイマジネーションファンタジー
ラブリーボーン」(初見)
2009年 2:15 32~35Mb/s(AVC)3.8~5.4Mbps(DTS-HD)

“私は、スージー・サーモン。
 お魚みたいな名前でしょ。
 1973年12月6日、私は14歳で殺された―。”
決して理不尽な人生に抗い、神へ復讐をする物語ではないwww
ただどちらも死後の世界を通して、”死”をどう受け止めるのか、
を描いた点で共通しているとも言えなくは無いかもしれないw
ラブリーボーン

予告で見る限り、犯人を追い詰めたり、家族を守ったりしたくて、
成仏せずにスージーが奮闘する「ゴースト」的な展開にも思えたが、
全くそうではなかった。
幻想的なファンタジーと猟奇的殺人犯をソフトな語り口で綴っただけの、
叙情的、文学的なイマジネーションファンタジー。
事件解決や一度だけ家族とお別れをすると言った要素は皆無。
感動的なお涙頂戴ドラマを期待すると肩透かしを食う。
ラブリーボーン

っというか、何をしたいのか、どこへ向かいたいのかサッパリ分からず、
最初から最後まで煮え切らない気持ちのまま終えてしまう。
とにかく無駄な場面が多く、その展開も脈絡が薄く、行動に没頭できない。
何と言うか、言いたい事、伝えたい事は何となく理解出来るのだが、
それを言葉に表せば1分で説明出来る事を、
幻想的なシーンで叙情的に長ったらしく2時間も見せられた気分。

こういうのを好きと感じる人も少なからず居るだろうけど、
殆どの人は、この煮え切らない展開に苛立ちor眠気を感じる事だろう。
ラブリーボーン

画質はそれなり。
割りと色濃い画調でソフトフォーカスな癖のある映像。
実写部とCG部のバランスを最優先にしたのだろう。
確かに綺麗ではあるのだが、高画質ってイメージとは違う。
一言で言えばまったり。
もう少し精細感が欲しい気もするが、作風に合っていると言えばそれまで。
何となく記憶色を強めたような、不思議な映像に感じられた。
ラブリーボーン

音質はそこそこ。
派手な低音は無いものの、ガッツリ沈み込む感じはロスレスならでは。
高音はあくまで自然な印象で、温度を感じさせる広がり。
中音域は密度・厚みを感じ、押し出し感のある音。
全体的にあまり情報量がある音響ではないけど、
一つ一つの音にしっかり芯がある感じで、
温かみのある音が空間に満たされると言った雰囲気だろうか。
自然さと言うより、少し作られた感も時折感じる。
サラウンド感も同様。
効果音などでリアスピーカーを活用しているも、
基本的にはフロント補助的なサラウンドがメイン。
自然さとはちょっと違うけど、温かみを感じる空間が広がる印象。
立体的な空間ではないものの、満たされる包囲感は十分感じられる。

死後の世界を通して、”死”をどう受け止めるのか。
ソフトな語り口で綴った叙情的なファンタジー。
よって、
事件解決・家族と再会といった感傷的なドラマを期待すると肩透かし。
幻想的な死後の世界を叙情的、感情的に妄想するだけの、
一体どこへ向かうのか分からない、奇妙な物語。
そしていつか、石油にでもなってゆくのだろう・・・

    



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2010.07.11 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 ら

パーフェクト・ゲッタウェイ

今日のレンタルDVDは
パーフェクト・ゲッタウェイ」(初見)
2009年 1:37 5.20Mb/s 448kbps(DD)

このご時世、「衝撃のラスト」というキャッチコピーがあると、
ろくなモノじゃない事が非常に多い。
いかに観客を騙そうか、本筋そっちのけでそればかり考えているのだろう、
それがミエミエでつまらないパターン。

内容は新婚旅行でハワイを訪れ、あら大変、殺人鬼が潜んでいるではありませんか!
しかも犯人は男女二人組のカップルらしいと言う情報も。
でもせっかくのハワイだし、このまま先へ進んじゃえ!
出会ったカップルは皆犯人なんじゃ?と疑心暗鬼になりつつも・・・・。
ハワイと言っても秘境が舞台なので、ある種、逃げ場の無い密室ミステリー劇と言える。
全く予備知識を得ずに観たので、後々知ったのだが、
容疑者6人、犯人2人”と言うコピーはどう考えてもネタバレだと思うのだが、どうだろうか?

犯人は誰だ?と言う登場人物同様に、
観る側も疑心暗鬼にさせてくれるサスペンスとしてはなかなか雰囲気良く出来ているも、
ミステリーとしてはアンフェアな犯人オチになっており、
これを納得出来る人は相当寛容な人に限られるだろう。
確かに犯人を知った上で2度見すれば、
それまでのセリフの意味が全く違ったものになるのだが、
犯人が分かった上でみるサスペンス程面白く無いものはなく、
そこまで興味を惹かれる内容でもないので、大抵もういいや、と思ってしまうだろう。
また大胆すぎる伏線が沢山張られていますが、
初見では犯人の目星が付いていても、
それを裏付けるだけの”理由”が提示されていないので、理解出来ても納得は出来ない。
結局はあざといミスリードと伏線を腹一杯見せられて、
メインディッシュに用意された犯人ネタバレ時には既に満腹で興味を失せてしまう。

そんな感じだろうか。
パーフェクト・ゲッタウェイ

しかし犯人が明らかになった後は開き直ったかのように、
勢いのある追跡劇へと変わり、バイオレンス描写を織り交ぜつつ、
緊迫感も増し、見応えのある展開へと急変する。
サスペンス映画として観ているとチープに感じられてしまうかもしれないが、
個人的にはこのホラー的なノリが嫌いじゃないw
むしろ、冒頭のカップル殺人事件をグロ描写(拷問シーン)にして、
あとはラストの犯人が死ぬシーンをちょっと工夫すれば、
良質なホラーの出来上がり!になってしまうw
ちなみに本編中、コケオドシ音が1~2箇所用意されており、
やはりミステリーサスペンスと言うより、
サスペンスホラーとして作った方が良かったのでは?っと思わずにはいられない。

画質は悪い。
最近はBDやWOWOWのHD映像ばかり見慣れてしまったせいか、
このノイズまみれのモッサリとした映像は耐え難い。
DVDってこんなに画質悪かったっけ?そう思い、
他のDVDをチラ観したが、そうでもなかった。
どうやらこのDVDの画質が悪いだけのようだ。
DVDとしても情報が潰れすぎており、ペグノイズも結構目立つ。
また発色も異様に抜けが悪く、全体的にくすんだ色合い。
新作にしてはあまり画質は良くなく、
せっかくのハワイの雄大なロケーションも見栄えせず。
でももしかしたらBDでも微妙そうな画質かもしれない。
パーフェクト・ゲッタウェイ

音質は普通。
これと言った特徴が無く、良くも悪くも。
あまり派手な低音は無く、軽さも感じず。
高音も鋭利さは無いが、篭り感も感じず。
中音域は若干抜けの悪さを感じるも、それほど気になるレベルでもない。
歯に衣着せぬ物言いしか出来ないんだけど、、、
特に良い・悪い関係なく印象に残るような音響じゃなかっただけ。
まぁ普通。そうとしか言いようが無いw
サラウンド感は少なめ。
密林の中での鳥の鳴き声や雨音など、
環境音はそこそこサラウンドされているも、全体的に薄め。
リアスピーカーを意識させるような効果音は無く、
少し物足りないかもしれない。
ただ全体的な音場の広がりはそこそこ感じられるので、
決して狭苦しい、もしくは物寂しいサラウンドではない。

「衝撃のラスト」という騙し系ミステリーサスペンスは、
意外な人物が犯人だというのは相場が決まっており、
オチは予測の範疇。
また犯人探しを楽しみたくともオチはアンフェアにしか用意されておらず、
「騙された~」と素直に楽しめない。
むしろ見所は野外でありながらの密室的なスリルを味わうもの。
ただそれもホラー作品ではよくある事。
結局はどっちつかず、何にも成りきれていない、
中途半端感は否めない。
それでもオチに納得せずとも、
ラスト30分の追跡劇はホラー好きには、なかなか楽しめるものになっている。

    



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2010.07.10 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 は

(HV)消されたヘッドライン

今日のWOWOWは「ザ・バンク」+「クライマーズ・ハイ」 - ぜい肉 =??
消されたヘッドライン」(初見)
2009年 2:07 HV・AAC(WOWOW)

肉厚(メタボ)なラッセル・クロウが、骨太の社会派サスペンスを演ずるw
冒頭からガッシリ心を掴み、二つの事件が交錯しつつ二転三転と手際よく展開。
その一方でブンヤ魂と私的感情などの葛藤を描き、人物描写を上手く組み込む、
まさに肉厚で骨太なサスペンス。
中盤まではほぼ完璧と言っても良い出来栄え。
そう、ラストの展開で全てを台無しにしてしまうまでは・・・・。


内容はベテラン新聞記者が巨大な陰謀を追うサスペンス部と、
スクープをとる為に、確実に裏を取らなければならないブンヤの葛藤を描くドラマ部。
前者は似たような作品が多く、ごく最近観たプロットで言えば・・・>「ザ・バンク」
後者はまさに「クライマーズ・ハイ」を髣髴とさせる。
割りと王道的なサスペンス作品なので、どうしても被ってしまう作品がチラホラ頭をよぎる。
ただありがちな内容でも、見せ方や展開の持って行き方が非常に上手く、
複雑な人物関係、犯罪の構図など、次から次へと情報が与えられるも、
観る側が頭で処理しきれたギリギリのタイミングを見計らったように答えを出してくれるので、
気持ちよく観る事が出来、疾走感や充実感を感じさせる。
(字幕だとそれを読んでから理解する分、若干追いつくのがキツイかも)
またスクープを取るために焦りすぎたり、
分かっていても私情で揺れ動く人物描写になど、
展開以外でも抑揚、陰影の付いた物語になっており、
なかなか見応えのある内容になっている。
消されたヘッドライン

軍需産業と政府の癒着という定番的なプロットだが、
非常にスリリングで手に汗握る展開が続き、
巨大資本や権力を追及するジャーナリズムは、
単なる陰謀サスペンスに終わらず、キッチリ人間ドラマとして魅せてくれている。
ここまで見れば傑作にも思えたのだが、
3つほど不満点を感じてしまう。
まず一つ目は、メタボのラッセル・クロウをはじめとするキャスティングの難しさ。
どう見ても野暮ったく見えるラッセル・クロウ。
人によってはそれがブンヤっぽくて有りかもしれないが、決してカッコ良くは無い
またその友人役だと言うベン・アフレックも微妙に不釣合い。
この辺りは人によりけりだろうけどw
次にアクションが少なく、エンタメ性が低い事。
派手なアクションなどなくとも十分見応えは感じられるのだが、
いったいどこが山場なのか、映画として分かり難く、
どうしてもインパクトに欠ける印象を拭えない。
要は見栄えしないのだw
そして3つ目。
これが最大の欠点なのだが、
ラストの結末がチープ過ぎてそれまでの全てを台無しにしてしまっている。
これについてはあまり言及し過ぎるとネタバレに繋がってしまうので控えるが、
終盤までの盛り上がりを冷ましてしまう所か、テーマすら薄めてしまい、
観終えた後に残るのはモヤッとした気分だけだ。
っと、いつにも増して批評家気取りの感想だけどw
多分この3点の内、誰でもひとつくらいは感じる不満点だと思う。
逆にそれらを除けばかなり面白いという事でもあるw
消されたヘッドライン

画質は良好。
コントラストをやや強め、コッテリとした画調。
特に黒が綺麗に表現されており、立体的な映像に感じられる。
ただ一部のシーンで黒浮き気味で、やや汚らしい映像になる事も。
全体的に解像度感を随所に感じられるが、精細感という意味ではいま一歩物足りないかも。
もしかするとHV放送だからそう感じられるけど、
これがBDだったら恐ろしく高画質に化けてしまうかもしれない。
最新作らしく高画質であることは間違いない。
消されたヘッドライン

音質も良好。
こちらもハリウッドらしいダイナミックな音響。
あまり強調感は無く、あくまで聞かせ所はしっかり鳴らす低音。
広がりとメリハリを効かせる高音。
そして明瞭で立体感溢れる中音域。
分かり易い音場で個々の音が展開するハリウッド音響。
サラウンド感も良好。
冒頭より随所に映るヘリの移動音、街の雑踏など、
サラウンドを意識するサウンドメイクになっており、
包囲感はそれなりに感じられる。
全体的に決して派手さは無いが、聴き応えは十分感じさせくれる。

巨大資本や権力の陰謀説といった定番的な、
サスペンスの王道をいく内容だが、
きめ細かな脚本、手際よい展開のお陰で、ぐいぐい引っ張ってくれる。
また派手なアクションは無くとも非常にスリリングに見せてくれ、
ブンヤ魂のスクープ、真実の追求、私的感情と言った人物描写にも優れる。
ただし、アクション性は薄いので、
そういった面白味・インパクトには欠ける印象。
またラストの展開に難があり、
最後の最後でモヤっとさせられてしまうかもしれない。
それらを踏まえた上で観れば、
かなり面白い骨太の社会派サスペンスを楽しめるでしょう。

    



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2010.07.08 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 か

(HV)真夏のオリオン

今日のWOWOWはロマンス溢れる2時間TVドラマのノリ
真夏のオリオン」(初見)
2009年 1:59 HV・AAC(WOWOW)

潜水艦映画にハズレ無しと言われているが、いやいやそんなことは無い。
それは洋画に限った事であって、邦画は「ローレライ」などダメダメ潜水艦映画がある。
今作はそもそも戦争映画ですらないかもしれないw
厳しい軍の規律や死して勝利をもたらすといった、
熱く堅苦しいステレオタイプの戦争物とは間逆を行く、
現代的な若者向けのロマンス戦争ムービーだ。

サラサラヘアーにダブダブの軍服姿で、
玉木宏がこやかに飯にしよう!とお茶漬けをかっ食らい、(カレーでしたけど)
将来の夢はオーケストラの指揮者と語らう。
どこか気の抜けた空気が漂う、ゆる系2時間TVドラマのノリ。
真夏のオリオン

内容は終戦間際の日本海軍潜水艦とアメリカ海軍駆逐艦が、
スポーツマン・シップならぬファイトマン・シップでフェアに戦うというもの。
人間魚雷「回天」は人間兵器だから己のプライドにかけて使わない(使いたくない)
救助活動中は攻撃せず待ってあげる。
戦い終えたら互いの健闘を称えよう。
などといった、保守的な戦争映画ファンには生ヌルいものばかりが続く。
それでいて偽装やおとり魚雷で相手を惑わせつつ、
限界潜航深度を越えて物音を立てずに潜み続け、
1回きりの浮上で攻撃チャンスを狙うといった、
潜水艦バトル定番の戦略展開が続く。
バトルそのものはそこそこ良く出来ているも、あまりの緊張感の無さ過ぎに、
まるで潜水艦ゲーム、戦争ごっこをやっているかのように思えてしまう。
潜水艦と言えば、限られた酸素・蒸し苦しい艦内、油まみれの軍服、
汗苦しい男達と言ったイメージが強いが、
胸元がかるく濡れた程度の爽やかな若者が「生きて帰ろう」などと青臭さ全開で語る、
まさに汗も滴るイイ男そのものだw
多分きっと艦内はアロマのイイ匂いとかしてるに違いないw
真夏のオリオン

例に漏れず反戦イデオロギーがたっぷり詰まった戦争映画なのだが、
今時の若者が青臭い理想論ばかり唱えるものだから、
どうも戦争と言う重みがまるで感じられない。
潜水艦バトルとしてはそこそこ良く出来ているし、
オリオン座に託された愛のメッセージなど、
(敵味方隔たり無く、また何処に居ても空を見上げればオリオン座が見える)
ロマンチック溢れる如何にも現代的なテーマに仕上がっている。
ちょっと語弊があるかもしれないが、
ガンダム色やマクロス色があるような、ファンタジー戦争映画かもしれない。

画質はそこそこ。
本編の殆どが薄暗い艦内だが、
暗部の見通しは良く、ある意味セット撮影感を感じてしまうw
解像度感は十分感じられ、機械類の金属の質感も良く表現されていながら、
白熱電球の温かい光など雰囲気も良く出ている。
逆に実際に海外ロケで撮影された駆逐艦は間に合わせで撮りました感があり、
それぞれの攻防を相互に映し出される際に、その落差に興醒めしてしまうかも。
またあまり予算を掛けられていないのだろうか、
映像的にあまり迫力あるシーンは少なく、割りと地味なシーンが続くので、
大画面で観る喜び感が薄く、どことなくTVの2時間ドラマを見ている気分にw
真夏のオリオン

音質は良好。
邦画にしてはLFEがきちんと入っており、
爆風と言った効果音にしっかり低音を効かせてくれる。
高音はあまり目立たず、少しシャリ付き気味。
中音域は割りとハッキリしているが、邦画特有の滑舌の悪さが時折気になる程度。
戦闘シーンの聞かせ所は割りと力の入った音響効果が続くけど、
ドラマ部になるとこじんまりとした印象かもしれない。
サラウンド感は普通。
こちらも戦闘シーンでは移動音や効果音など、
分かり易いサラウンドが組まれており、
魚雷が通過する移動音など聞き所十分。
ただその他の部分でパタリとサラウンドが弱まってしまい、
フロントに音が集まりがちに。
せっかくの潜水艦特有の閉鎖感といった包囲感も薄い。

従来の熱く堅苦しいステレオタイプの戦争物とは違い、
爽やかに理想論を唱えるといった、
ロマンチック溢れる如何にも現代的な戦争ドラマ。
緊張感溢れる極限の精神状態・・・は全く感じられず、
どこか涼しげに、まるでゲーム感覚で敵艦と対峙する。
果たして本当に”戦争”をしているのだろうか?
そう疑問に感じずにはいられない。
悲惨さを前面に出した戦争映画が良いとは限らないが、
あまりに綺麗事過ぎる戦争映画もどうかと思う。

    



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2010.07.06 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 ま

第11回 ブログDEロードショー

今月もまたmiriさんよりお誘い頂きました、
「ブログ DE ロードショー」

今回は1周年を迎えるめでたい回でもあるそうです!
そんな今月のお題は白くじらさんが選んで下さいました。

作品名は 『 カプリコン・1
(1977年・アメリカ/イギリス製作 監督はピーター・ハイアムズ 原題:Capricorn One)


選んで下さった理由は

1・未だに実現していない火星有人探査を扱いながら、
  今でもありえそうな出来事という恐怖を、みなさんと味わいたいため。(^^;
2・最近、火星関係の作品を観て懐かしくなったため。
3・まるで生き物のようなヘリにまた会いたくなったため。
4・「ブログ DE ロードショー」一周年ということでここはSFかな!と。
5・といいながらもSFというよりはサスペンス仕立てなので、すんなり入れるかなと思って。

 ・・・との事です。

日程は、7月9日(金)~11日(日)の三日間。
各自の都合の良い日時に鑑賞します。

もし興味がある方がいらっしゃったら、是非とも一緒に参加してみましょう!
詳しくはmiriさんのブログにて告知されています。



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2010.07.04 | Comments(0) | Trackback(0) | ブログdeロードショー

『Angel Beats!(エンジェルビーツ)』:まとめ

つい先日、最終回を迎えたAngel Beats!
しばらくブログも手に付かないほどに余韻に浸っていましたがw
一区切り付いたと言うことで、このアニメについてのまとめでもしてみようかと。
まぁ論察とか大した事じゃく、ただの散文程度ですが・・・w

まずどういった内容なのか。
ミッションと称して野球してライブして、釣りしてまたライブして、
テストしてライブして。の悪あがき人生。
箱庭的な日常を描いたセカイ系?
毎回何らかのミッションを行い、ギャグを多く織り交ぜつつ、
時にシリアスに、時に感動的に。
展開がコロコロ変わり、登場キャラが多い事もあり、
まるで2話分を1話に凝縮したような内容になっており、
言い換えると詰め込みすぎかも。
唐突と感じるか、急展開と感じるか。
昨今の日常をベースとした、まったり系アニメとは異なり、
間延び感が一切無く、無駄な途中過程を省いて山場だけを見せる、美味しい作り。
その間の描写を求める(全て説明されないと)人には不評で、
そんなの気にしない(含みを自分で考えられる)人にはウケが良い。

また舞台である死後の世界についての謎に囚われ過ぎると本筋を見失い勝ちに。
そもそも麻枝准の作品の多くには必ず救い、救済の対象が描かれるので、
謎の追求やキャラ萌えだけを求めてしまうと理解出来ないかもしれない。
麻枝作品に良く言われている事だが、
”考えるな、感じるんだ。”
これを念頭に置いた上での視聴が絶対条件。
Angel Beats!

ギャグパートとシリアスパートの切り替えが早く、
良く言えばメリハリがあり、悪く言えば急過ぎる。
ある程度、自分なりに処理する必要や、
または2度見、3度見して理解する必要があるかも。
脚本の説明不足というよりP.A. Worksの演出不足、力不足。
割りと脚本どおり、忠実にやり過ぎたのかもしれない。
例えば麻枝が主なプロットを考えていたとしていてもアニメは初心者。
そこはやはりプロであるP.A. Worksが足らない部分を補って然るべき。
これは単純に話数だけではなく、1話1話の演出や間の取り方と言った、
小さな部分での見せ方の積み重ね。
どうもプロットそのままアニメにしてしまった感が否めない。

その他。
放送前から全13話構成と言われていたのにも関わらず、
2クールやれ!とったワケの分からん意見や、
25分x13話=325分、映画約3本分、十分過ぎる時間を詰め込み過ぎと言ったり、
昨今の日常アニメに慣れ過ぎなのか、展開が唐突過ぎると言ってみたり、
自ら考える事をせず、行間を読めない人は説明不足・掘り下げ不足と言う。
それでいて毎週欠かさず視聴しつつも、面白くない・クソアニメだと。
アンチ意見が多く見られたが、逆にそれだけ注目された作品でもあったと言うことだろう。
Angel Beats!

作画・音楽について。
まず作画はそこそこ安定しているも、時折崩れが目に付く。
アクションメインのアニメではないので、あまりゴリゴリ動くような事は無いが、
展開の起伏さのお陰で、シーンカットのバリエーションは豊か。
また個性的なキャラの表情を上手く描いているも、やはり時折の作画崩れが邪魔をする。
輪郭線はあまりシャープではなく、ややソフトなフィルターをかけた感じで、
光源処理や気合の入った背景など、わりと画になるシーンは多い。
クッキリ・ハッキリ系ではないものの、綺麗な映像が多いので、
やはりDVDよりはBD映え。
Angel Beats!

音楽はガルデモを中心とした歌物楽曲が多くあるも、
肝心の劇中に流れるBGMはごく平凡。
Keyと言ったらそれだけで涙腺を刺激するBGMの秀逸さ。
演出を盛り上げる上でも重要な役割があるのだが、
そのBGMの数が圧倒的に少なく、使用用途もワンパターン。
個人的にこれが一番の不満点。
過去のKey作品同様に、物語と同等以上のBGMもしっかりとした物を用意して欲しかった。
それでもLiaが歌うOP、EDの多田葵はもちろん、
ガルデモ初代の岩沢の魂の叫び、2代目ボーカルのユイ(LiSA)と、
アニメとしては贅沢すぎるボーカル曲は聴き応え十分。
Angel Beats!

ミッションと称したギャグパート、
それぞれの過去を回想するシリアスパート、
とにかく展開に起伏があり、
毎回、きっちりと見せ場を用意してある。
麻枝の言ったとおり、毎回が楽しめるアニメ。
放送前から話題を集め、放送中も常に話題に事欠かなく、
それに応じた賛否両論あるのも必然。
ファンの多さ?人気アンケート?売り上げ枚数?視聴率?
何をもって良し悪し、名作・駄作と言うのか分からないが、
間違いなく”人気”だけはあったのは間違いないだろう。
評価を前提とした斜め見、偏った見方をする人達が多かったが、
素直に楽しんだもの勝ちだろう。

http://www.angelbeats.jp/



テーマ:Angel Beats! - ジャンル:アニメ・コミック

2010.07.01 | Comments(2) | Trackback(0) | .アニメ関連 その他

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