(BD)遊星からの物体X ファーストコンタクト

本日のレンタルBlu-rayはリメイク前日譚
遊星からの物体X ファーストコンタクト」(初見)
2011年 1:43 22~28Mb/s(AVC) 3.4~4.8Mbps(DTS-HD Master Audio 5.1ch)

いつかの子供の頃に観たホラー映画。
タイトルすら覚えておらず、断片的なシーンだけを何となく記憶にある程度。
ただ怖かった事だけは今でもハッキリ覚えている。
大人になり偶然の再見で巡り合い、その作品だと初めて知った。
その一つが82年製作の「遊星からの物体X」

内容は82年版「遊星からの物体X」の前日譚となる3日前、
ノルウェー南極観測隊の悲劇が描かれる。
かなり正攻法のリメイクに近い前日譚かもしれない。
82年版で明かされなかった謎をしっかり拾いつつ、
血液ではなく金属の詰め物で見分けるオリジナリティを加え、
お互い疑心暗鬼に襲われるストーリー展開はほぼ82年版を踏襲。
そして82年版の冒頭シーンへと繋ぐラスト。
いや~どっかのプロメ何とかよりもよっぽど前日譚らしい前日譚でしたw
遊星からの物体X ファーストコンタクト

過去の名作をリスペクトするのは良いが、
美化し過ぎてむやみやたらと新しい物を否定したがる懐古厨がいる。
実際に過去の名作とやらを今現在観ると思いのほかショボかったり・・。
ま、個人的にはどっちでも構わないが、
旧作だろうが新作だろうが”今”観て面白いと感じるかどうかだろう。
時間は不可逆なのだから、いくら「昔は~」と言っても非生産的だしw

でもって、本作は予想外に怖かったw
と言うよりコケオドシ音が強烈過ぎて、何度心臓が止まりそうになったことか。
疑心暗鬼の中、誰が?誰が?と言われる前に突然くるからビビる、ビビる。
映像の進歩で82年版よりもクリーチャーのグロさは増しているも、
そこまでキツいシーンはなく、後半に進むにつれて割りとモンスター染みてくるかも。
遊星からの物体X ファーストコンタクト

画質は微妙。
どこぞで高評価だったらしいが、ハッキリ言って微妙。
まぁ最高画質のホビットを見た後だからという事もあるだろうが、
それを差し引いても微妙だと思う。
フィルムグレインをかなり抑え目で柔らかく処理してあり、
ディティールが浮き出てこない。
ノッペリとしたテカリ感のある一昔前のVC-1画質だ。
また暗部も潰れ気味でかなり見通しが悪い。
残念ながら最新作としてはだらしない画質としか言いようが無い。
遊星からの物体X ファーストコンタクト

音質は良好。
こちらもどこぞで高評価だったらしい。
ただしセル版のドルビーTrueHD・アドバンスド96kHzアップサンプリング。
レンタル版は24bit/48kHzのDTS-HD Master Audio。
これがどれほどの差を生むのか分かりませんが、
DTSでも十分高音質でした。
ホビットとはまた違った情報量たっぷりの中音域。
そしてDTSらしいダイナミックレンジの広大さ。
全体的にかなりメリハリを効かせた喧しい音響です。
というか、心臓止まりそうになる程の強烈なビックリ音が・・。
かなり耳と心臓への負担がかかる音響でしたw
またサラウンドも暗闇の中をカサカサ動き回る物体Xなど、
ホラーならではのサラウンドが楽しめる。

82年版「遊星からの物体X」の前日譚。
ほぼ82年版を準えた正攻法のリメイクに近い前日譚。
映像や音響の進歩により、
現代らしい雰囲気を纏っており見易さはある。
82年版を超えた・超えないは置いておいても、
前日譚として綺麗に冒頭シーンへと繋ぐラストは一見の価値在り。
強烈なコケオドシ音が多々あるので、
シアター環境では注意してかかるべし!
セル版はドルビーTrueHD・アドバンスド96kHzアップサンプリング仕様。

   
   



テーマ:洋画 - ジャンル:映画

2013.05.22 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 や

(HV)余命1ヶ月の花嫁

今日のWOWOWはピンクリボン運動乳がん検診キャラバン) 第2弾?w
余命1ヶ月の花嫁」(初見)
2009年 2:09 HV・AAC(WOWOW)

テレビ放映されたドキュメンタリーはとても衝撃的なもので、
当時、家族が居る前で涙してしまった事を憶えています。
そんな美談をあざとくも?映画化してしまうご時世ですか・・・。
当時の感動をもう一度味わいたくてこの映画を観てしまった自分もまんまと釣られたワケですねw

あらずじと言っても、あまりに有名な実話ですし結末も分かってしまっていますので、
結局はラストで榮倉奈々が死ぬのを待つだけ・・・。
一応二人の出逢いや惹かれ合う過程なども描かれているが、
部分部分を見せられているようで、
無意味に他人のイチャイチャシーンを見せ付けられている気分。
そんな流れが前半1時間も使われ、後半になってようやく闘病生活が始まる。
全体的にどこか淡々とエピソードが続いてゆく印象。
クライマックスの結婚式のシーンはぐっとくるものがあるものの、
死ぬと分かっているからこそであって、
例えそのシーン”だけ”しか見ていなくても大抵の人はウルっときてしまうだろう。
(私的事で関係無いが、挿入歌で使われる「The Rose」に思い入れがあるので、ズルイなぁ~とw)
致命的なのはTV放送されたドキュメンタリーを見てしまっていると、
どうしてもその時のイメージが残ってしまっているので、
間違っても感情移入出来ない点だ・・・。

余命1ヶ月の花嫁

実話なので内容云々は置いておこう。
でもって映画としての出来栄えは関係者に遠慮しまくったのか?
かなり誠実に作られているのがヒシヒシと伝わってくるが、、、
それが逆効果。
映画としての物語が余りに起伏がなく、エピソードを淡々と流しているだけ。
やたらセリフに間を持たせたり、そこへBGMを被せるだけの子供騙しの演出ばかり。
カメラも固定カメラやワンパターンの動きばかりで画的にも動きが少ない。
ぶっちゃけ、この程度なら俺でも撮れるんじゃね?と本気で思ってしまったくらいだwww
一部、P.O.V風なシーンもあるものの、これはドキュメンタリーと一緒だ。
結局はネタありきで、それ以上でもそれ以下でもない。
その他。
主演の榮倉奈々と瑛太は観ているこっちが恥ずかしくなるくらい爽やかですw
またヒロインの父親役と言う大変難しそうな役を力演する柄本明は凄いですね。

画質はそこそこ。
邦画特有の赤焼け画だったり、急にしゃきっとした画になったり、
とにかくデジタルくさいw
デジタルHVカメラ撮影なのでフィルムグレインはなくスッキリ。
時折暗部にISOノイズが目立ち、黒がチラツク。
そこそこ精細感があるが、全体的にやや甘い・・・ような気がするw
っと言うのも、途中、屋久島の森のシーンがかなりシャープで、
どう考えても他の映像から浮いてしまっている。
逆に言えば、それだけ他のシーンが甘くしてある(意図的に?)ように感じるのだ。
とにかく全体を通してデジタル臭く、作られた映像。
余命1ヶ月の花嫁

音質はそれなり。
どうも邦画全般に言えることだが、中~低音域が薄い傾向なのだが、
こちらも例に漏れず音が軽い。
一部でLFEが入っているものの、他のシーンがスカスカ。
出来ればいつものようにフロントの低域もSWへまわしてあげよう。
高音は意外と出ており、広がりも十分感じられる。
また邦画のセリフの聞き難さも無く、中~高音域にかけてはクリア。
全体的に物音が異常なほど少なく、
ほとんどがセリフとBGMなので、ゆったりと聞いていられる印象だ。
サラウンド感は薄い。
多少効果音などサラウンドしているも味付け程度に過ぎず、
基本的にフロント補助的なサウンドメイク。
こちらも包囲感や臨場感と言うより、BGMに包まれながらセリフを聞く。と言った印象。

実話ドキュメントの映画化も、
結局はどっちつかずの中途半端感が否めない。
映画としての作りもこじんまりとしており、
感動をもう一度・・・とはいかないだろう。
またTV放送を見てしまっていると、
どうしてもそちらと比較してしまい感情移入どころの話ではない。
どちらかと言えばTV放送未見の方が、
「あぁ、この話は実話なんだ~」と思って観るのが一番だろう。
もしかすると感動も期待出来るかも・・・しれない。

    



テーマ:邦画 - ジャンル:映画

2010.04.07 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 や

(HV)余命

今日のWOWOWはピンクリボン運動キャンペーン
余命」(初見)
2008年 2:11 HV・AAC(WOWOW)

観る者の年齢や性別、既婚・未婚、出産経験の有無なので大きく感想が変わってくるだろう、
生命や死生観、倫理観をテーマにした真面目な人間ドラマ。
ただあまりにも真面目すぎて、映画としてのエンターテイメント性は低く、
ピンクリボン運動のキャンペーンムービーと言った印象を拭えない。

ストーリーは至ってシンプルに、
結婚10年目にして待望の妊娠。しかし喜び束の間、胸の異常に気付き、
それは全身性乳癌の再発を意味するのだった。
子供を諦め、治療に専念するか。それでも完治の見込みは無い。
病気の進行を早め、余命の時間を削ろうとも子供を生むのか。
究極の選択を迫られる。
松雪泰子と椎名桔平の演技は流石で心を震わす演技は見物。
とにかく一つ一つが丁寧で真面目に描かれており、
映画だからといって変に誇張したり、意外性のある展開があったりもしない。
松雪泰子の独白調で語られる事も後押しし、どこか淡々としている。
そう、悪く言ってしまうと退屈なのだ。
ドラマ展開としては既成路線をなぞらえるだけで、決してはみ出る事は無い。
安っぽくは無いけど、ドラマが無く平坦過ぎる。
ならば大げさであってもスィーツ(笑)の方が映画としては楽しめるのかもしれない。
決して悪くは無いのだが、2時間超えと言うこともあり冗長に感じられる。

画質はそれなり。
邦画らしい画質ながら、時おりHVらしさも感じられる。
全体的に白を基調とした画作りで、色彩感も淡い。
白ボケではないものの、コントラスト感が無くどうも締りの無い映像に見える。
奄美大島のロケーションを活かし切れず、どうも平面的に感じられる。
TVドラマ的な画作りをフィルムで再現したような印象に思える。
余命

音質は物足りない。
作風柄、音響がしゃしゃり出るようなシーンは皆無で、
セリフとBGMがその殆どの割合を占めているだろう。
AACの2chと言うこともあり、邦画独特の篭り感のある聞き取り難いセリフ。
BGMはやや低音があるも、音場は狭く高音の抜けも足らない。
擬似サラウンドによる効果はあまり無く、
元より移動音や効果音などが少ない事もあり、
ちょっとした環境音などでサラウンドしてくれる程度。
とにかく中~高音域にかけての劣化が感じられ、
篭り感・シャリ付きが若干目立つ。

乳癌をテーマにした真面目な人間ドラマ。
とにかく真剣味あふれるテーマの上に、
究極の選択を迫られるなど、
題材としては重く大きいものの、ドラマ展開は既成路線。
どうもピンクリボン運動キャンペーンムービーにしか見えない。
ただ女性視線で展開する事もあり、やはり女性向けの映画なのだろう。
年齢や性別で大きく感じ方・感情移入度が変わってくる事は間違いない。

    



テーマ:邦画 - ジャンル:映画

2010.02.03 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 や

(BD)ヤッターマン

本日のBlu-rayはおっさんホイホイ
ヤッターマン
2008年 1:51 ??~??Mb/s(AVC) TrueHD
サラウンド感:★★★ 音質:★★★(TrueHD ???Mbps) 画質:6

ちまたでは実写化成功と評されていたので期待していたが、
言われるほど良くも無く、かと言って悪い訳でもない。
一言で”普通”だったw
まぁ私がリアルタイムでヤッターマンを見ていた世代じゃなく、
再放送枠で見ていた世代だからでしょうか。。。

まずこの実写映画を語るにあたって外せないのがキャスティングでしょう。
ドロンジョ役の深田恭子こと深キョンのハマリっぷりが話題になっていたが、
確かにそれについては異論は無い。
ただ個人的には深キョン自身に問題を感じた。
演技も棒状だし、特に気になった点は目が死んでいる事だw
ドロンジョとしてのキャラクターは間違いなく深キョンで正解だと思うが、
深キョンが演じるドロンジョは正直ダメダメだと思った。
これなら冗談でもいいからアンジェリーナ・ジョリーでやって欲しかったwww
まぁ合う合わないは別にしても松雪泰子あたりの演技ならもっと楽しめた気がする。
ヤッターマン1号・2号役に関しては、適材適所というか、
ぶっちゃけ誰でも(どーでも?)良かったと思えた。
特に1号役(櫻井翔)はたとえ嵐の他のメンバーでも別に違和感なかっただろうw
逆にボヤッキーとトンズラーはベストマッチングだろう(キャラとしても演技としても)

内容については別段語る必要もないだろう。
お約束展開や名セリフの数々、懐かしのメロディ、オリジナルキャストのカメオ出演等々、
ヤッターマン世代にとってはニヤニヤ顔が止まらないだろう。
とにかくオリジナルの雰囲気を壊す事無く、
忠実かつ堅実に実写化しているので、ある意味安心して観ていられる。
ただ逆にあまりにお約束過ぎて、面白味に欠ける。
原作から逸脱し過ぎる要素は反感・批評の基だが、
それでも実写化にあたって何か見所と言うか楽しめる要素を追加して欲しかった気がする。
別に原作原理主義が悪い訳ではないのだけれど、
それなら原作観ていれば済むことじゃね?ってつい思ってしまう。
まぁそれを言ったら始まらないだろうし、
下手に手を加え過ぎると珍作と評されるから、その辺りの舵取りは難しいとは思うけどw
原作に忠実で”それなり”の映画か、
原作ぶち壊しだが”面白い”映画か。
どうせ実写化するなら後者を選びたい。
でも作りとしては割と丁寧でバランス、テンポも良い。
また原作の世界観の魅力を十二分に醸し出しているので、
これはこれでそこそこ楽しめるんじゃないでしょうか。
このクオリティでガッチャマンあたりも出来そうな気がしますw

画質はやっぱり邦画画質。
全体的にCGを誤魔化す為か、霞がかった抜けの悪い映像。
白ボケ気味で黒浮きも酷い。
コントラスト感も無く、メリハリに欠ける。
またデジタルちっくなフィルムグレインがハイライトでジリジリいってる。
どうもこの手のグレインは好きになれん。
シャープさはそこそこあるけど、質感が全然出ていないので、
妙に平面的な映像に見えてしまう→作り物感が抜けない
解像度感も今ひとつ物足りなく、せっかくのCGもショボく見えてしまう。
最終決戦あたりでようやくマトモになった気もするけど、
それでもやっぱり黒浮きが気になる。
試しに明るさ(ブライトネス)を20くらい下げてようやく見られる映像になった。
視聴の際は黒を沈めてあげるとぐっと良くなりますので是非お試しあれ。
ヤッターマン

音質も良くも悪くも邦画らしい。
気になるのがセリフの抜けの悪さ。
一部篭り過ぎて聞き取り難かったりと、いつもの邦画臭い。
低音はそこそこ入ってはいるが、どうも控えめ勝ち。
と言うより変に上品過ぎる感があるのかな。
もう少し鳴らす所ではドカンと鳴らしてくれた方が楽しめそうに思うのは、
洋画のアクション映画に慣れすぎたせいなのか?w
高音に関しては綺麗に出ており癖も無く割とクリア。
中音域は厚みはそこそこあるものの、やや引っ込み気味。
セリフの不明瞭さもあり、どうも押し出し感やメリハリに欠ける。
全体的に歪み感の無い上品な音と言った印象なので、
音圧の低さもあり、例の0db再生出来てしまうwww
サラウンド感は程々。
移動音や効果音など適所でリアスピーカーを活用しているも、
あまり派手さはなく、アクションとしては物足りないかも。
また定位や繋がりがイマイチな印象で、
映像と音場のシンクロにほんの少し違和感を覚えた。
臨場感や包囲感と言うよりも、フロントの味付け程度のサラウンド。
っと思うのだが、実はオートラン再生だと初期音声がTrueHDの2.0ch。
当初それに気付かず(TrueHDの文字だけ確認したけど)
その状態で音場狭いし音も寂しいなぁ~と思って観てましたwww
途中でそれに気付いて5.1chにしたらもちろん不満は改善しましたけど、
やっぱりそれだけサラウンドの恩恵はあるのでしょうねw

往年のアニメや漫画等の実写映画化。
その大半が珍作続きだった事を考えれば、
このヤッターマンは十分成功例だろう。
原作の世界観や魅力を壊さず忠実かつ堅実に。
ヤッターマン世代にとって、
お約束展開や名セリフ、懐かしのメロディ、小ネタなど、
懐かしく思いつつ、顔が綻ぶ事間違いなし。
ただ逆にそう言った世代ではない人達にとっては、
何ら新鮮味の無い、ちょっと白々しい映画かもしれない。
これはこれで十分質の高い出来栄えにはなっているが、
バットマンやスパイダーマンのアメコミ映画のような、
もう一歩、原作枠から踏み出せない感は否めない。
あくまでヤッターマンを見た事のある人だけがターゲット。
ちなみにエンドロール後にも次回予告があるのでお見逃し無く。

    
 



テーマ:Blu-ray Disc - ジャンル:映画

2009.09.27 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 や

闇の子供たち

今日のレンタルDVDは痛烈な社会派ドラマ
闇の子供たち」(初見)
2008年 2:17 6.62Mb/s 448kbps(DD)
サラウンド感:★★ 音質:★★★

子供達の臓器売買や買春、エイズ、人身売買など、とにかく重く痛い内容ばかりだ。
日本でも時事的に臓器移植法の改正が行われているが、
なかなか難しい問題だ。
外国から見た日本人像は日本の国に住んでいるとなかなか分かり難い。
現在日本では15歳未満の臓器提供が行われず、
子供の臓器移植をするには外国へ頼らなければならない。
しかしこの行為は外国から見ると、日本人は外国から臓器を買っていると思われている。
まるで石油を買っているように。
どちらも日本には無いから仕方が無い。
それを改正するための臓器移植法案なのだが、
人権・人格といった倫理面でも色々と問題の山積。
実際にその現場や状況を目の当たりにしていない自分にとっては、
何か正解で、どれが正しいのか分らない。
そんな社会的な問題を真正面から痛烈に批判した社会派映画。

内容はとにかく重い。
出来れば避けて通りたい、見て見ぬふりをしたくなってしまうものばかり。
観ていてどんどん気分が沈んでくる。
もちろん作品はフィクションだが、あまりにもリアリティのある問題ばかり。
色々と考えさせられるけど、頭の整理が追いつかず、
出口の無い迷路に迷い込んだ気分になる。
ラストに至っては完全に消化不良を起こしてしまう。
序盤はややドキュメント風に感じられたが、
登場人物が動き出す事でそれぞれの立場による葛藤が描かれている。
また俳優人の役作りっぷりも凄く、ただならぬ雰囲気を感じます。

画質は良い。
特に目立つノイズは無く、映像も引き締っている。
コントラスト感や発色も落ち着いた印象で、問題なく視聴出来る。
DVDにしては総じて綺麗な画質だろう。

音質はそこそこ。
ドルデジ特有の閉鎖感も無く綺麗に広がる。
高音域は大人しいが、物足りない程もなく。
低音はそこそこあり、LFEも充実している。
若干沈み込みが浅く低音が浮いて聞えるが、大きな問題ではないだろう。
サラウンド感は必要最小限。
基本的に人間ドラマなのでセリフ中心。
要所で街中の雑踏や子供達のはしゃぎ声がサラウンドされているが、
あくまで内容を邪魔しない味付け程度。
ただ後半にちょっとしたサラウンドの見せ場がある。
そのシーンのみ縦横無尽に音が飛び交う。
包囲感はあまり感じられず。

深刻な問題を真正面から取り上げた社会派ドラマ。
重苦しく、出来れば避けて通りたい内容なので、
視聴するにはそれなりの覚悟が必要になるだろう。
あくまでフィクション映画だが、
現実とは何かを考えさせられる作品。
ラストの展開など、かなり消化不良に陥る部分も多いが、
そう言った意味でも気軽に、簡単に観られるものではないのだろう。
いずれにしても痛烈なメッセージ性の強い作品になっている。

    


【“闇の子供たち”の続きを読む】



テーマ:今日のレンタルDVD/ビデオ - ジャンル:映画

2009.07.10 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 や

屋敷女

今日のレンタルDVDは
屋敷女」(初見)
2007年 1:22 5.53Mb/s 448kbps(DD)
サラウンド感:★★★   音質:★★★

「怖いホラーは音響効果から」
この映画も例に洩れず強烈な音響があります。
やっぱ徹底すべきだよな~、全然伝わり方が違うもんな~。
っと言うワケで邦題がナンセンスと言うかダサ過ぎる屋敷女ww
原題は「A L'INTERIEUR」( Inside )なのだが、インパクトに欠けるという理由だけで変更。
ハッキリ言って屋敷女の意味が全く分らない。
つながりも無理矢理つーか、いくらでも他のタイトルを思い付きそうだが。
そのやってしまった感の漂うタイトルに興味を持ってしまった俺はまんまと策にハマッた訳だw

さて、今最も勢いのあるホラーを放出し続けるフランス産、スプラッタホラー。
スプラッタ系なので血、血、血。
血の量はハンパではなく、後半はまさに血の海と化してしまい、
観ているこっちが逆に貧血になりそうなくらい血が沢山出てきますw
また容赦無い残虐なシーンも多く、目を覆いたくなりそうな痛さがあります。
(カットは速いですが、結構ハッキリ見せてくれる系です)
とにかくテーマが悪趣味極まりなく、好きこのんで観たいとは思わない・思えない。
そういった事を理解したうえで観る、上級者向けスプラッタホラーかと。
でもさすがフランスという事はあり、
鮮烈な映像だったり音響だったりと、その徹底振りには脱帽です。

画質は悪い。悪すぎる。
本編の殆どが屋内(屋敷内?)と言うことで、
暗いシーンが多く、暗部の諧調が乏しいと何が映っているのか分り辛い。
ただ面白い(?)のが、血が出るシーンはいつも部屋が明るいw
そういった親切な所もあり、大事なシーンは見逃しませんが。
ただし、ラストに意図した”ぼかし”が入っています。
もちろん猟奇過ぎて規制がかかっているらしいのですが、
むしろ見えないからこそ色々と想像してしまうと言う逆効果すら生んでしまう。
ちなみにセル版は無修正だそうな。いや観たくないけどw
そういった事情もあり、見せたいのか、見えないだけなのか、良く分りませんw
音質は刺激的です。
LFEも豊富でかなり深い所まで沈みこみます。
効果音もやや強調気味ながらも、しっかりと嫌味が伝わってきますし、
BGMがハンパ無いですwww
やや遣り過ぎ感はありますが、それくらい強烈なサウンドです。
ビックリドッキリ系のコケオドシ音では一切ありません。
サラウンドも同じでBGMと一緒にグルグル回ります。
リアからもしっかり低音が出てくる珍しいサウンドメイク。
ただし環境音などの自然な音ではなく、あくまで作られたサウンド。

よく「心臓の弱い方~や妊婦の~」と言う注意が促されていたりしますが、
この映画に限って言えば
妊婦の方は絶対に見ない方がいいですよ!”と思う。
一般的にもあまり受け入れられる内容ではないので、事前に要確認。
スプラッターホラー属性なので
ハラハラ・ドキドキと言った怖さはあまりなく、
どちらかと言うと淡々と追い詰め、逃げる側も悲鳴すらあげない。
ただし要所要所で”ザクッ” ”ジョキッ” ”ガッ”などとシッカリ見せてくる。
決してグロ系ではない、SAWに近い感じで”痛たっ”系。
なんせ得物がソーイングのでかハサミだからねw
ハンパ無い血の量や躊躇無く切り付けるシーンは背筋がゾクっとします。
自称ホラー好きな私的極論になりますが、
悪趣味なラストは置いておいても、映画としての質はすこぶる高いと思います。
ただ怖さが無い分、インパクトには欠けるかと。

    

>>ホラー映画のすゝめ



テーマ:今日のレンタルDVD/ビデオ - ジャンル:映画

2009.01.23 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 や

«  | HOME |  »

FC2Ad

FC2カウンター

ブログ内検索

カテゴリー

rank

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ 人気ブログランキングへ
ブログランキング

プロフィール

nor

Author:nor
-試聴環境-
LVP-HC3800
DLA-X70R
OS ピュアマット 80inch
CD6002/Applause
PM8004/Studio
BDP-LX71
DMR-BWT660
RX-A2040
-5.1.4ch構成-
B&W CM8 + B&W CMC
+FOSTEX CW250A
IMAGE11/KAI + IMAGE12

月別アーカイブ

DMM

DMM.com DVD通販