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デッド・オア・リベンジ

デッド・オア・リベンジ2015年/ジョージア

何かのレンタル予告の中でたまたま興味を持った作品。
地雷を踏んで動けなくなった若者を良い様に弄び、からの復讐劇。
「極限状態で覚醒した残酷な狂気 前代未聞のバイオレンス・リベンジ・ムービー!」
こりゃ良い煽り文句だぜ!

この手のリベンジムービーは、
如何に復讐心を煽るかと(感情移入)
どの様に復讐劇を魅せるのか(爽快感)
この二段構えに尽きる。
状況や設定が斬新であればモアベター。

「地雷を踏んだ男の恋人を通りかかった地元の男がレイプ」
という状況・設定は文句無い。
この地元のおっさんがこの上なくウザいし胸糞だ。
ただ煽り段がかなり冗長で集中が続かない。

後段の復讐劇は有り勝ちな、やられた事の倍返し。
復讐は何も生まない~的な結末にしたかったのだろうか、
やや不完全燃焼。



テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

2019.10.19 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 さ

スプリット

スプリット2017年/アメリカ

どこへいっても、
「シックス・センス」
鬼才M・ナイト・シャマラン監督

一発屋の代名詞となれば仕方のない事。
未だにそれに釣られてしまう自分もほんとシャマラン監督好きやな~

見知らぬ男に拉致監禁された女子高校生3人組。
その誘拐犯はなんと23もの人格を持つ解離性同一性障害、
いわゆる多重人格だったという衝撃展開。

多重人格と聞けばビリー・ミリガンを思い出すが、
表情や声といったものから、
記憶、筆跡、言語、はたまた体格まで変わる事例もあるとか何とか。
それらは医学的にも法的にも認められ、
疑う余地は無いとされている。

個人的にはあるとは思うけど、
無いとも思える。
だって記憶や性格と言ったものは生活環境で作られているもの。
なのにどうして”わざわざ全く別の性格”になる必要が?
同一の環境下ならば双子や兄弟みたいに、
どこかしら似たり寄ったりの性格になるはず。
人間誰しも複数の顔を持ち、TPOによって裏表を使い分けたりで、
複数の”自分”を演じ分けている。
たぶんそれの究極なんだろうとは思うのだけれど、
100歩譲って本当に多重の人格になったとしても、
せいぜい4~5人くらいだろう。
20人以上とか胡っ散臭せぇ~~~
頻繁に使う人格と殆ど使われない人格の格差ぜったいあるだろうなw

余談はさておき、
人格の変化によって性格だけでなく、
体格や能力までも変化するのは一種のギフト(超能力)なのでは?
という着眼テーマ。
バキでいう所の触らずも火傷してしまう思い込みのパワー。
多重人格(思い込み)で人間の限界を超えたパワーがあっても、
なんら不思議ではない!みたいなオチ。
”もしも○○だったら~”の”こじ付け感”が如何にもシャマラン監督らしい。

ちなみにスプリット。
見終えて知ったのだが、
アンブレイカブル」(2000年)と繋がりがあり、
次作「ミスター・ガラス」(2019年)の前振りだった。

【DTS-HD MA 5.1ch】
 どうしてもシャマラン監督のイメージからして、
 音響もケレンミありそうかと思うんだけど、
 割りと地味というか堅実な音響バランス。
 細かい効果音、的確な音像配置、煽る劇伴。




テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

2019.10.12 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)ザ・ウォーク

本日のレンタルBlu-rayは
ザ・ウォーク
2015年 2:03 (AVC) (DTS-HD Master Audio 5.1)

1974年にワールド・トレード・センターでの空中綱渡りに挑戦した、
フィリップ・プティの著書を実写化した実録ドラマ。

たしか公開当初はロバート・ゼメキス監督による、
地上411メートル、幅わずか2.2センチの、
空中闊歩を”新次元3D映像”体験~うんちゃらかんちゃら。
3D映像をウリにしたサスペンスアクションみたいなのを想像してた。
けど、内容的には、
ワイヤー・ウォーク(綱渡り)大道芸人の偉業伝記ドラマ風。


実録ドラマとしては確かに驚くものではあるし、
たとえCGだと分っていても、
リアルな映像に高所恐怖症じゃなくっても、
膝の裏あたりがモアモアしてしまう。

今でこそ素手でビルをよじ登るパルクールが、
「スパイダーマン」なんてあだ名を付けられたまに見かけるけど、
この時代は綱渡りが注目を集めていたのか。
しかもワールド・トレード・センターの建設時。

これが何とも筆舌に尽くしがたい。
そう、世界中の誰もが察するだろう、9.11テロ事件。
本作では一切それを匂わすような映像・説明等は無いのだが、
今は無きWTCビルを見るとそう思わずにはいられないし、
隠れたメッセージである事も間違いないだろう。
映画を観終える頃には切なくも?虚しい気持ちに駆り立てられる。

そしてなにより、CGで再現されたWTCビル。
映像はリアルそのものなんだけど、
頭の中で”作り物(偽物)”として認識してしまう。
実話だし、リアルな映像に見えていても、
どこかファンタジー(フィクション)の世界を見ているような気分も。


画質は良好。
3D映画として作られているのだろう、
立体視を意識したアングルやカメラワークが多く、
さぞ3D映像として見たら足も竦むことだろう。
2D視聴ながらもゾクっとする高解像度感。
ただほんの少しソフトなタッチかも。

音質も良好。
左右の分離感が良いのか、
正確な音像定位感があり臨場感たっぷり。
その為やや広がりには欠ける印象かも。
また上下方向への高さもあまり感じられず。
その分、劇伴の奥深さが印象的だった。

ワイヤー・ウォーク(綱渡り)大道芸人の半生を通して、
今は無きワールドトレードセンターへの追悼の想いに馳せる。
想像していたのとはちょっと違ったけど、
改めて9.11テロ事件の重さを実感させられた。
(本編中には一切そういったものは描かれていないけど)
またクライマックスの40分たっぷり使った、
高所恐怖症泣かせのシーンはそうで無くとも足が竦む思い。


    



テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

2017.03.30 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)ザ・ブリザード

本日のレンタルBlu-rayは
ザ・ブリザード
2016年 1:56 (AVC) (DTS-HD Master Audio 7.1)

アメリカ沿岸警備隊史上最も困難とされた海難事故を描いた、
真実の物語。
実話ベース。
あまり話題になっているのを聞いた事がなかったけど、
ディズニー製作という無難さもありチョイス。


内容は極寒の北大西洋上で、
悪天候により遭難した巨大タンカーに残された生存者32人の救助に、
4人の沿岸警備隊が型救助艇で挑むドラマチック・アクション大作。

無難と言えば聞こえは良いが、
大作というほど派手さも無く地味。
そこそこのVFXシーンに、
そこそこの人間ドラマ、
そこそこのラブロマンス。
それらを無難にまとめた実話エンタメ。
決して悪くは無いが、インパクトは薄いかも。
更に実話ベースなので、
生存確定の予定調和感すら漂う・・・。
むしろ実話じゃなかったら観てすらいなかったかもしれない。


画質は厳しい。
とにかく暗い!
本編の9分9厘が暗がりのシーンと言ってもいいくらい。
暗部の諧調はかなり良く、黒の沈み込みも問題ないのだが、
とにかく暗い!
終始、瞳孔が開きっ放しで目が疲れる。
下手な環境じゃ画面真っ暗で何やってるか分からなくなりそう。
いちおう黒や暗部に強いとされるJVCのプロジェクターだが、
それでもやっぱり多少の観辛さは感じる。

音質はすこぶる良好。
ディズニーのDTS-HD MA 7.1ch音響には非常に定評があり、
本作BDも例に漏れず、
広い空間で包み込まれるような立体音響。
とにかく一つ一つの音がクリアで聞き易い。
つい音量を上げたくなるも、
シーンによってかなりの重低音が出るので肝を冷やす。
特に嵐の海はもの凄い迫力で音響に恐怖する。

実話ベースの海難レスキュー物語。
タンカー内で繰り広げられる決死の生存劇、
荒れ狂う海へ人命救助に向かう使命感、
そして愛する家族の帰りをじっと待ち続ける人々。
そこそこに見所を詰め込んだ無難な仕上がり。
嵐で荒れ狂う海原は見応えあるも、
暗くて迫力を感じ難いのが非常に残念な所。
結果の分った実話なので、
ある種の安心感を持って観てしまうけれど、
そこそこ悪くは無いかも。


    



テーマ:洋画 - ジャンル:映画

2017.03.20 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 さ

ザ・ハロウ/侵蝕

今日のレンタルDVDは
ザ・ハロウ/侵蝕
2015年 1:37 4.54Mb/s 448kbps(DD 5.1ch)

サンダンス映画祭で暗闇 の映像美が話題沸騰になった、超常現象ホラー!
なんちゃら映画祭で賞賛の嵐とかなんとか、
煽りのキャッチコピーが目についた。

内容は地元住民から神聖視されている不気味な森の調査に訪れた一家が、
森に潜む魔物に遭遇する恐怖を描いたホラー。
北欧の伝承だか民話のお伽話をベースにしたと思われる、
ダークホラー系といえば「ダーク・フェアリー」と系統は似ているだろうか。


この手のモンスター・クリーチャー系は小出しにして、
徐々に恐怖感を煽って終盤で一気にドバァーと来るパターンが定石なのだが、
本作では序盤こそ煽りが入るも、
中盤頃には割りとハッキリ姿を見せて最後まで息つく暇無く襲ってくる。
そういった点では上映時間97分もあってダレずに楽しめる。
ただその弊害か、
伏線が殆ど用意されず終盤の意外性や説明不足感も否めない。

また民話の魔物なのか、
サブタイにある侵食・感染物なのかもいまいちハッキリせず、
森林伐採に警鐘なのか、家族愛なのかもブレてしまっている。
ハリウッドホラーのような大味ではないものの、
中途半端にモヤモヤ感の残る出来。
いちおうラストの決断のシーンはなかなか良かったかな。


サンダンス映画祭で暗闇 の映像美~なんちゃらも、
期待してみていたが、
構図は整理され逆光を多用した映像は綺麗に見えるけど、
いうほど目を惹くようなシーンは思い浮かばなかったかも。

画質はまずまず。
せっかくの暗闇を活かす映像美も、
解像度不足感やペグノイズ感は否めず。
かなり暗いシーンが永延と続くが、
DVDとしてはギリギリ観難さは回避出来ている。
Blu-rayなど高画質映像なら印象もまた変わってくるかも?


音質は良好。
やや薄気味悪い森の奥深く、
遠くから何の鳴き声とも分らないような音や、
そこらじゅう辺り一面這い寄る何か。
そういった目には見えない部分でのサラウンドが活躍してくれる。
また家に侵入され、壁や天井裏から聞こえる足音なども、
包囲感たっぷりにサラウンドされる。
あとビックリ・ドッキリ音(演出も含め)が多め。
強烈なヤツは無いけど、ちょくちょくデカい音が鳴る。

北欧に伝わる伝承や民話をベースにした、
イギリス産のクリーチャーホラー。
ありきたりのストーリーに特筆するようなものはないが、
森林の不穏さや、魔物の不気味さなど、
丁寧に作られている感はあり、
最後までダレずに観る事は出来るだろう。
ホラー映画好きには物足りないけど、
それほど怖い(グロい)シーンも無いので、
ドッキリ音だけ注意すればホラー苦手な人でもそこそこ楽しめるのでは?


  



テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

2017.02.12 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)スター・トレック イントゥ・ダークネス 3D

本日のBlu-rayは
スター・トレック イントゥ・ダークネス 3D
2013年 2:12 (AVC) (ドルビー TrueHD 7.1ch)

真冬のファンタジー企画の2本目。
SF(スペースファンタジー)ということで!
もちろん3Dで視聴!

前作に引き続きJ・J・エイブラムスが監督を務め、
主要キャストらも続投するSFアクション大作の続編。
謎の男によって混乱にさらされる地球の命運に加え、
カーク船長率いるUSSエンタープライズ最大の危機を活写する。
スター・トレック イントゥ・ダークネス

前作の視聴時にも述べたが、
トレッキーでもなければ、TVシリーズ?も一切見た事が無い。
もっと言えば、
既に前作の内容すらうろ覚えな状態。
そんな私ですらこの”続編”
普通に楽しめちゃったのはさすがとしか言いようが無いw
初めての人でも十分内容に付いていける親切設計だ。
スター・トレック イントゥ・ダークネス

前作ではヒロイックな冒険活劇を魅せてくれたが、
本作では論理思考と感情思考のぶつかり合いや、
友情・信頼、はたまた正義と悪の線引きだったりと、
割りと内々向きなドラマが主軸となっており、
そこに合わせてアクションが目まぐるしく展開される。
スタートレックファンでなくとも、
表面的な流れだけで十分満足できる内容。
スター・トレック イントゥ・ダークネス

133分ながらもダイナミックでスピーディな展開で飽きさせないものの、
あまりにスムーズに話が進みすぎて、
結局のところ、
何と戦って、何を成し得たのか良く分らなかったw

いやまぁ、
もともと悪だった訳ではなく切り捨てられたから~の流れは理解出来たけど、
その背景というか、本来の目的というか。
復讐したかっただけなのか、クルー(家族)を助けだしたかっただけなのか。
よくわらかず仕舞い。
スター・トレック イントゥ・ダークネス

3D映像はさすが。
素早い映像カットや、明暗の激しいシーンが多いので、
やはりというか・・・クロストークが・・・。
それは置いておいても、
なかなか3Dとして見応えのある立体感。
「ヘンゼル&グレーテル」とは違い、
宇宙空間はもちろん、船体内部や構造物など、
奥行き感や立体感をすごく感じる映像。
スクリーンにかぶり付いて見ていると、
まるでスクリーンの奥に引き込まれそうになる感覚。
なんだろう、
画面から離れると折り重なった紙芝居的な”いつもの3D”なのに、
近接視聴だと一変して、
スクリーン奥の箱庭を俯瞰して覗き込んでいる様な気分になる。
要はHMDで観ている感覚に近く感じる。
なるほど、
3D映像は実際に目にしている距離感と、
脳が認識している距離感が一致しないから違和感を覚えるのか。
スター・トレック イントゥ・ダークネス

音響はこちらも日本語吹き替えの視聴なので割愛するが、
超大作らしい盛大な音響っぽいのは間違いない。

J.J.エイブラムスによる「スター・トレック」新シリーズ第2弾。
前作では主人公のヒーロー像を描いていたが、
本作では愛や友情、正義や悪といったドラマが中心。
個人的には、
前作の”いかにもなスペースファンタジー”が鼻に付いて楽しめなかったけど、
こちらのサスペンスな展開の方が入り易かったかも。
新作第3弾「スター・トレック BEYOND」の評判も上々だったようで、
次は2D版でじっくり楽しみたいかな。


   



テーマ:スター・ウォーズ - ジャンル:映画

2017.02.08 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

その夜の侍

今日のレンタルDVDは
その夜の侍
2012年 1:59 7.21Mb/s 192bps(DD 2ch)

ブログ DE ロードショー」にお誘い頂いた作品。
どう考えても「ミロクローゼ」は合わなそうだったのでこちらをチョイス。
ひき逃げ事件の犯人役として山田孝之が出演。

内容はひき逃げで最愛の妻を失い復讐を誓う男(堺雅人)と、
非道な犯人(山田孝之)の生き様を描く。


この手の単館ミニシアター系の邦画。
昔は良く観ていましたけど、最近はもうダメ。
中には掘り出し物的な印象に残る作品もあるけど、
どうもこの手の映画サークル研究会から舞台演劇上がりのノリで作られた、
いかにも映画に拘り持ってます感ある、雰囲気だけの邦画。
正直、苦手です。
なんか監督自身のエゴや思想を一方的に押し付けてくる感じ。
観客側の事なんてまるで考えてなくて、
”分る人にだけ分かる”みたいなしょうも無いプライド感。
そんな玄人好み、通好みの独りよがりの映画ばかり作ってるから、
邦画はオワコンって言われちゃうんだよね。
今年の邦画の興行収入ランキングの1~12位まで、
アニメと、アニメ・漫画を原作とした実写映画ばかりで独占されちゃってまぁ。

そんな事は置いておいて、本作の感想。
ストーリー的には有り勝ちな被害者と加害者、
互いの人間性や生き方のすれ違い。
事故を起こしていなかったら、決して交わる事がなかった平凡な日常。
たとえ事故をキッカケに交差しても、そこに意味は無く別々の人生を歩むだけ。
みたいな感じだろうか。
行間を読まないと分かり難い描写のラストだけど、まぁこんなもんだろう。


不満はそれ以外の、内々向きな邦画特有の雰囲気()で撮りました的なヤツ。
下手に間をとりすぎて体感時間が倍以上に感じる。
脚本に無駄が多く、
編集で上映時間半分に減らしても云いたい事は伝わるんじゃないのか??
演技も演技していません演技くさいし、あざとい演出もやや鼻につく。
落ち着き無く揺れるカメラワークや、
ボソボソ喋ってたと思ったら急に早口で怒鳴り出す演者。
とにかく内容うんぬん以前に、映画として見易さが無い。

どうでもいい話だけど、
一箇所だけどうしても理解出来ないシーンがあった。
それはあのプリンの話だ。
奥さんは何故、
”プリンを返品しようとしていたのだろうか”
という素朴な疑問。
そして執拗なまでに、
「絶対っ食べちゃダメだかんね!?絶対っ食べちゃダメだかんね?!」
と二度も繰り返して言う。
食べたら死んじゃうからね!とまで言っている。
何故だろうか。
夫には糖尿っ気があるらしいから、本来なら甘いもの禁止~という意味なのだろうが、
じゃぁなぜ買ってきたし!
いや、夫が隠れて買って来たのなら、
道中に食ってしまえばバレずに済むだろうし、
わざわざ自宅に帰って食べる必要は無い。
(ゴミもそのまま捨ててるし)
そこで私はある一つの仮説を考えてみた。
まずは下記の画像をよくご覧下さい。
その夜の侍
手のひらにあるプリンの色にご注目。
大変気色悪い色をしているのではないか。
そう!このプリン、
実は賞味期限切れの腐ったプリンなのではなかろうか!
だから奥さんは返品してこようとしていたのだ。
夫が隠れて食べたら死んじゃう、それは糖尿以前に、プリンが腐っているから。
そう考えればラストでプリンを食べずに弄ぶシーンも、
あぁこのプリンは賞味期限が切れてスタッフすら美味しく頂けなかったんだろうなぁと。
きっと大量に箱買いしたプリンがあって、
暑い夏場に、とっくに賞味期限も切れたプリンを隠れて食べてしまう夫の身を案じて・・・
ラストのプリンは5年も前のプリン。
だけど妻との思い出のプリン。
さすがに食べることは憚れたものの、体全身を使って思い出のプリンを味わいたかったんだろう。
きっとそうなんだ・・・

画質は悪い。
古臭いフィルム画質。
解像度も低く、全体的に薄暗い映像。
暗部はベタ潰れ。
なにより発色が悪過ぎて人肌の血色が悪く見える。
 (プリンもねw)
いまどきスマホで撮っても綺麗に映ると言うのに。
昔ながらのフィルムの味わいある映像を否定するつもりはないけど、
もう少し光量不足を補えなかったものか。


音質も悪い。
ドルデジ2chステレオ。
邦画特有のボソボソしゃべりに加え、抜けの悪い音質。
音が団子状になって台詞が聞き取り難いったりゃありゃしない。

作品自体は言うほど悪くは無いと思う。
間延び感だけはどうしようもないけど、
一つの事故をキッカケに、
被害者と加害者の平凡だった他愛も無い日常を見直す話としては、
まぁそれなりに伝わってくることもなくもなくもない。
これよりクソな映画なんて、邦画だけでなく洋画・アニメでも腐るほどある。
別に本作を貶したい訳ではないのだが、
内向的な邦画業界を垣間見れてしまうというか。
第17回新藤兼人賞、第37回報知映画賞、第34回ヨコハマ映画祭、
第86回キネマ旬報ベスト・テン、第67回日本放送映画藝術大賞。
これら全て受賞しているものの、
たぶん興行収入的には赤字だったんではなかろうか。
(ソースは見当たらなかったけど、キャストの出演料を考えると・・・)

最近、「君の名は。」の大ヒットブームを巻き起こしている一方で、
映画業界関係者、映画評論家、放送業界関係者等々による、
負け犬の遠吠え否定的な意見がチラチラと目に付く。
皆一様に口を揃えて「良い映画ほど、観客が入らない」と嘆く。
いや、そうじゃないだろう。
少なくとも”良い映画を作ろう”とする努力義務を怠っていると思う。
それはアナタ、怠惰デスね~、あぁ、脳が震える!

感想なんて人それぞれ。
好みも千差万別。
だから何が良い映画で、何が悪い映画かなんて人によって違う。
けど、それを制作人側が決めてしまうのはどうなの?って。
それこそ観客が決めるべきものであって、
一方的な独りよがりの映画は、どうぞ仲間内で勝手にやっていて下さい。


      



テーマ:邦画 - ジャンル:映画

2016.12.18 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)ジャージー・ボーイズ

本日のレンタルBlu-rayは
ジャージー・ボーイズ
2014年 2:14 20~30Mb/s(AVC) 3.3~4.7Mbps(DTS-HD MasterAudio 5.1ch)

音楽祭の2本目。
音楽モノに外れなし。
クリント・イーストウッド監督に外れなし。
こりゃ勝ったな!ガハハ!

内容はニュージャージーで最も貧しい地区に生まれ、
歌声とハーモニーを武器にスターダムに駆け上がった4人の若者の栄光と挫折。
1960年代にザ・ビートルズと並ぶほどの人気を誇ったアメリカのポップスグループ、
ザ・フォー・シーズンズの光と影を数々の名曲と共に映し出す。
ブロードウェイの大ヒットミュージカルを映画化。


まずザ・フォー・シーズンズを全く知らなかったし、
元々がミュージカル作品で、その映画化という事も知らなかった。
いきなりカメラに向って話しはじめだして、
「うわぁ、こりゃ外れか!?」と思ったが、
ミュージカル舞台の演出をなぞったものならそれも納得。
かと言って脈絡もなく歌い始めるようなミュージカル映画ではなく、
イーストウッドらしい雰囲気を随所に感じた、
人間模様をややドライに、時にウェットに紡いだ伝記物。

殆ど洋楽を聴いて来なかったせいもあり、
ましてやオールドミュージックになんて興味も無い私でしたが、
いやぁ~、素晴らしかった。
ザ・フォー・シーズンズのメインボーカル、フランキー・ヴァリ。
天から与えられた奇跡の歌声だとか何とか言われていたけど(劇中で)
ナヨッとした腰高裏声で、
「えっ!?こんな変な裏声が!????」という印象だった。
しかし話が進むにつれ、次第に彼の歌声に魅了されてしまっていた。
そして最大の見せ場となるシーン。
CMや多くのアーティストによるカバーによって、誰でも一度は耳にした事があるであろう、
君の瞳に恋してる(can't take my eyes off you)
この楽曲の背景が描かれる物語的にも、
そして多くの人が聴き馴染みの音楽的にも最高潮で魅せる歌声。
いやぁ~参った、すごく感動しちゃった。


これまた後々になって知ったことだが、
ボーカルのフランキー・ヴァリの歌声。
本人はまだ生きていますが、とうぜん代役となるわけで、
この特徴的な歌声をどう演出したのか。
被せやアテレコは一切使わず、役者本人の歌声だそうで。
元々のミュージカルで演じていた本人をそのままキャスティングしたらしく、
もうこれ以上ないほどの説得力がそこにありました。

画質はまずまず。
色数を減らした落ち着いた色彩・画調。
解像度感はそこそそ感じられるが、精細感度は割りと甘め。
物足りなさというほどじゃないが、
もう少しキリッとした画質が欲しい気もする。


音質は良好。
先日のDTS-HD 96kHzアップサンプリングを聴いた後でも確実に言える。
こっちの方が音が良い!
聴き始めからしてF/Dレンジ幅が違うのが分る。
決して厚みのある音響では無いのだが、
細かい音まできちんと描きわけられたクリアな音響。
線はやや細身ながらも、空間が寂しく感じる事が無いのは、
左右前後に正確に音は定位するからだろう。
あえて言うなら、
マエストロではホールの残響音も含めた空間表現なのに対し、
こちらは音一つ一つの音像定位によって作り上げる音場表現だろうか。
またマエストロや邦画全般に比べ大きく違うのは、やはり低音だろう。
決して本作が低音豊かではないにも拘らず、
バスドラの倍音まで聞き分けられるくらい、歪みなくしっかりとした低音がある。

ミュージカル舞台の映画化であって、
音楽伝記物でもあって、
そしてなによりイーストウッド映画である。
役者本人たちによる歌声・ハーモニーは素晴らしく、
フォー・シーズンズやフランキー・ヴァリを知らずとも、
物語にぐっと惹き込まれてしまうだろうし、
イーストウッド監督らしい緊張感を持たせつつ淡々と紡ぎ上げてく物語は、
舞台と映画、音楽と人生観の距離感?バランス感?が程よくあり、
クライマックスにはそれなりの高揚感を与えてくれる。
イーストウッド監督ファンは勿論、
フォー・シーズンズのファンには間違いなくお勧め出来るであろうし、
ミュージカルが苦手、フォーシーズンズを知らなくても、
十分に楽しめる映画になっていると思う。


      



テーマ:映画音楽 - ジャンル:映画

2016.11.12 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN

今更ながら賛否両論、いや否ばかりだったような・・・の、
人気漫画原作の実写映画化「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」(前編)、
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」(後編)を、
通して観て見た。

うん、既に否論多数の通りでした。
少しはマシなのかと淡い期待もあったのだが、
予想以上に酷い出来w

まず原作改変についての議論はこの際どうでもいい。
「メディアの違いを理解しろ。」
どうせ原作が~とか言ってるヤツに限って、
アニメしか知らないパティーンだしw
そもそも実写化する時点で改変だろうし、向き不向きもある。
それはそれ、これはこれとして楽しめればそれで良いのである。

なので、原作どうこう言うつもりは全く無い。
むしろ映画としての終末パニックホラー的な世界観を楽しみにしていた。
が、これが最悪だったわ。

巨人たちにいつ出くわすか分らない状況の中、
べちゃくちゃ喋りまくったり、カップルがイチャイチャし始めたり、
ドヤ顔でNTR展開してみたり。
人類の命運を担った死と隣り合わせのミッションにも関わらず、
危機感なさ過ぎ!!
この時点で巨人に対する恐怖感は薄れ、
完全に倒され役のモンスターか何かにしか見えなくなってしまう。

また本作のうりである立体機動装置。
ショボいワイヤーアクション風のCGとかどうでもいいけど、
不発弾のくだりで近未来の時代設定が確定しちゃったもんだから、
立体機動装置だけが唯一の巨人に対抗できる手段(武器)と言われても説得力がない。
もっと中世ヨーロッパ的な時代設定のファンタジーだと思っていたのに。
技術統制されていると言われても、
行き付く先がソレ(立体機動装置)かよ・・・

なもんで、近未来で巨人化へ変身で大バトルとか、
もう子供だましの怪獣映画。
でも人体損壊とか血飛沫とかグロ映像多めで、
いったいどの客層に向けて作ってるんだか・・・。

他にもツッコミ所多過ぎて書ききれないけど、
とりあえずここまで酷い実写映画も珍しく無くはないけどw
それにしたって酷すぎるw

ぶっちゃけ、原作どうこう、実写映画化どうこう以前に、
映画としてどうしようもなくツマラン。

あと音響もショボかった・・
口パクと音声が合っていないとか最悪のレベル。


   



テーマ:邦画 - ジャンル:映画

2016.09.27 | Comments(4) | Trackback(0) | 映画 さ

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