(BD)ザ・ブリザード

本日のレンタルBlu-rayは
ザ・ブリザード
2016年 1:56 (AVC) (DTS-HD Master Audio 7.1)

アメリカ沿岸警備隊史上最も困難とされた海難事故を描いた、
真実の物語。
実話ベース。
あまり話題になっているのを聞いた事がなかったけど、
ディズニー製作という無難さもありチョイス。


内容は極寒の北大西洋上で、
悪天候により遭難した巨大タンカーに残された生存者32人の救助に、
4人の沿岸警備隊が型救助艇で挑むドラマチック・アクション大作。

無難と言えば聞こえは良いが、
大作というほど派手さも無く地味。
そこそこのVFXシーンに、
そこそこの人間ドラマ、
そこそこのラブロマンス。
それらを無難にまとめた実話エンタメ。
決して悪くは無いが、インパクトは薄いかも。
更に実話ベースなので、
生存確定の予定調和感すら漂う・・・。
むしろ実話じゃなかったら観てすらいなかったかもしれない。


画質は厳しい。
とにかく暗い!
本編の9分9厘が暗がりのシーンと言ってもいいくらい。
暗部の諧調はかなり良く、黒の沈み込みも問題ないのだが、
とにかく暗い!
終始、瞳孔が開きっ放しで目が疲れる。
下手な環境じゃ画面真っ暗で何やってるか分からなくなりそう。
いちおう黒や暗部に強いとされるJVCのプロジェクターだが、
それでもやっぱり多少の観辛さは感じる。

音質はすこぶる良好。
ディズニーのDTS-HD MA 7.1ch音響には非常に定評があり、
本作BDも例に漏れず、
広い空間で包み込まれるような立体音響。
とにかく一つ一つの音がクリアで聞き易い。
つい音量を上げたくなるも、
シーンによってかなりの重低音が出るので肝を冷やす。
特に嵐の海はもの凄い迫力で音響に恐怖する。

実話ベースの海難レスキュー物語。
タンカー内で繰り広げられる決死の生存劇、
荒れ狂う海へ人命救助に向かう使命感、
そして愛する家族の帰りをじっと待ち続ける人々。
そこそこに見所を詰め込んだ無難な仕上がり。
嵐で荒れ狂う海原は見応えあるも、
暗くて迫力を感じ難いのが非常に残念な所。
結果の分った実話なので、
ある種の安心感を持って観てしまうけれど、
そこそこ悪くは無いかも。


    



テーマ:洋画 - ジャンル:映画

2017.03.20 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 さ

ザ・ハロウ/侵蝕

今日のレンタルDVDは
ザ・ハロウ/侵蝕
2015年 1:37 4.54Mb/s 448kbps(DD 5.1ch)

サンダンス映画祭で暗闇 の映像美が話題沸騰になった、超常現象ホラー!
なんちゃら映画祭で賞賛の嵐とかなんとか、
煽りのキャッチコピーが目についた。

内容は地元住民から神聖視されている不気味な森の調査に訪れた一家が、
森に潜む魔物に遭遇する恐怖を描いたホラー。
北欧の伝承だか民話のお伽話をベースにしたと思われる、
ダークホラー系といえば「ダーク・フェアリー」と系統は似ているだろうか。


この手のモンスター・クリーチャー系は小出しにして、
徐々に恐怖感を煽って終盤で一気にドバァーと来るパターンが定石なのだが、
本作では序盤こそ煽りが入るも、
中盤頃には割りとハッキリ姿を見せて最後まで息つく暇無く襲ってくる。
そういった点では上映時間97分もあってダレずに楽しめる。
ただその弊害か、
伏線が殆ど用意されず終盤の意外性や説明不足感も否めない。

また民話の魔物なのか、
サブタイにある侵食・感染物なのかもいまいちハッキリせず、
森林伐採に警鐘なのか、家族愛なのかもブレてしまっている。
ハリウッドホラーのような大味ではないものの、
中途半端にモヤモヤ感の残る出来。
いちおうラストの決断のシーンはなかなか良かったかな。


サンダンス映画祭で暗闇 の映像美~なんちゃらも、
期待してみていたが、
構図は整理され逆光を多用した映像は綺麗に見えるけど、
いうほど目を惹くようなシーンは思い浮かばなかったかも。

画質はまずまず。
せっかくの暗闇を活かす映像美も、
解像度不足感やペグノイズ感は否めず。
かなり暗いシーンが永延と続くが、
DVDとしてはギリギリ観難さは回避出来ている。
Blu-rayなど高画質映像なら印象もまた変わってくるかも?


音質は良好。
やや薄気味悪い森の奥深く、
遠くから何の鳴き声とも分らないような音や、
そこらじゅう辺り一面這い寄る何か。
そういった目には見えない部分でのサラウンドが活躍してくれる。
また家に侵入され、壁や天井裏から聞こえる足音なども、
包囲感たっぷりにサラウンドされる。
あとビックリ・ドッキリ音(演出も含め)が多め。
強烈なヤツは無いけど、ちょくちょくデカい音が鳴る。

北欧に伝わる伝承や民話をベースにした、
イギリス産のクリーチャーホラー。
ありきたりのストーリーに特筆するようなものはないが、
森林の不穏さや、魔物の不気味さなど、
丁寧に作られている感はあり、
最後までダレずに観る事は出来るだろう。
ホラー映画好きには物足りないけど、
それほど怖い(グロい)シーンも無いので、
ドッキリ音だけ注意すればホラー苦手な人でもそこそこ楽しめるのでは?


  



テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

2017.02.12 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)スター・トレック イントゥ・ダークネス 3D

本日のBlu-rayは
スター・トレック イントゥ・ダークネス 3D
2013年 2:12 (AVC) (ドルビー TrueHD 7.1ch)

真冬のファンタジー企画の2本目。
SF(スペースファンタジー)ということで!
もちろん3Dで視聴!

前作に引き続きJ・J・エイブラムスが監督を務め、
主要キャストらも続投するSFアクション大作の続編。
謎の男によって混乱にさらされる地球の命運に加え、
カーク船長率いるUSSエンタープライズ最大の危機を活写する。
スター・トレック イントゥ・ダークネス

前作の視聴時にも述べたが、
トレッキーでもなければ、TVシリーズ?も一切見た事が無い。
もっと言えば、
既に前作の内容すらうろ覚えな状態。
そんな私ですらこの”続編”
普通に楽しめちゃったのはさすがとしか言いようが無いw
初めての人でも十分内容に付いていける親切設計だ。
スター・トレック イントゥ・ダークネス

前作ではヒロイックな冒険活劇を魅せてくれたが、
本作では論理思考と感情思考のぶつかり合いや、
友情・信頼、はたまた正義と悪の線引きだったりと、
割りと内々向きなドラマが主軸となっており、
そこに合わせてアクションが目まぐるしく展開される。
スタートレックファンでなくとも、
表面的な流れだけで十分満足できる内容。
スター・トレック イントゥ・ダークネス

133分ながらもダイナミックでスピーディな展開で飽きさせないものの、
あまりにスムーズに話が進みすぎて、
結局のところ、
何と戦って、何を成し得たのか良く分らなかったw

いやまぁ、
もともと悪だった訳ではなく切り捨てられたから~の流れは理解出来たけど、
その背景というか、本来の目的というか。
復讐したかっただけなのか、クルー(家族)を助けだしたかっただけなのか。
よくわらかず仕舞い。
スター・トレック イントゥ・ダークネス

3D映像はさすが。
素早い映像カットや、明暗の激しいシーンが多いので、
やはりというか・・・クロストークが・・・。
それは置いておいても、
なかなか3Dとして見応えのある立体感。
「ヘンゼル&グレーテル」とは違い、
宇宙空間はもちろん、船体内部や構造物など、
奥行き感や立体感をすごく感じる映像。
スクリーンにかぶり付いて見ていると、
まるでスクリーンの奥に引き込まれそうになる感覚。
なんだろう、
画面から離れると折り重なった紙芝居的な”いつもの3D”なのに、
近接視聴だと一変して、
スクリーン奥の箱庭を俯瞰して覗き込んでいる様な気分になる。
要はHMDで観ている感覚に近く感じる。
なるほど、
3D映像は実際に目にしている距離感と、
脳が認識している距離感が一致しないから違和感を覚えるのか。
スター・トレック イントゥ・ダークネス

音響はこちらも日本語吹き替えの視聴なので割愛するが、
超大作らしい盛大な音響っぽいのは間違いない。

J.J.エイブラムスによる「スター・トレック」新シリーズ第2弾。
前作では主人公のヒーロー像を描いていたが、
本作では愛や友情、正義や悪といったドラマが中心。
個人的には、
前作の”いかにもなスペースファンタジー”が鼻に付いて楽しめなかったけど、
こちらのサスペンスな展開の方が入り易かったかも。
新作第3弾「スター・トレック BEYOND」の評判も上々だったようで、
次は2D版でじっくり楽しみたいかな。


   



テーマ:スター・ウォーズ - ジャンル:映画

2017.02.08 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

その夜の侍

今日のレンタルDVDは
その夜の侍
2012年 1:59 7.21Mb/s 192bps(DD 2ch)

ブログ DE ロードショー」にお誘い頂いた作品。
どう考えても「ミロクローゼ」は合わなそうだったのでこちらをチョイス。
ひき逃げ事件の犯人役として山田孝之が出演。

内容はひき逃げで最愛の妻を失い復讐を誓う男(堺雅人)と、
非道な犯人(山田孝之)の生き様を描く。


この手の単館ミニシアター系の邦画。
昔は良く観ていましたけど、最近はもうダメ。
中には掘り出し物的な印象に残る作品もあるけど、
どうもこの手の映画サークル研究会から舞台演劇上がりのノリで作られた、
いかにも映画に拘り持ってます感ある、雰囲気だけの邦画。
正直、苦手です。
なんか監督自身のエゴや思想を一方的に押し付けてくる感じ。
観客側の事なんてまるで考えてなくて、
”分る人にだけ分かる”みたいなしょうも無いプライド感。
そんな玄人好み、通好みの独りよがりの映画ばかり作ってるから、
邦画はオワコンって言われちゃうんだよね。
今年の邦画の興行収入ランキングの1~12位まで、
アニメと、アニメ・漫画を原作とした実写映画ばかりで独占されちゃってまぁ。

そんな事は置いておいて、本作の感想。
ストーリー的には有り勝ちな被害者と加害者、
互いの人間性や生き方のすれ違い。
事故を起こしていなかったら、決して交わる事がなかった平凡な日常。
たとえ事故をキッカケに交差しても、そこに意味は無く別々の人生を歩むだけ。
みたいな感じだろうか。
行間を読まないと分かり難い描写のラストだけど、まぁこんなもんだろう。


不満はそれ以外の、内々向きな邦画特有の雰囲気()で撮りました的なヤツ。
下手に間をとりすぎて体感時間が倍以上に感じる。
脚本に無駄が多く、
編集で上映時間半分に減らしても云いたい事は伝わるんじゃないのか??
演技も演技していません演技くさいし、あざとい演出もやや鼻につく。
落ち着き無く揺れるカメラワークや、
ボソボソ喋ってたと思ったら急に早口で怒鳴り出す演者。
とにかく内容うんぬん以前に、映画として見易さが無い。

どうでもいい話だけど、
一箇所だけどうしても理解出来ないシーンがあった。
それはあのプリンの話だ。
奥さんは何故、
”プリンを返品しようとしていたのだろうか”
という素朴な疑問。
そして執拗なまでに、
「絶対っ食べちゃダメだかんね!?絶対っ食べちゃダメだかんね?!」
と二度も繰り返して言う。
食べたら死んじゃうからね!とまで言っている。
何故だろうか。
夫には糖尿っ気があるらしいから、本来なら甘いもの禁止~という意味なのだろうが、
じゃぁなぜ買ってきたし!
いや、夫が隠れて買って来たのなら、
道中に食ってしまえばバレずに済むだろうし、
わざわざ自宅に帰って食べる必要は無い。
(ゴミもそのまま捨ててるし)
そこで私はある一つの仮説を考えてみた。
まずは下記の画像をよくご覧下さい。
その夜の侍
手のひらにあるプリンの色にご注目。
大変気色悪い色をしているのではないか。
そう!このプリン、
実は賞味期限切れの腐ったプリンなのではなかろうか!
だから奥さんは返品してこようとしていたのだ。
夫が隠れて食べたら死んじゃう、それは糖尿以前に、プリンが腐っているから。
そう考えればラストでプリンを食べずに弄ぶシーンも、
あぁこのプリンは賞味期限が切れてスタッフすら美味しく頂けなかったんだろうなぁと。
きっと大量に箱買いしたプリンがあって、
暑い夏場に、とっくに賞味期限も切れたプリンを隠れて食べてしまう夫の身を案じて・・・
ラストのプリンは5年も前のプリン。
だけど妻との思い出のプリン。
さすがに食べることは憚れたものの、体全身を使って思い出のプリンを味わいたかったんだろう。
きっとそうなんだ・・・

画質は悪い。
古臭いフィルム画質。
解像度も低く、全体的に薄暗い映像。
暗部はベタ潰れ。
なにより発色が悪過ぎて人肌の血色が悪く見える。
 (プリンもねw)
いまどきスマホで撮っても綺麗に映ると言うのに。
昔ながらのフィルムの味わいある映像を否定するつもりはないけど、
もう少し光量不足を補えなかったものか。


音質も悪い。
ドルデジ2chステレオ。
邦画特有のボソボソしゃべりに加え、抜けの悪い音質。
音が団子状になって台詞が聞き取り難いったりゃありゃしない。

作品自体は言うほど悪くは無いと思う。
間延び感だけはどうしようもないけど、
一つの事故をキッカケに、
被害者と加害者の平凡だった他愛も無い日常を見直す話としては、
まぁそれなりに伝わってくることもなくもなくもない。
これよりクソな映画なんて、邦画だけでなく洋画・アニメでも腐るほどある。
別に本作を貶したい訳ではないのだが、
内向的な邦画業界を垣間見れてしまうというか。
第17回新藤兼人賞、第37回報知映画賞、第34回ヨコハマ映画祭、
第86回キネマ旬報ベスト・テン、第67回日本放送映画藝術大賞。
これら全て受賞しているものの、
たぶん興行収入的には赤字だったんではなかろうか。
(ソースは見当たらなかったけど、キャストの出演料を考えると・・・)

最近、「君の名は。」の大ヒットブームを巻き起こしている一方で、
映画業界関係者、映画評論家、放送業界関係者等々による、
負け犬の遠吠え否定的な意見がチラチラと目に付く。
皆一様に口を揃えて「良い映画ほど、観客が入らない」と嘆く。
いや、そうじゃないだろう。
少なくとも”良い映画を作ろう”とする努力義務を怠っていると思う。
それはアナタ、怠惰デスね~、あぁ、脳が震える!

感想なんて人それぞれ。
好みも千差万別。
だから何が良い映画で、何が悪い映画かなんて人によって違う。
けど、それを制作人側が決めてしまうのはどうなの?って。
それこそ観客が決めるべきものであって、
一方的な独りよがりの映画は、どうぞ仲間内で勝手にやっていて下さい。


      



テーマ:邦画 - ジャンル:映画

2016.12.18 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)ジャージー・ボーイズ

本日のレンタルBlu-rayは
ジャージー・ボーイズ
2014年 2:14 20~30Mb/s(AVC) 3.3~4.7Mbps(DTS-HD MasterAudio 5.1ch)

音楽祭の2本目。
音楽モノに外れなし。
クリント・イーストウッド監督に外れなし。
こりゃ勝ったな!ガハハ!

内容はニュージャージーで最も貧しい地区に生まれ、
歌声とハーモニーを武器にスターダムに駆け上がった4人の若者の栄光と挫折。
1960年代にザ・ビートルズと並ぶほどの人気を誇ったアメリカのポップスグループ、
ザ・フォー・シーズンズの光と影を数々の名曲と共に映し出す。
ブロードウェイの大ヒットミュージカルを映画化。


まずザ・フォー・シーズンズを全く知らなかったし、
元々がミュージカル作品で、その映画化という事も知らなかった。
いきなりカメラに向って話しはじめだして、
「うわぁ、こりゃ外れか!?」と思ったが、
ミュージカル舞台の演出をなぞったものならそれも納得。
かと言って脈絡もなく歌い始めるようなミュージカル映画ではなく、
イーストウッドらしい雰囲気を随所に感じた、
人間模様をややドライに、時にウェットに紡いだ伝記物。

殆ど洋楽を聴いて来なかったせいもあり、
ましてやオールドミュージックになんて興味も無い私でしたが、
いやぁ~、素晴らしかった。
ザ・フォー・シーズンズのメインボーカル、フランキー・ヴァリ。
天から与えられた奇跡の歌声だとか何とか言われていたけど(劇中で)
ナヨッとした腰高裏声で、
「えっ!?こんな変な裏声が!????」という印象だった。
しかし話が進むにつれ、次第に彼の歌声に魅了されてしまっていた。
そして最大の見せ場となるシーン。
CMや多くのアーティストによるカバーによって、誰でも一度は耳にした事があるであろう、
君の瞳に恋してる(can't take my eyes off you)
この楽曲の背景が描かれる物語的にも、
そして多くの人が聴き馴染みの音楽的にも最高潮で魅せる歌声。
いやぁ~参った、すごく感動しちゃった。


これまた後々になって知ったことだが、
ボーカルのフランキー・ヴァリの歌声。
本人はまだ生きていますが、とうぜん代役となるわけで、
この特徴的な歌声をどう演出したのか。
被せやアテレコは一切使わず、役者本人の歌声だそうで。
元々のミュージカルで演じていた本人をそのままキャスティングしたらしく、
もうこれ以上ないほどの説得力がそこにありました。

画質はまずまず。
色数を減らした落ち着いた色彩・画調。
解像度感はそこそそ感じられるが、精細感度は割りと甘め。
物足りなさというほどじゃないが、
もう少しキリッとした画質が欲しい気もする。


音質は良好。
先日のDTS-HD 96kHzアップサンプリングを聴いた後でも確実に言える。
こっちの方が音が良い!
聴き始めからしてF/Dレンジ幅が違うのが分る。
決して厚みのある音響では無いのだが、
細かい音まできちんと描きわけられたクリアな音響。
線はやや細身ながらも、空間が寂しく感じる事が無いのは、
左右前後に正確に音は定位するからだろう。
あえて言うなら、
マエストロではホールの残響音も含めた空間表現なのに対し、
こちらは音一つ一つの音像定位によって作り上げる音場表現だろうか。
またマエストロや邦画全般に比べ大きく違うのは、やはり低音だろう。
決して本作が低音豊かではないにも拘らず、
バスドラの倍音まで聞き分けられるくらい、歪みなくしっかりとした低音がある。

ミュージカル舞台の映画化であって、
音楽伝記物でもあって、
そしてなによりイーストウッド映画である。
役者本人たちによる歌声・ハーモニーは素晴らしく、
フォー・シーズンズやフランキー・ヴァリを知らずとも、
物語にぐっと惹き込まれてしまうだろうし、
イーストウッド監督らしい緊張感を持たせつつ淡々と紡ぎ上げてく物語は、
舞台と映画、音楽と人生観の距離感?バランス感?が程よくあり、
クライマックスにはそれなりの高揚感を与えてくれる。
イーストウッド監督ファンは勿論、
フォー・シーズンズのファンには間違いなくお勧め出来るであろうし、
ミュージカルが苦手、フォーシーズンズを知らなくても、
十分に楽しめる映画になっていると思う。


      



テーマ:映画音楽 - ジャンル:映画

2016.11.12 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN

今更ながら賛否両論、いや否ばかりだったような・・・の、
人気漫画原作の実写映画化「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」(前編)、
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」(後編)を、
通して観て見た。

うん、既に否論多数の通りでした。
少しはマシなのかと淡い期待もあったのだが、
予想以上に酷い出来w

まず原作改変についての議論はこの際どうでもいい。
「メディアの違いを理解しろ。」
どうせ原作が~とか言ってるヤツに限って、
アニメしか知らないパティーンだしw
そもそも実写化する時点で改変だろうし、向き不向きもある。
それはそれ、これはこれとして楽しめればそれで良いのである。

なので、原作どうこう言うつもりは全く無い。
むしろ映画としての終末パニックホラー的な世界観を楽しみにしていた。
が、これが最悪だったわ。

巨人たちにいつ出くわすか分らない状況の中、
べちゃくちゃ喋りまくったり、カップルがイチャイチャし始めたり、
ドヤ顔でNTR展開してみたり。
人類の命運を担った死と隣り合わせのミッションにも関わらず、
危機感なさ過ぎ!!
この時点で巨人に対する恐怖感は薄れ、
完全に倒され役のモンスターか何かにしか見えなくなってしまう。

また本作のうりである立体機動装置。
ショボいワイヤーアクション風のCGとかどうでもいいけど、
不発弾のくだりで近未来の時代設定が確定しちゃったもんだから、
立体機動装置だけが唯一の巨人に対抗できる手段(武器)と言われても説得力がない。
もっと中世ヨーロッパ的な時代設定のファンタジーだと思っていたのに。
技術統制されていると言われても、
行き付く先がソレ(立体機動装置)かよ・・・

なもんで、近未来で巨人化へ変身で大バトルとか、
もう子供だましの怪獣映画。
でも人体損壊とか血飛沫とかグロ映像多めで、
いったいどの客層に向けて作ってるんだか・・・。

他にもツッコミ所多過ぎて書ききれないけど、
とりあえずここまで酷い実写映画も珍しく無くはないけどw
それにしたって酷すぎるw

ぶっちゃけ、原作どうこう、実写映画化どうこう以前に、
映画としてどうしようもなくツマラン。

あと音響もショボかった・・
口パクと音声が合っていないとか最悪のレベル。


   



テーマ:邦画 - ジャンル:映画

2016.09.27 | Comments(4) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)セッション

本日のレンタルBlu-rayは
セッション(初見)
2014年 1:47 20~28Mb/s(AVC) 4.2~6.0Mbps(DTS-HD MasterAudio 5.1ch 96kHzアップサンプリング)

監督が自身の体験をもとに、
ジャズドラムを学ぶ青年と、彼にスパルタ指導を行なう教師の姿を描いた映画。
アカデミー賞5部門にノミネート、助演男優賞、録音賞、編集賞を受賞した。
それ以上に評論家や映画ファンの評価が高く、方々で絶賛されていた本作。
「ラスト10分間の衝撃」とか言われると期待しちゃいます。

内容は名門音楽大学に入学したニーマン(マイルズ・テラー)は、
フレッチャー(J・K・シモンズ)のバンドにスカウトされる。
ここで成功すれば偉大な音楽家になるという野心は叶ったも同然。
だが待ち受けていたのは、天才を生み出すことに取りつかれたフレッチャーの、
常人には理解できない“完璧”を求める狂気のレッスンだった…。


のっけから凄まじい緊張感と不穏さで幕を開ける。
熱血スポ魂音楽モノなんて生易しいものではなく、
狂気染みた師弟関係をスリリング
に展開していく。
シゴキに耐え、互いの絆が深まり、努力が実を結ぶ?
いやいや、その真逆だよ、
浴びせられる数々の罵声、仕掛けられる様々な罠。
理不尽な苦痛と気迫に満ちた対立。
そこに世間の常識や倫理観すら及ばぬ、妄執に囚われた音楽。
もはや恐怖感すら覚えるほどだ。
ジャズの事はさっぱり分らないけど、
ラストはただ呆然と見つめる事しか出来ませんでした。


この手のスパルタ教育に異論を唱える人も多いだろうし、
許せないと人にとってはまるで受け付けない内容かも。

そういえば先日、
某バイオリニストが、
「決まった時間にしか遊んではいけないという約束を守らなかった息子に腹を立て、
 ゲーム機をバキバキ真っ二つに折ってやった」という事件が話題に。
これに対して更に某世界的に有名なバイオリニストが、
「ゲーム機を壊す事の良否は結構、
 でもそれだけで彼女の人格をとやかく言う事は間違ってます、
 あんなに純粋で美しい音色を奏でられる人に悪い人はいるわけがないから」
と火に油を注いだ。
まさに”人格と音楽クオリティは関係ない”ことの証明となってしまったわけだ・・・

画質は良好。
デジタル撮影ながら物凄くフィルムライクな画調。
解像度は高めだが、柔らかめな質感をしており艶っぽさを感じる。
色温度はやや高めでコントラストを効かせた、
ホラー映画に良くありそうな色合いかも。


音質はすこぶる良好なのだが・・・
DTS-HD MA 96kHzアップサンプリング!
音量は-6db、シネマDSPはドラマを選択。
とにかくノイズ感の無い、透明度の高い音質。
どこまでも底無しにボリュームを上げられてしまう。
ジャズの心得は無いものの、
楽器の僅かなニュアンスまで克明に聴こえてきそう。
ただ情熱的な音楽とか躍動感より、
分析的なクールな音調なので、かなり環境に依存しそう。
かくいううちの環境でもそれなりに良く鳴ってくれるものの、
まだまだこんなもんじゃないだろと思ってしまう。

狂気のドラムレッスン。
ジャズドラムを通した音楽映画でありながら、
狂気染みた師弟関係をスリリングに描いた人間ドラマ。
スパルタ教育に対する異論や、
また「こんの全然ジャズじゃねーよ」というジャズ警察が騒ぎ立てそうですがw
良くも悪くも映画的な作品であり、
結末までもが映画的な幕切れに呆然とするであろう。
賛否ありの内容だが、
狂気の鬼教師を演じたJ・K・シモンズは必見かも。

      



テーマ:アカデミー賞 - ジャンル:映画

2016.03.03 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)ジュラシック・ワールド

本日のBlu-rayは
ジュラシック・ワールド(初見)
2015年 2:05 22~30Mb/s(AVC) 5.3~6.9Mbps(DTS-HD MasterAudio 7.1ch)

ようやく観る事が出来ました。
レンタルではなくセル(2D)で。
アニメ以外でBD買うの久しぶり。
3Dと迷ったけど、クロストークがどうしても嫌なので無難に2D版を。

感想は、
言いたい事が山ほどあるけど、
それは置いておいてもやっぱ最高だ!

内容はイスラ・ヌブラル島で起こった「ジュラシック・パーク」の惨劇から22年後、
ジョン・ハモンドが夢見たテーマパークジュラシック・ワールドを実現させ、
今や世界中から毎日二万人の旅行者が訪れる人気の観光施設として成功を収めていた。
その一方で遺伝子操作によって新種のハイブリッド恐竜を誕生させていた……。

シリーズ4作目でありながら、
どうやら2作目3作目を無かった事にして、1作目の続きからリブートした内容らしい。
そりゃ2作目であれほどの大惨事を起こし、3作目で政府の監視下に置かれちゃ、
パーク建設どころの話じゃないわなw
なんならゼロからリブートしても良いくらいだし。


それはさて置き、
1作目に引き続き”生命倫理や生命の進化”がテーマの本作ではなんと、
遺伝子操作によって新種のハイブリッド恐竜が出てくる。
これについては後述するとして、
もう一つ、ヴェロキラプトルの調教だ。
これが意外にも胸熱くさせてくれた。
ラプトルと言えば1作目で獰猛・狡猾さを描き、2作目でハンター、
3作目でコミュニケーション能力まで身につけた、
ある意味ジュラシックパークシリーズの裏主人公な恐竜だ。
今となっては物言わぬ化石動物だからこそ、
知能の発達していたであろうラプトルと人間の関係性が築けていたかもしれない。
ヘビやトカゲ、鳥なども調教出来るんだから、
恐竜を調教出来てもおかしくない、むしろ見て(して)みたかった!
ただのロマン(夢物語)で終わらない一歩先に踏み込んだ願望というか希望?
もう後半の展開は嬉し過ぎて鼻血が出そうになったw


でもって新種のハイブリッド恐竜ですが、
DNA操作しまくりで、
とにかくデッカく、どう猛さも加えて、
カッコいい角や爪を生やして、なんなら翼も付けちゃおうか?
もはやそんなものは恐竜でもなんでもない、ただの怪獣です!
3作目で既に史上最大級の肉食恐竜スピノサウルスを出しちゃってるから、
それ以上の恐竜は存在していないわけで、
シリーズの根幹を揺るがしかねない、
ギリギリのラインを攻めた結果がハイブリッド恐竜。
う~ん、賛否ありそうだが、
これやっちゃうと何でもアリになっちゃうよね。
一歩間違えば「シャークトパス」みたいなトンデモ生物になり兼ねない…
ここまでではないにしろ、
ジュラシックワールドでも最終的に、
恐竜王者決定戦!になっちゃってるw

恐竜の魅せ場は、
最新VFX技術だけあって文句ない迫力・リアルさだ。
ただ物語の方はツッコミ所も多く、物語の前半部(前振りパート)も冗長気味。
前作であれだけの惨事を起こしておきながら危機管理が東電並のザルさ。
まーた一つの人的ミスでパーク全滅の危機とか、
ホイホイと恐竜の檻を開けるわ、
ろくな装備も持たずに恐竜と対峙するわ…。
遺伝子研究やら軍事利用やら散々引っ張った割りに投げっ放し。
 (もしかして5作目をやる為の伏線なのか??)
人気の恐竜による恐竜合戦は良しとしても、
ハイブリッドの方は高性能・高知能設定すっかり忘れてガチンコ対決しちゃってるし。
なんだかいろいろ詰め込んだ割にとっ散らかったまま。


だがしかーし!
お粗末な脚本を差し引いても余りある恐竜の魅力!
これに尽きる。
たぶん1作目をリスペクトしている人は呆れ果てる内容。
むしろ2作目や3作目が好きならきっと楽しめるだろう。
ちなみに私の好みは、2作目>4作目>1作目3作目の順です。

画質はすこぶる良好。
ちょっと気になったのが2:1の特殊なアスペクト比。
 (通常のビスタサイズは1.85:1)
なので上下に僅かに黒帯が入るレターボックス仕様。
IMAX(1.9:1)に近い形で作られたんだとかなんとか。
せっかくなら画面いっぱいいっぱいで楽しみたかったんだけど。
画質の方は文句なしの目も眩むような解像度感。
35mmと65mmの混在フィルム撮影らしく、
バラつきはあるものの、グレインは丁寧に処理され細部までクッキリ。
とにかく発色が豊かで力強さと透明感を併せ持った鮮やかさ。
またコントラスト感も非常に高く、
暗いシーンでも一切の見難さは無く見通しの良い暗部の諧調。


音質も良好。
流行のドルビーアトモスではなくDTS-HD MA 7.1ch。
音量は-7dbでシネマDSPはサイファイを選択。
劇場型の音響ではなく、DTSらしいS/N比の効いたダイナミックな音響。
サラウンド感も良好で、
音場空間も広く辺りに散りばめられた効果音やスピーディな移動音など、
効果的なサラウンドメイクがなされている。
特に後方からの情報量が多いので、サラウンドバックは相当活躍しそうかも。

シリーズ4作目にして1作目からのリブート作品。
お目当ての最新VFXを使った恐竜の映像は文句なく絶品。
ただ脚本は粗も多く、人間ドラマも淡白な印象は拭えない。
何を求めるかによって賛否両論ありそうだが、
やはり太古のロマンである恐竜が大画面で活躍すれば、
それだけで胸熱く心躍るってもんよ。
序盤は色々詰め込み過ぎてモタついており、
シンプルに1時間半くらいに収めておくべきだったかも。
もしくはトランスフォーマーのように2時間ずっと恐竜出ずっぱり。
それならストーリーの文句も忘れて恐竜に魅入っていただろうし。
新種のハイブリッド恐竜だが、これ以上のやり過ぎ禁物。
今回はまぁ14年ぶりに恐竜が帰ってきたことですし、
許して差し上げても良いんじゃないでしょうかw
久しぶりに2回連続で観ちゃったよん♪


      



テーマ:特撮・SF・ファンタジー映画 - ジャンル:映画

2016.02.28 | Comments(4) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)ジャックと天空の巨人

本日のレンタルBlu-rayは
ジャックと天空の巨人(初見)
2013年 1:54 20~28Mb/s(AVC) 4.2~5.2Mbps(DTS-HD MasterAudio 5.1ch)

真冬のファンタジー企画3本目は「ジャックと豆の木」を基にした実写映画版。
こうしてみるとまんま進撃の巨人だったw
あとワンピースの空島編とかもここから着想を得てるんじゃないかな。

内容は「ジャックと豆の木」をモチーフに描くファンタジーアドベンチャー。
殆ど童話の内容を覚えていないけど、
かなりアレンジされているっぽいので知らなくても問題ないかも。
天空まで延びた豆の木を登った先には巨人達が居た、って感じ。


巨人の見た目はおぞましいものの、
アドベンチャー要素が強いので、どちらかと言えばファミリー向け。
また人間を捕食するシーンもあるが、
直接的な描写はカットされているので子供でもギリ大丈夫そう。
冒険あり、恋愛あり、迫力のバトルありと、
エンタメ作品に徹したテンポの良い出来。


ただそれだけに新鮮味は薄く、大の大人が観るには少々物足りない。
たぶん巨人と最初に出くわすシーンがピークだろう。
”100人の巨人 vs 300人の人間たち”
なんて宣伝謳い文句も、
蓋を開けてみれば巨人と綱引きで終了。
ややスケール感が足らない。

画質はすこぶる良好。
デジタルHD画質なので高精細・高解像度感は抜群。
明るく鮮明に描き出される巨人に「キモッ」と思うだろうw


音質もすこぶる良好。
アクション作品なので音量は-12db、シネマDSPはサイファイを選択。
かなり低音が効いた音響で、巨人の動きにずしりと重みを感じる。
また面白い事に人間界での効果音は音像が細かく小さいのに対し、
巨人界では一つ一つの音像が大きく感じる事。
極端に言えば、
人間なら一つスピーカーで幾つもの音を出すけど、
巨人は複数のスピーカーから一つの音を出すイメージだろうか。
デカい音の塊みたいなのが移動するような。
この対比が非常に面白く、
サラウンドでこういった描き分けされるとニンマリしてしまうw

「ジャックと豆の木」を基にしたファンタジーアドベンチャー。
オーソドックスな内容なので過度な期待は望めないものの、
テンポ良くエンタメ展開するので、それなりには楽しめる。
作風的にも冒険活劇なので、どちらかと言えばファミリー向け。
進撃の巨人を思わせるようなシーンもありつつ、
(3D)映像とサラウンド音響の目と耳の肥やしにでも。

ただラストの現代シーンはいらんかっただろう・・・
「今でも天空には巨人がいるかも~」的な終わり方なんだろうけど、
現代の航空技術を考えれば興醒め以外のなにものでもない。
そういった夢を与えるって意味でも子供向けなのかな。


     



テーマ:Blu-ray Disc - ジャンル:映画

2016.02.21 | Comments(4) | Trackback(0) | 映画 さ

«  | HOME |  次へ»

FC2Ad

FC2カウンター

ブログ内検索

カテゴリー

rank

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ 人気ブログランキングへ
ブログランキング

プロフィール

nor

Author:nor
-試聴環境-
LVP-HC3800
DLA-X70R
OS ピュアマット 80inch
CD6002/Applause
PM8004/Studio
BDP-LX71
DMR-BWT660
RX-A2040
-5.1.4ch構成-
B&W CM8 + B&W CMC
+FOSTEX CW250A
IMAGE11/KAI + IMAGE12

月別アーカイブ

DMM

DMM.com DVD通販