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(BD)猿の惑星:新世紀(ライジング)

本日のレンタルBlu-rayは
猿の惑星:新世紀(ライジング)」(初見)
2014年 2:11 14~32Mb/s(AVC) 5.1~6.8Mbps(DTS-HD MasterAudio 7.1ch)

リブート版、新シリーズ。
猿の惑星:創世記(ジェネシス)」の続編にあたる。
前作のラストから10年、
猿インフルエンザウイルスによって滅亡状態に陥った人類。
一方、猿たちを率いるシーザーは独自の文明を構築していた。
ある日猿たちと人類が森で遭遇し、一触即発の事態が勃発する・・・。


前作ジェネシスでも”猿の惑星”おこがましく、アニマルムービーだったのだが、
本作ライジングも猿軍団ムービー。
よくて”猿の王国”が限界だろう。
いくら人類滅亡状態だからと言っても、猿側の繁栄も一山どまりだし、
それを”猿の惑星”だなんて、どんだけ地球小さいんだよっ!
猿山州が関の山w

そもそも10年やそこらで人類に対抗しうる知識や文明を持てるハズも無く。
多少コミュニケーションが豊かになり、統率がとれて、人間の道具を使いこなす程度。
数こそ多いが、やはり野生動物。
畏怖や脅威というレベルではないかも。


が、前作同様、
これ単品として観ると良くまとめられており、
人類と猿、二つの種族の共存と対立の筋道が巧妙で説得力抜群。
単純な種族間の争い・善悪の戦いではなく、
なぜそう至ってしまったのか、他に道は無かったのか。
現代における戦争や紛争の原理を上手く描いている。

要は、
「ちょっとそこの石油が欲しいからお邪魔するよ~」
「あいつらすげー武器沢山持ってるよ、やべー、いつか占領されちゃうんじゃね?」
「やられる前にやっちゃう?どうする?とりあえず俺たちも武器確保な!」
「ちょっ!?お前らなんで武器持ち出してるんだよ、危険だよっ!」
「あっ!武器構えだしたぞ!やっぱり武力で奪うつもりだったんだ!撃てーっ!」
「撃ってきたぞ!反撃じゃ~反撃じゃ~」
みたいな?


画質はすこぶる良好。
もう昨今のハリウッド大作のBD画質はどれも高画質で文句の付け所が無い。
本作も非常に高精細・高解像度感。
全体を通してやや彩度を落としたダーク色を強く出した画調だが、
コントラスト感が高く、より立体的で奥行き感のある重厚な映像。


音質もすこぶる良好。
猿たちが縦横無尽に空間を移動しまくるシームレスな立体音響。
AVアンプを替えた事で、
耳元や頭上を横切った?と思える程のリアルな移動感が味わえた。
特に今までは前方・視聴位置近く・後方と何となく奥行きを感じていた程度だったのだが、
今の環境では、スクリーンずっと奥・正面・視聴位置・背後・更に後方と、
明確に音の出所が視認出来そうな奥行き・立体感が伴っている。
ちなみにシネマDSPはSci-Fiを選択。
やはりDTS-HD 7.1ch MAだと後方からの情報量も多く、
空間の広さ・高さ奥行き、ともに濃密な音に囲まれるサラウンド。

前作のラストから10年、
「アイ・アム・レジェンド」よろしく、
猿インフルエンザウイルスによって滅亡状態に陥った人類。
一方、シーザー率いる知的な猿たちも猿王国を築いていたものの、
人類と遭遇・一触即発の危機。
二つの種族の共存と対立。
そこは猿でも人間でも同じ、絶え間なく争いごとが繰り返される訳でして・・・。
理性があるからそこ、なぜ話し合いで解決出来ないのか。
前作とは打って変わって重苦しく、緊迫感のある内容になっており、
既存の「猿の惑星」のSF要素や、前作の心繋がるアニマルムービーは存在しない。

ラストは続くような終わり方だったが、
果たしてここから猿と人間、どう描いていくのだろうか。
そしていつになったら猿の惑星になるのだろうか。
たぶん次回作で猿たちは居心地悪い地球を捨てて、
宇宙船作って火星にでも移住してるんじゃないかな。
で、猿軍団in火星 vs. 人類in地球。みたいな感じでさ!
タイトルは「猿の惑星:変革紀(レボリューション)」かな?

      



テーマ:SF映画 - ジャンル:映画

2015.12.16 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)ジョー・ブラックをよろしく

本日のレンタルBlu-rayは
ジョー・ブラックをよろし
1998年 3:00 16~28Mb/s(VC-1) 3.5~4.2Mbps(DTS-HD MasterAudio 5.1ch)

ブログ DE ロードショー」にお誘い頂いた作品になります。
基本的に一度観た映画は忘れない性質だと思っていたのですが、
この作品は観たような観なかったような、記憶が曖昧でした(^^;
初見か、再見かワクドキしながら視聴・・・
・・・開始直ぐに、誕生日パーティーの準備会場シーン。
観たことありましたw
その後も内容はサッパリ覚えていないけど、
ワンシーンごとに記憶があり、デジャヴっぽい不思議な感覚に。
んー、たぶんこれオンエアで観たんだと思う。
普段はレンタルにしろセルにしろ、有料チャンネル(WOWOW)にしろ、
じっくり腰を据えて観るタイプな自分。
オンエアだと間にCMが挟まるので気分が削がれて嫌なんです。
(編集カットも多いし)
ジョー・ブラックも内容は覚えていないけど、
ワンシーンは見覚えがあるってのは、
やっぱり間にCMが挟まってちゃんと観れていなかったんだと思う。


内容は死期迫る大富豪の前に現れたハンサムな死神と、
大富豪令嬢との恋を描いたロマンティックなファンタジー。
どこか「シティ・オブ・エンジェル」に似ている気がする。
そういえば「ベルリン・天使の詩」(87年)のリメイクだったけど、
ジョー・ブラックは「明日なき抱擁」(34年)を元に作られているらしい。


さて、内容を殆ど覚えていない再見だった訳だが、
とにかく長いよ、長すぎる、3時間!
間延び間がハンパ無く、
ブラピ、アンソニー・ホプキンス、クレア・フォーラニの、
顔アップが本編の半分を占めているんじゃないかな。
何気ない仕草や表情を~・・・って、どれだけ表情魅せたいんだよ!w
あと会社乗っ取りの話もさくっと終わらせて、
上映時間半分くらいに出来たんじゃないのか。

ロマンティックなファンタジー。
コーヒーショップの彼に恋をしたけど、
愛を育んだのは死神の彼。
本当に好きなのはどっちの彼?みたいな。
少女漫画とかアニメにありそうな展開だなぁと思いつつ。
ラストでコーヒーショップの彼が直ぐに戻ってくるよりも、
後日、実は務めている病院に意識不明で入院していた・・・
って展開の方が某Key作品ぽくてしっくりくるw


再見してみて気付いたのは、
恋愛物語よりも、
アンソニー・ホプキンス演じる死期を悟った父親の、
家族愛とか人生とは何かを考える物語の方がしっくりきた。
「去りがたい、それが生だ」とか、
朝起きて「私は満ち足りている」と言える人生。
どうも最近はこの手の話につい涙腺が緩んでしまうのだが、歳だからか?w

画質はまぁこんなものか。
ユニバーサルのVC-1。
年代的なゴリっとしたフィルムグレイン。
解像度感もそれなり。
中間色の狭い如何にもなフィルムには、
やはりX70Rのフィルムモードが合うかも。
EASTMAN Color Negative Film(35mm)


音質は物足りない。
かなり音圧が低く、台詞ベースで合わせると-4db!!
こんなんアクション映画やホラー映画だったらビビるわ!
まぁ殆ど台詞と劇伴だけのサラウンドなので、
そのまま視聴しても平気だったけど、
クライマックスの花火のシーンはちょっとビビったかもw
一応ヤマハDSP(Drama)を選択するも、
フロント主体でサラウンド感は薄く、
リアスピーカーから音が出ているか確認したくなってくるレベルw

最後にどうでもいい話。
個人的に洋画のロマンスもの(恋愛映画)はあまり観ない。
別に嫌いじゃないし、
日本人にはあり得ない海外の女優さんの吸い込まれそうな綺麗な瞳。
あんなんに見つめられて「I Like You So Much」とか言われたら即落ちるわ~とか思うw
ただ偏見かもしれないけど、
欧米の恋愛感って気になる人が居たらセックスしてみて、
体の相性が良かったら付き合う、みたいな印象なんだよね。
結婚するまで清いままで~的な考えが昔からあるアジア圏の恋愛感とは、
根本的に違う気がする。
その辺の恋愛感がイマイチ分り難いから洋画のロマンスものは手が出難いのかも。


      



テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

2015.12.13 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)ゾディアック

本日のレンタルBlu-rayは
ゾディアック
2006年 2:43 10~18Mb/s(VC-1) 640kbps(ドルビーデジタル 5.1ch)

秋の日はつるべ落とし。
静かな月夜の晩にのんびりミステリー映画。
ってなわけで、ミステリー企画の2本目。

内容は全米犯罪史上に残る、
劇場型殺人事件“ゾディアック・キラー”を題材にしたクライムサスペンス。
実話の未解決事件。
未だに解けない暗号怪文書。
不謹慎ながらもこれだけでワクワクしてしまう。


実話ならではの緊迫感はあるものの、
事件が未解決に終わった以上、最後まで犯人が捕まる事はありません。
いちおうの最有力犯人候補は告げられているものの、
やはり消化不良感は残ってしまう。
むしろミステリーの結末よりも、
刑事や新聞社員が事件に翻弄されつつも、
真実を追究する姿を描いた作品なのだろう。


謎解き物としてみると、
終盤に名前や地名の情報が一気に来るので、初見では整理しきれないかも。
かく言う私もそうだったので、久しぶりに再見しましたが、見事轟沈・・・
リッチーだかリックだかリーだか。
終盤は状況証拠ばかり追い求めるものだから、
少々こじ付け感が気になったかも。

画質は微妙。
デジタル撮影らしくサッパリとした画質。
全体的にやや黄身色が強い傾向のクセのある色合い。
解像度感はまずまずだが細部はやや甘く平坦に見えるシーンも。
特に暗がりのシーンは非常に厳しいかも。


音質も微妙。
まさかのドルデジのみ。
BD草創期のVC-1+ロッシー音源という最悪の組み合わせだ。
再販版も仕様は変わらず、米国盤のAVC+Dolby TrueHDが気になる所。
肝心の音質だが、
音数は多いのだが音が伸びきらず、
空間がひと回り狭くなったように感じてしまう。
後方からの音圧もそこそこあり、サラウンドがぐるぐる回りだすシーンが聞き所。
元々の音響の良さから不満というレベルではないが、
逆にロスレスで聴いてみたかったと思ってしまう音響かも。

全米犯罪史上に残る“ゾディアック・キラー”
未解決事件の為、真相が明らかになる事はないものの、
人生を狂わされた男たちと共に事件の足跡を追うというもの。
かなりの長尺でおまけに犯人は分らず終いながら、
心地良い疲れと、ほんの僅かなわだかまりを残す。
”事実は映画よりも奇なり”
本作の劇中劇でもあったように、
「ラストは必ず犯人逮捕で事件解決」なんてものは映画の中だけで、
現実にはどれだけ捜査しても迷宮入りなんて事はザラなのだろう・・・。


      



テーマ:サスペンス・ミステリー - ジャンル:映画

2015.10.31 | Comments(4) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)スケルトン・キー

本日のレンタルBlu-rayは
スケルトン・キー」(初見)
2005年 1:44 28~36Mb/s(VC-1) 4.2~5.2Mbps(DTS-HD MasterAudio 5.1ch)

バランスよくオカルト系も入れておこうか、きもだめし大会、5本目。
カルト宗教だけど、呪術とか黒魔術とかそっち系。
個人的に悪霊とか心霊といった超常現象全開よりも、
胡散臭さはあってもそれっぽい説明と、
それっぽい演出があれば少しくらい信じた気にさせてくれる。
まさにそういった考え方の人に打ってつけの作品。

内容は老夫婦の住む屋敷に住み込みの看護士として働くことになった女性が、
徐々に明らかになる屋敷の秘密を目の当たりにし、
古呪術の恐怖に襲われるミステリーホラー。


いまや宇宙から「宇宙なう 台風ヤヴァスwww」とSNSに投稿されるような時代。
悪魔だ幽霊だと非科学的な存在は否定され、誰も信じていない。
ただ信じてはいないと否定するって事は半分信じているようなもの。
本当に信じていないのなら興味すら沸かないハズだから。
よって強く否定すればするほど、
心のどこかで信じちゃってる自分を否定したいのだろう。

科学的・物理的にはそういったものは存在していなくとも、
信仰心(思い込み)によってそういった現象を引き起こす事もあるのかもしれない。
「信じている人にはそれが現実なのだ」と。
まさにその発想を逆手に取ったような内容。
なので盲目的に否定ばかり繰り返すような人には向かない。


とは言っても、
あまり呪術だ黒魔術だといったものは表立っては出て来ず、
屋敷の秘密や、
その地に広まるカルト宗教(フードゥー)を探るミステリー仕立て。
それが伏線の誘導に繋がっており、
ラストでゾッとする展開が待っているのだ。
展開に派手さは無く恐怖というより、ハラハラしつつ謎解きに挑むような感じだろうか。
薄暗いシーンが多く、一部ドッキリ音もあり、
シアター環境で観ると結構心拍数が上がるかも。

画質はまずまず。
ユニバーサルのVC-1。
解像度感は程ほどに感じられるも、細部の彫が甘く立体感がイマイチ。
暗部の情報量もそれほど多くは無いが、
黒は引き締まっており観辛さは殆ど無い。


音質は良好。
重低音も少なめでそれほど派手さは無いものの、
意外と音数は豊富で細かい効果音に緊張感を高める。
サラウンド感も同様に後方への音も回り込みも多く、
常に包囲感を感じさせる。

屋敷に秘めたカルト宗教を探るミステリーホラー。
悪魔だとか幽霊だとか表立ったオカルトではなく、
”呪術や魔術を信じる者にとってはそれが現実となる”
そういった視点から描いたものなので、
少しばかり疑って観て見るくらいが丁度良いかも。
全体的に地味な展開だが、
伏線やゴシック調のダークな雰囲気は十分満足の出来栄え。
ただ題名の「スケルトン・キー」は大して意味がなく残念。

     



テーマ:ホラー - ジャンル:映画

2015.08.30 | Comments(4) | Trackback(0) | 映画 さ

呪怨 -終わりの始まり-

今日のレンタルDVDは
呪怨 -終わりの始まり-」(初見)
2014年 1:31 5.88Mb/s 448Kbps(ドルビーデジタル 5.1ch)

やはりホラーと言ったらJホラーも外せません、きもだめし大会、4本目。
日本国民が選ぶ、
「最も怖いホラー映画」堂々の1位とされる呪怨シリーズ。

リングの貞子と区別付き難い髪ボサの伽椰子と、パンダ目小僧の俊雄くん

内容は不登校の生徒の家を訪問した小学校教師が、
大勢が不審死を遂げているその家の過去を追体験してしまう恐怖を描く。
「呪怨」シリーズの劇場版第3弾らしいが、
元々もビデオ作品から始まり、番外編だのハリウッドリメイクだの色々あり過ぎて、
どこれが本流なのかサッパリわからん呪怨シリーズ。
以前観た「呪怨 黒い少女」「呪怨 白い老女」との関連性も無く、
たぶんシリーズのどれも繋がりがないパラレル展開なのだろう。


複数の登場人物を並行して展開させ最後に集約する、
相変わらずの面倒くさい構成。
呪怨シリーズは真相究明的なミステリー要素が無く、
ただ家に関わった者全てに死を招くだけなので、
どうしても物語としての推進力が弱い。
もはや各登場人物の死に用意されたオチがコントか何か。
もういっそ舞台ステージが回転する形式でも問題ないんじゃね?

そういった理由もあり恐怖描写が”お約束事”かなにか。
押入れやタンスから出てくるのは分るが、
まさか冷蔵庫からも出てくるとはwww
シュール過ぎてもう草生やすしかないだろwww
髪ボサの女やパンダ目小僧が白目をむいて迫ってくれば怖いだろ?
みたいな風潮。


演出もマンネリ化で、背後から~、布団の中から~、襖の奥から~、鏡越しに~、
天井に張り付く、階段這いずり上がる、宙に浮く、首が一回転。
もう散々どこかで見て来た既視感通り越して”お約束事”
大袈裟なコケオドシのBGMすら、
伽椰子とパンダ目小僧のテーマソングにすら聞こえてくる始末。
もうダメだ、寒過ぎる。
怖いんじゃなく、ドン引きレベルで寒い演出に停止ボタンを押したくなる。
こんなんでキャーキャー騒ぐの女子高生くらいだろ。
しかも”怖がってる私、か弱くて可愛いでしょ”的な感じで。


画質はそれなり。
邦画特有の白ボケしたソフトフォーカスな画調。
それでもHDカメラ撮影による解像度感は昔に比べ観易くなった。
その分、メイクや特殊効果の粗も目立ち易く・・・
またシーンによって画角が僅かに変わるけど、視聴中に気になる事は無い。


音質は良好。
ユニバーサルが制作に加わっている事もあり、
ハリウッド映画並のサラウンド音響でビックリ。
全体的にドンシャリバランスながら、
大袈裟なコケオドシ音などパンチが効いており、重低音も十分感じられる。
またサラウンドが秀逸で、屋内の空間が手に取るように再現されており、
どこから現れるのか、どこへ逃げ惑っているのか、
前後左右の定位や移動音が非常にスムーズに繋がる。
それ以外にも飛び回るハエやグルグル回るBGMなど、
サラウンド効果を余す事無く再現出来ている音響だろう。

最も怖いホラー映画()とされる呪怨。
1作目がヒットしたからと言って、
2作、3作、4作・・・と出たらそりゃ飽きる。
リングの貞子と同様に、
髪ボサの伽椰子とパンダ目小僧の俊雄くんは、
もはや”マスコットキャラ”
ギャグかコントのような登場の仕方とオチ(殺され方)と、
まるでテーマソングか何かと勘違いしそうな煩いコケオドシ音楽。
マンネリを通り越して”お約束事”にまで達してしまった。
これでさぁ怖がれ!と言われても、ただただ寒いだけ。
でもまぁ、
奇を衒い過ぎてコミカルなモンスターホラーになってしまった貞子シリーズと比べると、
既出な演出ばかりを並べたこちらの方が幾分マシだろうか。
それとは別の話だが、
ヒロイン役の佐々木希はなかなかの好演技と存在感を出していた一方、
トリンドル玲奈は女子高生役に凄く違和感があったり、
驚き顔を見せた途端にブサイク顔になっており残念仕様だ。


   



テーマ:邦画 - ジャンル:映画

2015.08.29 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)ザ・ベイ

本日のレンタルBlu-rayは
ザ・ベイ(初見)
2012 1:24 23~30Mb/s(AVC) 2.1~2.4Mbps(DTS-HD Master Audio 5.1ch)

「レインマン」などの名匠バリー・レヴィンソン監督と、
パラノーマル・アクティビティ」シリーズのスタッフがタッグを組む感染パニックホラー。
なんて煽り文句に騙され借りてみたが、
久しぶりの地雷映画!!
そもそも2012年って新作でもねーじゃねーか!(キレ

内容はとある田舎のベイエリアタウン。
突然変異した寄生虫が人間を食い荒らす感染パニックホラー。
ビデオリポート、ニュース映像、監視カメラ、車載カメラ、ホームビデオ、FaceTime、Skypeなど、
あらゆる映像を繋ぎ合せドキュメント風に編集し、
あたかも実在の事件のように見せるファウンド・フッテージ型のモキュメントホラー。


いまどき珍しくも何とも無いが、
未確認生物だの心霊現象だの悪魔だのと言ったオカルト素材ではなく、
海洋汚染によって突然変異した寄生生物(オオグソクムシ)という、
現実味ありそうな所がウリみたいですが、
いやいやいや、
なまじ現実に存在する生物だからこそ胡散臭く見えるんだって!
あんなフナ虫みたいなのが、飲料水の中に紛れ込んでいて、
たった数時間で成虫になって体内食い破って出て来る?
んなわけあるかーいっ!w
なら未知のウィルスとか目に見えない病原体とかにした方がマシじゃなかろうか。
もしくはマッチョになったテラゴキとかね?w


まぁ冗談はさて置き、
ファウンド・フッテージ型のモキュメントホラーの欠点である映像の悪さ。
使われる映像によって画角や画質もバラバラで統一感に欠ける。
しかも本作では時系列配置や場所・人もバラバラで、
話があっちこっち飛びまくるので集中を阻害する。
それが何か意味するなら分るのだが、
わざとらしい煽り・混乱が目論見なのだろう、
それでいてどうでも良い情報ばかり与えてくるから、見ていてイライラしてくる。
兎にも角にも編集がわざとらしく、テンポがひっじょ~に悪い!

肝心のオオグソクムシもグロさ・不快感はあるものの、
それが恐怖や緊迫感とは無縁の存在なので、
正直、で?って感じ。

画質は不問。
映像素材によって画質のバラつきがあるのは仕方ないか。
画角や明るさもバラバラ、
映像の乱れ・チラつき・手ブレ・暗視・音声のみなど、
意図的な演出でワザと画質を悪くしているも、
実際の画質が悪いように思えるのは仕方ない事。


音質は普通。
基本はモノラルorステレオ音声映像だが、
サラウンド音声映像も一部あり。
ただファウンド・ウッテージ映像を編集してネット公開...という体なので、
ビデオ映像とは別に劇伴が加えられており、
音響としては寂しくないものの、逆に胡散臭さに拍車をかけてしまっている。
また一部、ビックリドッキリ音を仕込むなど不親切さも忘れていないw
音質自体は薄っぺらで、ややピーキーさを感じるかも。

名匠バリー・レヴィンソン監督による、
ファウンド・ウッテージ型のモキュメント感染パニックホラー。
昨今では特に珍しくもないP.O.V.手法だが、
海洋汚染によって突然変異した寄生生物という、
現実味のある素材をテーマにしているも、
オオグソクムシが人々を食い荒らすってこと事態が無理があるw
だって6年間も絶食するような仲間でっせ?w
それを抜きにしても、
寄せ集めの映像をパッチワークのように並べ替えた編集に集中を欠き、
84分間ただひたすら他人の退屈なビデオを見せられた気分。
年間、地雷映画を幾つか踏んでしまうけど、
それでも愛すべきクソ映画・B級(C級)映画と笑ってネタに出来るが、
これはネタにすらならない、
ただただ無為な時間を消費するだけの映画。


     



テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

2014.11.26 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)死霊館

本日のレンタルBlu-rayは
死霊館(初見)
2013年 1:52 22~28Mb/s(AVC) 2.8~4.9Mbps(DTS-HD Master Audio 5.1ch)

第3回きもだめし大会5本目。
1作目ソウのジェームズ・ワン監督で「インシディアス」より怖いらしい?
日本人ならば幽霊やお化けの方が恐怖しやすいが、
西洋のエクソシスト系は馴染みも薄く、仰々しくて胡散臭く感じてしまう。
ただ信じる・信じないは別にして、
映画として観ると意外と面白い作品が多くて結構好きなジャンルだったりするw
まぁ悪魔に関しては色々思う所があるけど・・・

内容は1971年アメリカ・ロードアイランド州。
実在の心霊学者ウォーレン夫妻(夫はカトリック教会が唯一公認した悪魔研究家)が、
不可解な怪現象に悩まされる一家の調査に赴き壮絶な恐怖を味わう、
実際に起きた出来事を基に描くオカルトホラー。
死霊館

冒頭でPOV風のモキュメント作りでそれっぽさを臭わせつつ、
本編ではウォーレン夫妻を中心としたドラマも良く出来ており、
ギリギリのリアリティの中で映画としての面白さも確立している。
この辺りは後半で胡散臭さが鼻に付いてしまった「インシディアス」とは違う。

ストーリーは悪霊が棲み憑く家を舞台とした割りとシンプルな怪奇現象話。
コケオドシ音による恐怖演出や、
音響効果・カメラワーク、はたまた小道具に至るまで、
古典的な手法・演出が丁寧に取り入れられており、
70年代っぽさがどこか感じられるかも。
決して奇を衒った展開や描写ではなく、
堅実かつ正統派でじっくり責めたオカルトホラー。
死霊館

じわりじわりと来る恐怖と静寂、そしてコケオドシ。
この古典的な手法ながら毎度ビックリする...
特に音響サラウンドがすこぶる良好な為、
下手にボリュームを上げているとチビりそうになるw
ただホラーとしての怖さはそれほどでもないかも。
コケオドシ音以上の恐怖は薄い。

画質はすこぶる良好。
70年代を意識した色温度の低い温か味のある色調でありながら、
解像度感・コントラスト感ともに非常に高く現代的。
特に暗部の諧調表現は驚いた。
薄暗いシーンが多い中、
最暗部あたりでも黒潰れを起こさずしっかりディティールや色味が残っている。
黒の表現が苦手なHC3800でこれだけの物が見えるんだから、
D-ILA機あたりで見ると相当ヤヴァそうだw
死霊館

音質もすこぶる良好。
静寂の中でも気配を感じさせるような音響効果が秀逸で、
かなり細かい音から音にならない音(のようなもの)が感じられる。
またそこから来るコケオドシ音との落差。
ヤヴァイ!来る!と分っていても飛び上がってしまうw
低音もロスレスならではの沈み込みで結構ガッツリ入ってる。
空間表現も広く、控えめながら不安感を煽るBGMと、
家中から聞こえる怪奇音などの配置がキッチリ分けてあり、
音響だけで恐怖感倍増間違いなし。

実際に起きた出来事を基に、ある家族が体験したオカルトホラー。
古典的手法をシンプルかつ巧妙に積み重ねてゆく、
直球ど真ん中の王道ホラー。
静寂に感じる気配感やコケオドシ音など、
秀逸な音響効果が恐怖を倍増させる。
ただし正統派がゆえ、
インパクトは薄くコケオドシ音以上の恐怖感は無い。
「エクソシスト」「悪魔の棲む家」あたりが好きならば是非。
ちなみに続編製作が決定している模様。
また作中に出てきたアナベル人形をメインとしたスピンオフ作品も公開予定だとか。


     



テーマ:ホラー - ジャンル:映画

2014.08.11 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)ゼロ・グラビティ

本日のレンタルBlu-rayは
ゼロ・グラビティ(初見)
2013年 1:31 28~35Mb/s(AVC) 2.1~2.9Mbps(DTS-HD Master Audio 5.1ch)

アカデミー賞最多7部門受賞、
無重力宇宙を舞台にした究極の3D体験など、
宣伝で囃し立て、やや鳴り物入りの大作ハリウッド映画は警戒してしまう。
アポロ13やアルマゲドンなど宇宙映画は割りと好きだけど、
評判も賛否両論っぽいし、あまり期待せずに視聴してみたが・・・。
うん、絶品でした!

内容は船外でミッション遂行中に宇宙ゴミの衝突でスペースシャトルが大破。
一本のロープでつながれたまま漆黒の無重力空間へと放り出されてしまう...
死と隣り合わせどころの話ではない。
目の前の現実として死を突きつけられる恐怖。
有無を言わさぬ孤独と絶望。

一つ一つの行動が全て生死に直結する。
これ以上ないほど分り易り易いかたちで存在を意識させてくれる
”酸素”と”重力”
ゼロ・グラビティ

物語は宇宙空間で突発的な事故に巻き込まれ、
そこから地球へ帰るために奮闘するという、
非常にシンプルなワンシチュエーションもの
登場人物もほぼ二人のみ。(なんとエド・ハリスは管制官の声のみ出演w)
ただそれだけなのに、
何が起こるか分からない宇宙だからこその緊迫した状況の連続。
これ以上無いであろう文字通り極限状態の中で見つめる生と死。
長回し撮影を多用した緊張を強いるスリラー系の映画なので、
ドラマ要素を期待していると肩透かしかも?
ゼロ・グラビティ

映像と音響から伝わる緊迫感からか、
気付いたら足を踏ん張り、息が詰まってしまっている自分に気が付いた。
「面白い」「感動した」と感情をあらわに出来る映画は沢山あるが、
こうして実際に自分が(動悸・息切れなどで)どうこうなってしまう映画は久しぶり。
初めて「ハイテンション」を観たとき以来かもしれない。
まさに恐怖の疑似体験!
こういった体験が味わえるからホームシアターはやめられませんw

画質は良好。
漆黒の宇宙空間だからクリアでカリカリな映像を想像していたが、
意外とフィルムライクな柔らかめの画調。
解像度感は十分高いが、思ったほどじゃないかも。
ただ本作の見所は何と言ってもどこまでも沈む黒の表現だろう。
ウチの環境で黒浮きが久しぶりに気になってしまった...
ネイティブコントラストの高い環境で観たらもっと凄かったんだろうなと。
2D視聴では如何にも浮遊物など3Dで飛び出して見えるだろうシーンが散見出来たが、
それでも斬新な映像美に浮遊体験を味わえました。
ゼロ・グラビティ

音響は素晴らしい。
映像こそ2D視聴だったものの、
サラウンドはDTS-HD 5.1chの立体音響。
劇場公開時はドルビーATMOSで話題になったらしいが、
5.1chでも十二分に無重力空間を体感出来る。
自在に動くカメラワークに正確無比に追従する音像定位に脳を揺さぶられ、
部屋の酸素量や気圧までも変化させる包囲感(そんな気にさせるだけですがw)
なにより緊迫感を最大限に活かす徹底した”無音空間での音響表現”
凄いというより、今まで味わった事の無い音響サラウンドでした。
また相当量の重低音が入っているので、ボリューム調整は要注意かも。

突発的な事故に巻き込まれ宇宙空間へ放り出されてしまう疑似体験。
非常にシンプルなワンシチュエーションものながら、
映像と音響から伝わる圧倒的な緊迫感に、つい体を強張らせてしまう。
これ以上ないシチュエーションの中で、
閉鎖された極限状態から抜け出し、生と死を見つめ、
”酸素”と”重力”の有り難味を実感する。
映画ならではの”映像体感”だろう。
宇宙ってとんでもなく怖い所なんですね。

ちなみにちょっと他の評価を見てみたら、
リアリティに欠けるとの感想がやたら目に付いた。
うん、
ちょっとネットや雑誌などで聞きかじった程度の知識で、
科学的考察の是非について語っちゃう?
もしかして宇宙飛行士かNASAの職員ですか?w
そんなんだから、
アポロ11号の月面着陸写真映像の真偽に踊らされるんですよw



     



テーマ:洋画 - ジャンル:映画

2014.06.02 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 さ

(BD)G.I.ジョー バック2リベンジ

本日のレンタルBlu-rayは
G.I.ジョー バック2リベンジ」(初見)
2013年 1:51 26~36Mb/s(AVC) 4.9~6.5Mbps(ドルビーTrueHD 7.1ch)

どっかで観た事ある既視感たっぷりだった前作から4年。
その間にも最新VFXをウリにした世界を救うヒーロー物が次々と公開され、
すっかりG.I.ジョーなんてものは記憶の彼方。
内容はおろか、なんとな~く雰囲気だけうろ覚え。
まぁこの手の作品に内容なんてあってないようなもの。
派手なVFXのドンパチさえ見せてくれたらそれでOKというもの。

内容は国際テロ組織コブラによって壊滅状態に追い込まれた機密部隊G.I.ジョーが、
リベンジを果たしながらコブラの世界征服計画を打ち砕くために奔走する。
前作から引き継いだキャストは顔の見えないスネークアイズと、
敵役のイ・ビョンホンのみ。
前作の内容すらうろ覚えの状態の中、
キャストすら一新してしまっているG.I.ジョーメンバーが、
壊滅状態と言われても正直ピンと来ない。
そんなんで敵も味方もキャラ紹介程々に次から次へと展開するものだから、
ヒドイ置いてけぼり感。
G.I.ジョー バック2リベンジ

金のかかった見た目の派手なアクションシーンは相変らずだが、
魅せ方が悪過ぎて興奮が続かない。
そもそも化学兵器をボコスカ使う一方で、
ドウェイン・ジョンソンの肉弾戦があるかと思えば、
ニンジャのワイヤーアクションありので、
パワーバランス悪過ぎやろ、と。
アイアンマンだのトランスフォーマーで慣れすぎたのかな。
全く楽しめない自分が少し悲しいです(´・ω・`)
G.I.ジョー バック2リベンジ

画質は相変らず良好。
最近この手の作品では珍しくフィルムグレインの残った画質。
それでも解像度感は非常に高く彫りの深い高精細な映像。
発色も色濃く鮮やかでコントラストも高い。
画質の面では前作同様、高いクオリティに仕上がっている。
G.I.ジョー バック2リベンジ

音質も相変らず良好。
こちらも珍しいドルビーTrueHD 7.1ch。
安定の空気を揺るがすような豊富な低音が盛大に鳴る。
細かい音までキッチリ再現されており、
音数が豊富で綺麗に分離された密度の高い音響。
空間表現も高く、縦横無尽にサラウンドする様は聞いていてやっぱり楽しい。

G.I.ジョーリベンジ。
金のかかった派手なアクションを強引にブチ込みまくった大味娯楽大作。
脳ミソまで筋肉尽くしの高級ジャンクフードてんこ盛り。
前作と同じ世界観だが繋がりはほぼ無く、
ドウェイン・ジョンソンが主人公。
当然ブルース・ウィリスは客寄せパンダ。
前作ファンも初見さんにもお勧め出来ない。
3Dで観るなら映像と音響はそこそこ楽しめそうだ。


     



テーマ:特撮・SF・ファンタジー映画 - ジャンル:映画

2013.11.23 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画 さ

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